Thursday, 23 June 2022

塔が森展望公園(Togamori 、524.6mh)山口県岩国市

 今回は山根さんの寄稿です

2022年6月19日(日曜日)

 岩国市玖珂町の塔ヶ森(524.6㍍)が本日の目的の山である。

 1週間前の天気予報では、19日は雨となっていたが、その後、曇り、次に晴れ時々曇り、と変っていった。中国地方は14日に梅雨入り宣言が出ている。平年より8日ほど遅いらしい。

今日は、雲が少し厚めながらも、この時期にしてはまずまずの天気である。

玖珂SA 近くの高速道から見える台形の山、塔が森、

参加メンバーは、女性5名・男性4名、言わずもがなだが、私を含め、後期高齢者が中心である。もちろん、比較的若い方もいらっしゃる。

山陽自動車道を下り、岩国インターから県道1号線~同15号線~同136号線を走る。

136号線の上谷のバス停の先のT字路を左折(公園まで2.1㌔)し、その少し先を右折。

しばらく進むと、三叉路となり、右に折れて塔ヶ森の西の山裾を抜け、136号線は南岩国方面へと抜けてゆく。

その三叉路の鼻先に『塔ヶ森展望公園』の標識が立っている。『展望公園まで右に1.6㌔』とある。9時55分頃だったろうか。ほぼ予定どおりの到着である。

今から登る塔ケ森

駐車場は無い。三叉路の手前は、一方に駐車しても離合できる十分な幅があり、向かって右側の石垣脇に2台の車を置くとこにした。

しかし、トイレも無い。何人かが用を足したいということで、展望公園方面に1台を走らせることになった。待つこと約25分。10時20分過ぎに出発する。もちろん、マスクは外して。

先頭は、地図の読み誤りだったのか、何かを勘違いしたのか、右への標識には従わず、左へ進む。だが、その先は行き止まりか?引き返す。

塔が森登山口の案内標識

結局、すぐ先の県道脇の登山口に立ったのは、10時30分過ぎ。予定より約40分遅れ。そこには、『塔ヶ森登山口・観音堂コース・山頂まで約1時間』の立派な標識。赤字で小さく“玖珂ユウキの会”と読める。

塔が森登山口から出発

檜と竹の混じった雑木林の中の広めな道を5分も登ると、『塔ヶ森登山道・山頂まで1.1㌔ 50分』の標識。(少し、時間が合わないね)

新緑の森が、グリーンの日影となって涼しい。

V字形にえぐられた、倒木の多い湿った道を上ること10分、視界が開ける。道の脇には形の良い石。そこだけは乾いた感じ。右に遠く霞んで見えるのは玖珂の街か?喉を潤す。結局、視界が開けたのは、ここだけ。

道は結構険しく、坂ばかりが続く。未だ身体が暑さに慣れておらず、やたらに汗をかく。だが、不思議と喉は渇かない。

少し開けたところで、水分補給


森の登山道は、落ち葉が重なって歩きにくい。

意外と傾斜はキツイ

11時18分、切り立った大きな岩を背にした『岩山本正観音堂』の銘板のかかった祠に到着。無事を祈願し、しばし休む。

途中、半分くらいの所に観音堂あり


Tさん、観音さんの前を、お清め…さすがです!


観音堂をスルーして2分後、『左上手 山頂・右手 車道』の標識。そこからも、急坂が続き、平坦な道は全く無い。左右の雑木の枝を引っ張りながらヤットコサ上る。加えて、藪蚊が多く、“ムヒ”を塗る。そして、お互いに携帯の扇風機やら清涼スプレーをかけ合っては進む。道は積もった木の葉でよく滑る。下りは気をつけよう。

オカトラノオを発見

11時47分、『右 山頂・左 見晴し台』の標識。だが、先頭は見晴台に向かおうと
しない。急坂の連続で皆さん大変だろうとの気遣いか?立ち寄っておけば良かったな、と後で思った。

すると、すぐに周囲が明るくなり、広めな平坦な道に出る。もう頂上は間近である。少し盛りは過ぎているが大きなツツジが出迎えてくれた。

もう少しで頂上です

11時50分、東屋風な展望台に着く。予定より45分遅れだが、今日は余裕のある行程なので、気にならない。

東屋風な展望台

展望台に上ると、素晴らしい眺望が待っていた。吹く風も心地よい。東屋の三方の天井下には日本画風の地図が掲げられ、風景を確認できる。また、無料の双眼鏡も据えられており、覗くと、指呼の間に街並みや山々や島影が現れる。

次の写真風景の鳥瞰図絵が屋根裏の天井に


南東の眼前左に高照寺山、中央から右に薄っすらと琴石山

 南東には眼前の高照寺山や大島・琴石山・皇座山・氷室岳、北東には宮島・広島市・絵下山・灰ヶ峰・野呂山・倉橋島、西には玖珂の街なみを、それぞれを望むことができる。
 この眺望だけ空気の澄んだ時期にもう一度味わいたいと思った。

