Sunday, 27 March 2022

  安芸の小富士(Aki no Kohuji )278mh  下高山(Simotakayama)203mh / 似島

2022320

瀬戸内海に浮かぶ似島
今日の山は、広島港の南沖3.5kmの瀬戸内海に浮かぶ似島の安芸の小富士(278mh)と同じ島のもう一つのピーク下高山(203mh)に登ります。この似島には2018225日に登っており、4年ぶりの似島の山登りです。今回は、男性5人、女性6人の11人の若き健脚?メンバーです。

似島学園前の港から上陸

930 広島港から似島行きフェリーに乗船し、似島学園前の桟橋に上陸。今日は春分の日の前日の日曜のためか、我々と同じ登山客が大勢乗っており、フェリーはタッチ・アンド・ゴーで、停泊時間が短く、ラウドスピーカで大勢の下船客をせかしている中、我々も慌てて下船しました。波止場の近くのトイレで用を済ませて、似島学園のグランドを通って登山口へ向かいます。

 1000 登山口から登頂開始です。今日は気温も15℃ぐらいで、風も弱く日差しもあり、歩くには絶好のハイキング日よりです。

登山口の近くには「いのちの塔(聖徳太子2歳像)を見上げながら、迂回して登山道にはいります。フェリーで一緒だった大勢の団体ハイカーが一斉にぞろぞろと登り始めたので、普段は一人しか通れない山道には30m~50mぐらいの長い縦列ができました。ザラザラとした真砂土の少し傾斜のキツイ、幅の狭い溝のような坂道を黙々と登って行きます。

いのちの塔(聖徳太子2歳像)

1019 登り坂の途中の道が広くなっている場所を見つけ、後続の団体列をやり過ごして、しばしのモグモグタイム休憩を取ります。

モグモグタイム

そこからは陽光に輝く、穏やかな瀬戸内海が真下にひろがり。先ほど通過した学園や港付近の牡蛎いかだや、金輪島や対岸の山影や木々そして、並んでいる住宅などが見えます。 

牡蛎いかだや、金輪島などが見える

1035 尾根筋の分岐に到達。そこを左に進んで一気に頂上を目指します。

傾斜が急にきつく感じられ

傾斜が急にきつく感じられ、足を乗っける岩を吟味しながら滑らないよう注意しながら登ります。

頂上も近いが急登

 1050 灌木の木立の間を抜け、頂上にある航空保安施設のオレンジ色の二本の太い柱が金網の向こうに見え、視界が急に開けると、そこが安芸の小富士(278mh)の山頂です。ついに山頂に到着!

空模様は少し雲がかかってきましたが、見通しは良く、遠くの山もよく見えます。大きな案内板には、ここから見える山の名前が書きこんであるので、方角とだいたいの山の形で山の名前が判別できます。

頂上にある大きな案内板

早速、集合写真をパチリ。頂上広場に居られた、家族連れのご主人にシャッターを押しをお願いしました。連れの小学生ぐらいのお子さんが、そばに一緒にいて、大きな声で「ハイ・チーズ」と大きな声をかけてくれたので、皆、思わず「にっこり」でした。おかげで、いい写真が撮れました。そのお子さんに感謝です。

「ハイ・チーズ!」

 1100次の下高山ピークを目指してひとまず下山、途中の尾根(似島学園)分岐点からは下高山がクッキリ見えます。

前方、南の方角に下高山が見えます

その分岐点を少し下った所に、黄色いミモザの花の群生地があり、ちょうど今の時期が満開です。

ミモザの黄色と帽子の青色、ウクライナの国旗の色?

