Tuesday, 4 March 2025

武田山 TakedaYama(広島市)410mh

 武田山、2025年2月23日 

天気 晴れ、気温は12℃、絶好の山登り日和となった。

朝、10時に、広島市安佐南区の祇園にあるイオンSCの駐車場に集合。

後方の武田山をめざす。

軽い準備体操の後、武田山の東側の麓の「武田山憩いの森」にむけて出発。

木々の緑が若葉色の薄い緑。

武田山の雄姿を右方向に見ながら、田園風景が広がる畑の小路地を進み、やがて

「武田山憩いの森」に到着。

さあ登ろう、武田山

武田登山ルートの看板

今日の登山コースの看板を見上げながら、左側の急登コースに入る。

道中、メンバーの行列の最後尾を歩いていたNが、坂を上っている時、足を踏み

外したか、上り坂であおむけになり、坂を真後ろに背中から後ろに倒れる。 

身体が一回転して、運よく岩にひっかかり、仰向けの姿で止まる。

幸い、擦り傷だけで良かった。転倒した弾みの勢いが強かったが、

その先の川の中まで転がらずに済んだのは幸いだった。

Nは、転倒の弾みで、できた傷口を抑えながら、後で、じっくり反省する。

転がった時、Nが使っている二本のロングステッキを初めて使用したのと、

そのステッキの扱い方に充分に使いきれていなかった事など。また、急登坂の

登り坂で、リュックの重みで、のけ反った体重が後に掛かり過ぎた、ことなどの

理由で転んだ言い訳をしていた。

 武田山は身近なところにあり、高度も比較的高くない山ではあるけど、その昔は

山城だった。地形的には、山へ登るときは油断してはいけない。Nは、彼自身の

軽はずみな行動を心から深く反省する。

 その時、気が付かなかったが。頂上へたどり着いた時、腰に付けたカメラが

無くなっているのにNは気が付いて、「倒れた衝撃で外れいたのだ!」と推測。

帰りがけに、会の元気の良い若いメンバーに、登ってきたワイルドコースを

下山してもらい、その中のS女から、滑ってころんだあたりで、発見してもらう。

無事、カメラはNの手元に戻った。「自然は、なめてかかるものじゃあーない!」

との声が聞こえ、Nは「その通おり!」と声も出ない

 後から解ったのだが、この最初に登った左側のコースは「ワイルドなコース」

だそうで、小さな谷間筋の急な登り坂コースが多いとのこと。

眼下に、広島市の市街地から遠く瀬戸の島々・・・

 きつい坂道とゴロゴロした頂上近くの岩をよじ登いくと、

見晴らしの良い高台にでる。そこからは、祇園の町が、眼下に一望に見え

「馬返し」別コースからの道と、このワイルドな登りコースの合流点から右に、

折れて「御門跡」に進む。その先は、本丸のあった「千畳閣」へとすすむ。

周りには、背の低い、芯の細い真っ直な竹が所々に植わっている。これらの竹は

「矢竹」と呼ばれているとか。昔戦国時代に、この辺には、城郭があったそうで、

ここを守っていた武田の武将が、この矢竹を切って、切々と戦のための弓矢

作っていたに違いない。と想像する。

 また、山頂の周辺には、椿の木があり、この椿の油を使って、弓矢の滑りを

菱形の岩のあたり
良くしたとか、頂上近くの「千畳閣」のたて看板に記してある。

このきつい坂と石の間を登ると、もう直ぐ頂上。

 息が切れそうな急な上り坂を過ぎ、頂上には、大きく切り開

た菱形の岩もあり、戦国時代の戦の足場が垣間見える。


 頂上の岩場の上で、先発隊の面々が涼しい顔で、後続の我々を

迎え入れてくれる。

そこからの景色は、祇園の街、太田川を挟んで、遠く瀬戸内海に浮かぶ、

似島辺りが、一段と良く見える。

ここ頂上の岩場にて、集合写真を Kさんに撮ってもらい下山する。

5人の山ガールズと4人の山ボーイズがハイポーズ

 下山コースは「御門跡から、最初登った「ワイルドなコース」に、Nが落とし

たカメラを回収しに、メンバーの中で元気の良い、別動隊が先発し、残りのメン

バーはワイルドコースとは別の道筋をたどることにする。

そのコースには馬返し」ら、傾斜の緩い登山道を「武田憩いの森」まで、

周りの景色を見ながら、ゆっくりと下山する。

 「武田山憩いの森」を過ぎたころから、小雨が降りだし、気温も下がって

きだした。

イオンSCのフードコートに入って、各自それぞれ、ラーメンなどを注文して

暖かい昼食タイムを過ごして、それぞれ解散する。

   Nの教訓:急な坂道での無理な姿勢での山登りは絶対にしない。



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