Wednesday, 15 August 2018

白馬岳 8月3日  Shiroumadake (2938m) 

大出吊り橋の向こうに杓子岳、白馬岳

 この度の白馬岳登山は明日山会として、5年前に大雨のために登頂を断念したこともあり、どうかと思ったが、今回は幸運にも天気に恵まれ、企画者のNさんの感想は、昨年の立山を100%とすれば120%以上の出来とのこと。
8月3日  栂池~天狗原~白馬大池~小蓮華山~三国境~白馬岳
 白馬岳を目指して栂池山荘を朝5時に出発。今日は長丁場になる。白馬山荘には午後の夕立や雷雨などに山腹で会わないようにするためPM2時までには入りたい。白馬岳山頂と出発点の栂池山荘との高低差は約1000mは下らない。

 軽い足取りで2000mの高原の樹林帯を抜け、約一時間半で天狗原までのジグザグの登坂路を登る。

天狗原の木道 白馬乗鞍岳の雪渓が光る
 視界が急に開け、山道はこれまでのゴロゴロ道から、足運びのスムースな木道に変わり、すぐに天狗原に到着。しばらく、辺りを見渡す。正面の白馬乗鞍の山肌には白い雪渓があり、ゴルフ場のバンカーのよう。
歩き心地の良い木道に足を踏み外さないように伝っていくと、右に風吹き大池別れの木道、左に白馬乗鞍岳への木道、左へ進みやがて木道からゴロゴロした中小の岩の登り道になる。

岩から岩へ、登っていく
この登山路は岩がずっと連なり、上りは、手と足をうまく使って楽に行けるが、下りはキツイ岩場の山道と化す、ホップ、ステップで要領良く、足を石の上に置いてジャンプして飛んでいかないと、歩くのがいやになるくらい足首の疲労が増す。登りは気にならなかったのが、下りでこんな道を通ったのかいと思うぐらい、歩く道の印象が違うように感じになる。
右手に雪渓が見える 涼しい!
 やがて中小の岩から巨大な岩がゴロゴロした登りになり、足場が大岩の合間に足を踏み込ませないよう気を付けながら、登っていくと雪渓(雪田)が見えてくる。それを右に見ながら大岩をよじ登っていくと、雪渓を横切る場所にでる。かねて用意してきたアイゼンをめいめいが取り出して、装着をはじめる。雪田での初めてのアイゼン実践となって、しばし緊張、装着の仕方も予習してきたが、ままならぬ、どうにかこうにか装着し終え、初のアイゼン使用をたしかめながら雪渓を横切る。
雪渓の雪はかき氷のように少し柔らかい

 ここの雪田を渡り切る幅は約50~70mぐらいで、この時のコンディションでは雪質も柔らかく、踵と靴の横をエッジがわりに角度をつけて雪の上を進めば、アイゼンがなくてもすべることはなく、また、安全のためにコース上にはロープも張ってあり、滑落のおそれは無さそうだが、安心して登りきるため、重いアイゼンを持ってきた甲斐があった。
前方は 白馬大池付近から雷鳥坂
 雪渓を抜けたら、すぐにだだっ広いハイ松生い茂る原っぱにでる。岩の登山路が真ん中のケルンまでつづく。
白馬乗鞍岳山頂のケルン
 白馬乗鞍岳のケルンを過ぎ、岩場の下り道を歩いていくと、青い白馬大池と赤い白馬山荘の山小屋が眼下にみえてくる。山荘までの道はゴツゴツした下りの岩場が続く。景色に見とれて足をふみはずさないよう注意しながら降りる。
白馬大池の水は青く澄んで、泳ぎたい気分
 白馬大池山荘の裏手の繁みで雷鳥の親子を発見、近くに居合わせたラッキーな人達は、大急ぎでカメラをパシャ、パシャ。雷鳥は霧の中でしか現れないと思ったが、皆さん大喜び。しばし、雷鳥親子のお出ましで、登山の疲れも吹っ飛ぶ。


20m前方に堂々とした雷鳥さんが親子で散歩していました
雷鳥のひなたち、親鳥の後を追っかけていく・・・
白馬大池山荘テント村でひとまず昼食、再び登山路へ。雷鳥坂を登り、小蓮華山の稜線を登る。
雷鳥坂から白馬大池を望む