このあたりの登山道に沿って木々の上には黄色い花が咲き誇り、黄色いベールを纏ったようです。当山の会のK会長は、海をはさんで対岸の沿岸部からでも、望遠で見頃だとわかるぐらいだと。 

ミモザの黄色い花、結構、高いところに開花しています

ミモザの花は、黄色く、ふさふさして可愛いい

1130 おそらく小中学生くらいの30人近くの子供たちが、山道の広く空いた場所で、一段と大きな10m以上もあるミモザの木の下に集まって、樹上の黄色い花のみごとな咲きっぷりを見上げて、引率の先生の説明に耳をかたむけていた。

黄色いミモザの花を見上げて、野外学習
 

1140 坂道は少しなだらかとなり、両サイドは竹藪になり歩きやすくなります。やがて海の見える丘の墓地のちかくを通って下高山の登山口に出ます。 

みごとな竹林の道を進む


似島港からの道と合流

1200 なだらかな坂道をしばらく行くと、4年前に、来た時と同じ個所の道端に5か所ぐらいオリエンテーリングの番号のついた赤いポストがあり、ポストの中には質問紙が用意されています。 

赤いポストには、似島にかんする質問紙が入っています

1205 さらに進むと、道端にオートバイが置いてあり、そのハンドルの前のカゴには、ビニール袋の中には直径が10cmぐらいの黄色い食べごろの“八朔”が56個はいっており、入金箱と一緒に置いてありました。一袋200円で無人販売をしてました。

オートバイの前のカゴで”八朔”の無人販売中

一緒に歩いていたkさんが、「買いたいけど、一袋で結構重量があり、重そう!」とためらっていたところ、やさしいTさんが「わしのリュックに入れて運んであげるから、買いんさいや!」ということで、早速、お買い求め。

谷間の向こうの山道から、先に進んでいたNさんが、「おおーい、急げ!予定時間に遅れているぞー!」との声!慌てて、出発進行。しばらく上り坂が続く、結構キツイ。日頃鍛えていたつもりだが、足が重くなって、顔をゆがめて一歩一歩登る。

1230 176mhピーク分岐に到着、一瞬、やれやれ着いたか?…まだここは下高山ではない? 高度ではさらに30mばかり高い下高山が、小さな谷間をはさんで前方に見える。

ここは176mhーク分岐点でした

下高山山頂はまだ先だよ!

1255 やっと下高山山頂203mhに到着。登ってくる途中に出会った方に、「山頂は、満員状態ですよ!」と知らされたが、お昼時のピークは過ぎたようで、

丁度、我々が登り切った時は、入れ替わり状態で良かった。一番眺めの良い藤棚の下のベンチや近くの石段に陣取ることができました。このベンチからは、能美島や山口県の大島、四国の山脈や伊予灘あたりの半島の山影が見えます。

下高山山頂から南方面の眺め

 1300 昼食開始!特に山ガールさんには、お菓子やフルーツを配っていただき、数々の差し入れ、いつも有り難うございます。 

下高山山頂でのハイ・ポーズ!

1355 満腹になったところで、近くに居られた方に集合写真を撮っていただき、下山開始。下山道は、島の西側の似島港へ降りるコース。途中、鉄塔の下を通り、今朝ほど登った安芸の小富士やミモザの黄色い花の群生箇所を遠くから眺めながら下山する。 

安芸の小富士が遠くそびえている

1430 帰りのフェリーも、本日は、ほぼ登山客でかなり多かった。

安芸の小富士と呼ばれるこの似島の山、高さもあまり高くはないが、我々のような中高年や家族連れで登るには、広島市内から近くにあって、比較的に登りやすい山ですが、部分的には意外と急坂もあり、花崗岩の真砂土のザラザラした砂や石に足を取られて滑らないように注意。

本日のように、天気の良い日に当たれば、山頂からの眺めは抜群です。宮島など瀬戸内海の島々や広島市内とその周辺から郊外に向けて広がる県内の山々、山口県の大島や四国山脈の山や半島も見えます。

今日は、似島の二つの山に登って結構ハードなコースでしたが、ミモザの見事な黄色い花を楽しめ、足の衰えを感じながら登り切れて満足しました。今宵は美味しいビールが飲めそうです。了

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