2024年11月24日(日曜日) 今回の寄稿は、山根さんから。
19日に続き、今秋二度目の冷え込みである。朝のうちは、薄い雲が広がっていたが、徐々に晴れ上がり、好天となった。
本日は、山口県は岩国市周東町用田(玖珂の西隣)の、大黒山(323.4㍍)~竜ヶ岳(365.5㍍)~大梅山(276㍍)の尾根歩きに挑む。
いずれも低山ながら、急峻な頂きと深い谷を、幾つも幾つも超え続ける約8㎞の周回コースである。メンバーは、女性二人・男性五人。
山陽道玖珂ICから県道70号線に下りて直進、工業団地入口を右折、県道115号線を西へ。左手に岩国市体験交流施設「丸太村」、右手に岩国市周東文化会館「バストラルホール」の間を通って、三叉路を右(南)へ折れると、用田グランド前。9時35分、駐車する。
そこから舗装された林道を南に行くと、一つ目の登山口。さらにしばらく進み、9時45分に二つ目の登山口へ。羊歯の繁茂するロープの張られた急な坂道を上る。そこを過ぎ、左手に朝日を受けながら、南西の大黒山の頂きを目指す。低い雑木林の中、真砂土の道を進む。途中、上着を脱ぐ。
やがて、右後方に玖珂の街並みが広がって見える。北の山の端には新幹線。その風景の中程に、幾つもの巨岩を抱えた岩山が、盆地に向かって岬のように突き出ている。烏帽子岳か?まるで箱庭のごとし。見事だ。
山の上から一望、玖珂の町並みが広がっている。 |
10時30分、大黒山山頂へ。見晴らしは無い。集合写真を撮って、10時45分、竜ヶ岳に向けて出発。すぐに巨石の重なった大黒岩。ここまでは、至って順調。
11時30分、やっと、竜ヶ岳・大梅山
の分岐へ。行く手に尖った竜ヶ岳の山頂が見える。やたらに、遠く高く感じた。
さらに、尾根伝いに深い谷へ下りて行くと、地をはうようにゴーという車の走行音。そう言えば、竜ヶ岳の真下を山陽道のトンネルが通っているのを思い出す。
12時35分、山頂直前のピークへ。小石のケルンが迎えてくれる。そこへ、男性1名・女性7~8名の、私たちと同じ年格好のグループが下山してこられた。聞けば、北九州からとのこと。今日会った唯一の登山者なり。
12時50分、竜ヶ岳山頂へ。いくつかの大きな岩が、やや斜めに重なって立ち、その一つに「竜ヶ岳」と白いペンキの文字。良し悪しは別に、インパクトはある。
竜ヶ岳山頂にて |
山頂からの眺望は、360度の大パノラマと言いたいところだが、ところどころ木々が伸び、一部、視界を遮っている。
西の彼方に山陽道 |
しかし、返り見すれば、周防の山脈を背景に、来し方に大奥山、指呼の間に、大梅山も見える。
尾根道は、登り、下りの連続。 |
遅い食事をソコソコに済ませ、13時30分、大梅山を目指し、我が身を叱咤しつつ出発。
復路は、ストックを仕舞い、要所に張られたロープを頼りに、無いところは木々を支えに、滑りやすい真砂土の道を進んだ。
ホット一息つく暇もない尾根道の連続。途中、遠く南に中山ダム湖が望めた。
15時20分。やっと大梅山へ。そっけない頂上。そのまま、通過。すぐ先に羅漢岩の表示あり。
15時28分、「丸太村」の方へは向かわず、「林道」への矢印に従い、左に折れる。結果、図らずも、計画に対しショートカットになったようだ。
15時35分、今朝通った林道に出、下る。二つの登山口を過ぎ、用田グランド前に駐車した車には、15時43分に着いた。
『岩と真砂、明るい展望尾根で岩峰を次々と踏み越えて歩く。低山でこれほど長い尾根歩きが楽しめるルートは少ない』とのことだが、まさにその通りだった。だが、もう一言、『高齢者には相当厳しい、覚悟して行け』と付け加える必要がありそうだ。
当分は、筋肉痛がおさまりそうもない。
了
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