Friday, 8 April 2022

高見山(Takamiyama) 283m/尾道市向島

 高木さんの寄稿です

43日(日

 今回は 尾道市向島町の最高峰、国立公園でもある高見山(283)です。

 

洋ランセンターから高見山山頂(無線塔が2本)を望む

 山頂は古くは村上水軍の物見山であったという。

 1996年度から山ツツジや山ザクラ等8000本を植栽し、遊歩道を整備したとある(貰ったパンフレットより)

  眺望が素晴らしく、春は桜の名所とされる。この時期、各地桜満開で花見に絶好と期待です。ルートは遊歩道のある北側と南の海側があり(車でも頂上まで上がれる)今回は北側の向島洋ランセンターから登ります。

洋ランセンターの駐車場、ここも桜が満開

  参加者:前回11人よりぐっと減って少し寂しい4名(M3 W1)。しかし天気はバッチリ 一週間前は曇り予報でしたがどなたのお陰か晴れました。朝は花冷えでしたが、絶好の山登り日和です。 

 広島コム8:00出発して山陽道を一路尾道ICへ、尾道市内を抜ける折、川土手に長い満開の桜並木があり楽しませてくれました。旧尾道大橋を渡り「向島洋ランセンター」9:30着 入口で桜並木がお出迎え、洋ランの大きな栽培用ハウスが3つ、販売所も有り広々としたセンターで、ここに車を駐めさせていただく。

洋ランセンターの内部

  広場の山側に大きな遊歩道の案内板、その傍らに遊歩道入口の標識、入口の横に「向島町の木はハナミズキ花は洋ラン」とある。 

洋ランセンターの入口付近の登山口

9:45 まず緩やかな階段がありほどなく長いガラス板を縦にしてぐるっと巻いた小さな見晴台みたいな小屋がある。そこを過ぎ木立の中なだらかな気持ちの良い尾根道となり、やがて緩やかな階段へと続いていく。階段は後半急坂となっていきやっとこさ登るきると再び緩やかな尾根道となった。

ガラスの板で組み立てられた見晴台?

 道端に黄色いレンギョウの花が咲き誇り、紅いミツバツツジや白いオオシマ桜の花も現れてきて、登るにつれてずっと咲いており楽しませてくれた。 

黄色いレンギョウの花

ミツバツツジの鮮やかなピンク

この先左に、松永湾が展望できる

ここにもミツバツツジ

10:05 最初の分岐が現れ左の松永湾展望地の方へと向かう。ロープの手摺が張られた(これは上の遊歩道にもずっと張られている)ジグザグの滑りそうな下りの急坂となり、下りきると谷に赤い木橋、小さなアップダウンを繰り返しまた分岐の標識、松永湾展望地への道を下り、鞍部に着く。竹がこすれた音を出しカラスの鳴き声に聞こえる。ここからふわふわの落ち葉の急坂を登り支尾根に着き、なだらかな道を登って行くとほどなく主尾根の稜線。眼下に左に松永湾右に洋ランセンター等を望む。

 この辺からタラの芽がちらほら

 

タラの芽が・・・


10:38 H型電柱の立つ洋ランセンター分岐の標識。ここでTさんより差し入れ有りモグモグ(ありがとうございます) 

この辺でモグモグタイム

 道端にミツバツツジや山ツツジ、オオシマ桜や山ザクラなど眺めながら気持ち良く登って行くと松永湾周辺がくっきりと見えて見晴らしの良い所になり広場が現れた。 

ヤマツツジのベール

カラフルな山

11:00 周囲に桜の木が植えられて満開、ここから山頂にかけて満開の桜並木が続く。

 ただ 桜の木はまだ大きくなくて迫力には欠ける。


山桜花

松永湾から東南部の穏やかな瀬戸の海

 広場の先に廃墟となった「とらふくホテル」があり、右に進むとスパイラルデッキや藤棚の広場、 その先に大きな建物(TV局の?)、頭上には廃墟のホテルから山頂へと続く錆びたリフトが延びている。かってバブル期に賑わったのでしょうか!栄華の跡!

 

頂上付近の桜

頂上付近の広場、無線塔の下にホテルの看板

高見山生活環境保全林の看板

 スパイラルデッキに上がって風光明媚な瀬戸内海の島々、松永湾や尾道などの眺望を堪能する。

スパイラルデッキから北東側を望む

 そこから少し登ると大きな駐車場があり、ほぼ満杯。頂上も5,6台駐められるが満車状態で引き返す(中にはバックでー)車多し。

 

高見山不動尊


この上のベンチで昼食

 駐車場から車道を「高見山不動尊」を左に見ながら登ると、頂上手前右手2mぐらいの高さに「雨乞いの石碑 高見山龍王神」があり、ベンチもある。頂上は人多く弁当ゆっくり食べられないかもで、幸いここは人気も無いのでここで昼食とする。11:25

 

ここにもミモザの黄色い花

 ふと見ると車道の左側にミモザの黄色い花がいっぱい、小さい苗木もたくさんあり、群生している。何年後かには桜と共にミモザも有名になっているかも!!

 12:05 高見山山頂

 

右上に、しまなみ海道の大橋


 山頂はTV局の送信所にかなり占拠されているが

展望台(下がトイレ)や海側に張り出した広いウッドデッキが設置されている。

 

山頂展望台ウッドデッキ、尾道水道方面

 展望台に上がると360度の大パノラマが広がり素晴らしい眺望。

東に福山方面、南に因島大橋から大三島四国方面、西に三原沖の多数の小島、竜王山筆影山等、北に賑わう千光寺公園、尾道市内。

 

 ここに珍しく南の海上 上空に飛行船(アサヒスーパードライ)が現れ、海・島と

マッチして絵となりました。 

珍しく飛行船が飛んできた!

12:20 年配のご夫婦にお願いして集合写真     

登頂記念写真

 下山は南側にある「瀬戸のうたみち」を周遊する。

展望台の横から急坂を下っていくと道の両側に大岩・巨岩がいくつもあり

それぞれ説明板を付けて、歌が彫ってある。

千草有功の歌碑

高浜虚子の句碑



高浜虚子の句碑につて解説

その昔、尾道・向島を訪れた文人墨客が詠んだ瀬戸にゆかりの詩歌が自然岩に刻んである。

小林一茶(静けしや 春を三島の 帆かけ舟)、高浜虚子等他たくさん・・・・・

南斜面の遊歩道からの瀬戸の眺め

 歌や巨岩を眺めながら下りて行くとベンチが設置されている所がある。南からの登りの7合目 分岐を左の遊歩道に向かう。明るく良く整備された南斜面の遊歩道を瀬戸の海をのんびりと眺め楽しみながら進むとやがて駐車場に戻ってきた。12:46

 スパイラルデッキ⇒広場⇒洋ランセンター分岐と戻り、ここから急な階段を下りていき洋ランセンターに戻った。13:20 予定表とピッタリの時間でした。

ÑさんとTさんがランを購入して帰路へ~ 15:00広島着

 

下山の途上で出会った、本日最高のミツバツツジ

 天気よし 花いっぱい 尾根はなだらか 眺望抜群 満足感のある一日でした。

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