しばらく風景を楽しんだ後、昼食を摂り、恒例の記念撮影。二間四方の狭い東屋だけに、カメラマンは身体を捻って苦労の撮影となった。良く写っていること期待したい。

恒例の記念写真、狭いところですが…

その後は、今年の遠征登山についての簡単な話し合いをし、かつ、7月と8月の山行は身体への負担が大きいとして休みと決まった。なんだか、わが明日山会も大きな曲がり角を回ったような気がした。

13時下山開始。下山は、上りと同じ観音堂コースと車道を通るコースのふた組に分かれることになった。足下が悪く滑る危険を減らすとの配慮のようだ。

倒木の枝が大木に、生命力がありますね!

筆者は、前者のコースだったので不確かだが、後者のコースは、上りの11時20分頃に通過した観音堂の少し上の、山頂と車道の分岐に出、観音堂コースに戻る筈だろう。


13時40分、登山口へ戻る。その5分後、車道に迂回した組も戻ってきた。

休憩を含め、おおよそ3時間10分の山行だった。

下山中に見たシダの群生

この山は、気候の良い頃、欽明路の駅から徒歩で、のんびりと田園風景を楽しみながら、途中、春日神社等に立ち寄り、塔ヶ森の山容を眺めつつ登るのも有りかなと思った。

了。



Monday, 30 May 2022

大潰山(おおづえやま OOZUEYAMA)(997.5m)


 今月は中本さんの寄稿です。

 2022.5.22(日)

今日の山は、広島県北部の北広島町と島根県金城町の県境にある大潰山(おおづえやま)で、国道186号線を挟んでスキー場のある大佐山と対峙しています。ダイセンミツバツツジやレンゲツツジが咲くツツジの名山と紹介されており、私たちもこのツツジを楽しみに向かうわけですが、近年はツツジも減り、他の木の勢力が強くなるなど、昔ほどたくさんは見ることができなくなったともいわれています。

大潰山山頂からの眺め

中国道戸河内ICから国道191号、県道11号、国道186号を経て、大佐スキー場の駐車場に着いたのが10時前、ここに車を置きます。数台の車があり、準備運動をしているグループもありました。

大佐山スキー場

今日の参加者はここで合流した1名を含め9名(男5、女4)、晴れて絶好の天気です。 

大佐山スキー場の駐車場で準備体操(右側の方に大潰山)

10:10 スタート。来た方向へ少し戻って左折、田植えの準備が進む水田沿いの道を歩いて林道に出ます。木々の間から覗く小さな川や左右の山のフジの花を見ながら林道を歩いて35分、左側に「大潰山頂」の道標がある大潰山登山口に着きました。右側に空き地があり4台の車が止まっています。ここまで道の左手に

田んぼと畑の間の道路を通って登山道入り口へ

覗いていた小川は、この地点で林道の下を横切って登山道の方から流れ出ています。

藤の花の紫も若葉の緑に圧倒されて霞む。

近くに、エンレイソウもある。

右側に大潰山の登山口の看板を見ながら出発

沢をわたり、森の中を進む。

登山道に入って沢を渡り、水たまりのあるぬかるんだ道を進みます。この辺りは、大雨が降れば縦横に水が流れることでしょう。沢沿いに進み右に曲がって沢から離れるところで一瞬道を見失いかけましたがすぐに気づき、ここからが急坂が始まりました。ところどころに見えるコバノミツバツツジの花はもうしぼんでいましたが、「ギンリョウソウがある!」との声に足元を覗くと草陰に独特の風情で隠れていました。見つけた人に“アッパレ”です。

ギンリョウソウがあるよ!

緑の森の中はそよ風もあり、気持ち良く歩ける。

次の急坂を登ると青い空が見えるようになり、木々も低くなって明るくなります。汗を拭きながらもうそろそろとガイドにあったカラマツ林を探します。やがて右手にそのカラマツが現れレンゲツツジが見えるようになると、間もなく大潰山山頂に到着しました。

大潰山の山頂上に到着。

11:50

頂上はササの広場で、北東方面の一部を除き展望がひらけています。すぐ向こうに大佐山、臥竜山、掛頭山、深入山などが見え、さらに遠くに山並みが連なっています。先客が3~4組、15人ほど。レンゲツツジ、ダイセンミツバツツジがあちこちに咲いており、心地よい風に汗が引いていきます。目の前の景色を眺めながら、ここでゆっくりと食事と休憩を取ります。