Mさん、肩から胸元へぶら下げている白馬の花の図鑑がユニークで、透明なビニールの袋で袋の上からでも、一目で花の図鑑と実物を見比べられることができる。すれ違う登山客の花のフアンには大もてでした。
雷鳥坂を登る、いよいよ雄大な白馬の背中の鞍部に
 雄大な、白馬岳の背なかの鞍部を登って、白馬の絶景を楽しみながらいこう。
小蓮華山への稜線を進む
この先は、尾根道のアップダウンが何回かつづきニセのピークもあり、起伏に富んだ天空ロードだ。

道は石がゴロゴロしがれきがつらなる道だが、歩き易い。道幅の広いところと狭いところがあり、両サイドは石の連なる急峻な坂というよりは崖と言っても良い。滑り落ちたら、勢い、数百メートルの谷底まで転がり落ちる。
小蓮華山から白馬岳を展望 雲に隠れている
今日の恵まれた天気は遠くまで見通せて、アルプスの山々と緑と黒の地肌に雪渓の白いパッチ模様を見ながら高い稜線を歩くのは実に気持ちが良い。山を登る者にとっては、この情景こそ最高のギフトになる。
三国境からの眺め、朝日岳へ連なる稜線か?
シナノキンバイ
ただし、足の方はペースを崩すと最後の白馬岳山頂付近になると、一歩一歩がかなり重く感じられ、靴底におもりをぶら下げたかのように上がらなくなり、息も相当苦しくなる。

 苦しい道中を癒してくれるのは、素晴らしい景色と足元に可憐に咲いている花、白馬のお花畑は種類も多く人を引き付ける。Mさんの今回撮影した花を紹介します。

イソギキョウ

コマクサ

三国境を過ぎたころには、先頭を行く先行組とのんびり組に分かれて、のんびり組は休憩の回数が増えてしまい、ますます差がつく。休憩の数が増加するとその分苦しみは倍加しますます足取りが遅くなる。果たしてこのままたどり着けるかと心配がよぎる。
白馬岳は間近に・・・


クガイソウ

何十年か前に、Mさんと一緒に今日と同じコースを登ったことがあり、その時は雨の中だったが、こんなにキツイ思いはしなかったはずだったが?
目の前の山にかかっていた雲が晴れ、その頂上が顔を出した。ゴールはもう目の前だ!と白馬岳の山頂だと思い、足を励まして登ると、そこの光景はなんと、その向こうにさらに高い頂きが遥かかなたに聳えているではないか!
白馬岳の山頂に着いた?
 その頂きを越せるのかという不安と足を引きずって登るときの苦しみがおそう。それらの不安と苦しみをだまし、だまし、コツコツと歩いて、白馬岳山頂についに到達。その時の達成感と解放感とは何物にも代えがたい。先発隊、いや先行組が、駆け寄ってきてくれて「良く登ってこられた!」と祝福と拍手を受ける。

白馬岳山頂(2932m)厳しかった道程も忘れて
山頂には、丸い石碑のようなものがあり、ここで思い思いのポーズで記念写真をパチリ。

今宵、宿泊させてもらう白馬山荘はついこの山頂の下。15分ぐらいで到着、宿泊手続きを済ませて、荷物をあてがわれた部屋に持っていき、食堂やトイレなどの場所を確かめる。食事までの時間に間があるので、受付の建物の真向かいの喫茶ホールへ行きビールなどで一服。ホールの窓からは立山や剱が見える。


白馬山荘の庭から見た夕暮れ 明日も良い天気を期待して
さすが、2900mの白馬山荘、窓からの眺めは抜群!宿泊客は何人くらいかはよくわからないが、食事タイムのとき手際良く、システム的にお客を誘導し、さばいていたのが印象的。いずれにしても800人は収容できると書いてあったが、ざっとかぞえて300人以上はいたかも、それにしても多い。
明日は同じきた道を引き返す。よい天気に恵まれそうだ。今宵はザコ寝。




Wednesday, 25 July 2018

宮島弥山 535m (Miyajima Misen)

(今回の寄稿は増田さん)
7月22日 明日山会 弥山登山    
宮島口フェリー乗り場にM4名W4名計8名8時半に集合 港拡張工事の為いつもより倍の距離を歩き損した気分が 全員ボックス席にすわれ得した気分に変わる。 