天気も良く、近くのグループの方にシャッター押してもらう。

食事もにぎやかに

12:40 休憩後、傍示山へ向かって下ります。低木帯の緩やかな下りから、次第に林の中に入り道のところどころにツツジが顔を出します。やはりオレンジのレンゲツツジが目立ちます。鞍部へ下る斜面では、背の低いカシワの木の新葉があちこちに見られます。見晴らしの良い縦走路を風に吹かれて気持ちよく下りました。

大潰山山頂付近のレンゲツツジの花

鞍部からは傍示山に向けて急な登りになります。また林の中に入り、今度は大きなカシワの群落です。登り切って平坦な道をしばらく歩き、傍示山はまだかと地図を見るとすでに968m地点(傍示山)を通り過ぎていました。山頂を感じさせる様子はなく標識もなかったので気づかずに通過してしまいました。

大潰山(997.5m)の隣の傍示山(968m)を目指して

稜線を下る

  なだらかな道から次第に急坂になりほぼ一直線に下っていきますが、広く歩きやすい道で快適です。やがて送電線の鉄塔が立つ地点に出て、さらに下ると草の茂った湿地帯になります。ここら辺りで下から車の爆音が聞こえるようになり、しばらく歩くと登山口である大佐スキー場の大きな駐車場に着きました。

送電線の鉄塔の下から

爆音の元はここからで、モータースポーツ愛好家が駐車場の中を走り回っていました。駐車場の端でそれを見ていると、一台の車が来て駐車場を横断するよう促され、我々が横断し終わるまで走りを中止して待ってくれました。一部のスキー場では、シーズンオフの期間に、広い敷地の駐車場を各種イベントに貸し出しているそうで、この日も愛好家によるジムカーナの練習会(?)が行われていたようです。 

ジムカーナの練習会風景、右側の山裾に下山。

 ツツジの名山といわれる大潰山ですが、今回は「山肌を赤く染める」という状況ではなく、その点は私が期待したほどではありませんでした。「近年はツツジも減り、昔ほどたくさんは見ることができなくなった」ということなのでしょう。また、コバノミツバツツジの花はもう終わっていたし、時期が少し遅かったのかもしれません。

でも、山頂からの開けた展望や気持ちのいい稜線歩きは最高でしたし、予想していた狭く厳しいササの急坂などもなく歩きやすい快適なコースでした。好天に恵まれて、クマもマムシにも合わず、今日も楽しい山歩きができました。皆さん、今日もありがとうございました。





Friday, 8 April 2022

高見山(Takamiyama) 283m/尾道市向島

 高木さんの寄稿です

4月3日(日)

 今回は 尾道市向島町の最高峰、国立公園でもある高見山(283m)です。

 

洋ランセンターから高見山山頂(無線塔が2本)を望む

 山頂は古くは村上水軍の物見山であったという。

 1996年度から山ツツジや山ザクラ等8000本を植栽し、遊歩道を整備したとある(貰ったパンフレットより)

  眺望が素晴らしく、春は桜の名所とされる。この時期、各地桜満開で花見に絶好と期待です。ルートは遊歩道のある北側と南の海側があり(車でも頂上まで上がれる)今回は北側の向島洋ランセンターから登ります。

洋ランセンターの駐車場、ここも桜が満開

  参加者:前回11人よりぐっと減って少し寂しい4名(M3 W1)。しかし天気はバッチリ 一週間前は曇り予報でしたがどなたのお陰か晴れました。朝は花冷えでしたが、絶好の山登り日和です。 

 広島コム8:00出発して山陽道を一路尾道ICへ、尾道市内を抜ける折、川土手に長い満開の桜並木があり楽しませてくれました。旧尾道大橋を渡り「向島洋ランセンター」9:30着 入口で桜並木がお出迎え、洋ランの大きな栽培用ハウスが3つ、販売所も有り広々としたセンターで、ここに車を駐めさせていただく。

洋ランセンターの内部

  広場の山側に大きな遊歩道の案内板、その傍らに遊歩道入口の標識、入口の横に「向島町の木はハナミズキ花は洋ラン」とある。 

洋ランセンターの入口付近の登山口

9:45 まず緩やかな階段がありほどなく長いガラス板を縦にしてぐるっと巻いた小さな見晴台みたいな小屋がある。そこを過ぎ木立の中なだらかな気持ちの良い尾根道となり、やがて緩やかな階段へと続いていく。階段は後半急坂となっていきやっとこさ登るきると再び緩やかな尾根道となった。

ガラスの板で組み立てられた見晴台?

 道端に黄色いレンギョウの花が咲き誇り、紅いミツバツツジや白いオオシマ桜の花も現れてきて、登るにつれてずっと咲いており楽しませてくれた。 

黄色いレンギョウの花

ミツバツツジの鮮やかなピンク

この先左に、松永湾が展望できる

ここにもミツバツツジ

10:05 最初の分岐が現れ左の松永湾展望地の方へと向かう。ロープの手摺が張られた(これは上の遊歩道にもずっと張られている)ジグザグの滑りそうな下りの急坂となり、下りきると谷に赤い木橋、小さなアップダウンを繰り返しまた分岐の標識、松永湾展望地への道を下り、鞍部に着く。竹がこすれた音を出しカラスの鳴き声に聞こえる。ここからふわふわの落ち葉の急坂を登り支尾根に着き、なだらかな道を登って行くとほどなく主尾根の稜線。眼下に左に松永湾右に洋ランセンター等を望む。

 この辺からタラの芽がちらほら

 

タラの芽が・・・


10:38 H型電柱の立つ洋ランセンター分岐の標識。ここでTさんより差し入れ有りモグモグ(ありがとうございます) 

この辺でモグモグタイム

 道端にミツバツツジや山ツツジ、オオシマ桜や山ザクラなど眺めながら気持ち良く登って行くと松永湾周辺がくっきりと見えて見晴らしの良い所になり広場が現れた。 

ヤマツツジのベール

カラフルな山

11:00 周囲に桜の木が植えられて満開、ここから山頂にかけて満開の桜並木が続く。

 ただ 桜の木はまだ大きくなくて迫力には欠ける。


山桜花

松永湾から東南部の穏やかな瀬戸の海

 広場の先に廃墟となった「とらふくホテル」があり、右に進むとスパイラルデッキや藤棚の広場、 その先に大きな建物(TV局の?)、頭上には廃墟のホテルから山頂へと続く錆びたリフトが延びている。かってバブル期に賑わったのでしょうか!栄華の跡!

 

頂上付近の桜

頂上付近の広場、無線塔の下にホテルの看板

高見山生活環境保全林の看板

 スパイラルデッキに上がって風光明媚な瀬戸内海の島々、松永湾や尾道などの眺望を堪能する。

スパイラルデッキから北東側を望む

 そこから少し登ると大きな駐車場があり、ほぼ満杯。頂上も5,6台駐められるが満車状態で引き返す(中にはバックでー)車多し。

 

高見山不動尊


この上のベンチで昼食

 駐車場から車道を「高見山不動尊」を左に見ながら登ると、頂上手前右手2mぐらいの高さに「雨乞いの石碑 高見山龍王神」があり、ベンチもある。頂上は人多く弁当ゆっくり食べられないかもで、幸いここは人気も無いのでここで昼食とする。11:25

 

ここにもミモザの黄色い花

 ふと見ると車道の左側にミモザの黄色い花がいっぱい、小さい苗木もたくさんあり、群生している。何年後かには桜と共にミモザも有名になっているかも!!

 12:05 高見山山頂

 

右上に、しまなみ海道の大橋


 山頂はTV局の送信所にかなり占拠されているが

展望台(下がトイレ)や海側に張り出した広いウッドデッキが設置されている。

 

山頂展望台ウッドデッキ、尾道水道方面

 展望台に上がると360度の大パノラマが広がり素晴らしい眺望。

東に福山方面、南に因島大橋から大三島四国方面、西に三原沖の多数の小島、竜王山筆影山等、北に賑わう千光寺公園、尾道市内。

 

 ここに珍しく南の海上 上空に飛行船(アサヒスーパードライ)が現れ、海・島と

マッチして絵となりました。 

珍しく飛行船が飛んできた!

12:20 年配のご夫婦にお願いして集合写真     

登頂記念写真

 下山は南側にある「瀬戸のうたみち」を周遊する。

展望台の横から急坂を下っていくと道の両側に大岩・巨岩がいくつもあり

それぞれ説明板を付けて、歌が彫ってある。

千草有功の歌碑

高浜虚子の句碑



高浜虚子の句碑につて解説

その昔、尾道・向島を訪れた文人墨客が詠んだ瀬戸にゆかりの詩歌が自然岩に刻んである。

小林一茶(静けしや 春を三島の 帆かけ舟)、高浜虚子等他たくさん・・・・・

南斜面の遊歩道からの瀬戸の眺め

 歌や巨岩を眺めながら下りて行くとベンチが設置されている所がある。南からの登りの7合目 分岐を左の遊歩道に向かう。明るく良く整備された南斜面の遊歩道を瀬戸の海をのんびりと眺め楽しみながら進むとやがて駐車場に戻ってきた。12:46

 スパイラルデッキ⇒広場⇒洋ランセンター分岐と戻り、ここから急な階段を下りていき洋ランセンターに戻った。13:20 予定表とピッタリの時間でした。

ÑさんとTさんがランを購入して帰路へ~ 15:00広島着

 

下山の途上で出会った、本日最高のミツバツツジ

 天気よし 花いっぱい 尾根はなだらか 眺望抜群 満足感のある一日でした。