大元公園の水族館側から見える厳島神社の大鳥居


船は10分で港に到着 トイレを済ませ9時に出発 
今日も35℃以上の気温が予想され 熱中症対策を十分にするよう
繰り返し報道がなされている。
宮島の鹿さんたちも、この暑さにはしかたないと・・

晴女Kさん シャツシャワーなるスプレー液を全員にサービス
体が冷やされて気持ちがいい 次々と新商品に驚くばかりです。
 
今日の登山ルート 登り大元谷コース下りは紅葉谷コース熱中症対策ルート。

厳島神社先端の砂浜を歩き、大元公園まで近道


干潮時間なので厳島神社先端の砂浜を歩き大願寺から海岸線沿いに水族館そして
9時30分大元神社に到着。
大元神社 絵馬が奉納してある
大元神社では、宮島で有名な御鳥喰式があります。 7恵比寿神社を船で回り神鴉に吉凶を占っていただく神事でその終了後に 絵馬を奉納する神社が大元神社で厳島神社より古いとされています。
大元の名前の由来を残しているのかもしれない。

緩やかな道を上ると大元公園に到着 鹿の家族が穏やかに腰を下ろし草を食べています
30頭以上の大グループで 厳島神社周辺の鹿に較べマナーが良く毛並みが
美しく感じられます。

鹿のファミリー達 オスを中心に木陰で涼をとっています

 少し登ると樅の木の巨木に圧倒されます
案内板によると海抜300メートル以上にしか群生しない樅の木が海抜に近いところに
群生しているのは非常に珍しく研究の対象になっています。とのことです。

Mさんの樅(モミ)の木の解説に、聞き入る


更に少し登ると
日本3大奇襲合戦厳島の戦いの最大の場所にでます。戦利の首を池で洗いその血で川が赤く染まったそうです。以後その怨霊が災いをもたらすので100年後に慰霊碑を 
たて供養したそうです これが血仏といわれています。
慰霊碑の写真を撮るとその部分が赤く映るらしい?

登山道に戻りしばらく歩くと「4町」の町石を見つけます。

「4町」の町石

仁王門あたりに22町の町石があります
ちなみに紅葉谷、大聖院は1丁の表示になります。
仁王門あたりで18丁になります。
大元ルートは奥の院を目指した標識 紅葉谷と大聖院ルートは弥山山頂を目指した
標識と言われています。

4町から20分ほど富士山の形をした岩がありますその名のとうり 富士山岩
岩の高さ8mです

富士山の形をした富士山岩

5分ほど登ります 8町 の町石です。更に
急勾配を上ると蝉の鳴き声に出会いました。Nさんがコーラスと呼びました
確かにパートごとにハモっています。

11時に休憩 飴の支給があり元気を取り戻します

5分ほど登ると風穴岩に到着 弘法大師を祀る祠があり 冷たい冷気が有り難い
側を離れたくない。

冷たい冷風気が有り難い


そこから
10分ほど登ると 17町 駒ヶ林の断崖壁
右に少し下れば 弘法大師 修行の岩屋大師

石室の空間、パワースポットです

このあたりが岩の大元の景観を讃えられてところ。

80mの岩壁沿いに10分ほど登れば乗っ越し 弥山と海が見える
このルート最高のポイント

 乗っ越しを下り左に駒ヶ林を見ながら10分ほどで仁王門ここで小休憩
最後のラストスパート水掛地蔵さんにお参りを済ませ
干満岩経由で弥山展望台に到着12時20分

弥山山頂の大岩の前にて

新しいシャツに着替えて昼食 優しい女性の差しいれで幸せな食事でした
下山時刻2時と決めて展望台の座で 
Nさんの白馬岳に関する情報や心構え時間、お金など丁寧な話がありましたあと10日余りです。
展望台の座では昼寝をする人 展望する人 ザッダンする人 時々爽やかな風が吹く

弥山山頂の大岩付近からの眺め その1



弥山山頂からの眺め その2 

弥山山頂からの眺め その3


2時に下山開始
紅葉谷コース風がない 熱い 
海軍省 8丁 地点 谷に下りて顔を洗う 気持ちがいい

谷にのせせらぎにて ほてった顔を洗う 救われる!

4丁地点 土砂崩れで水道菅露出 近くのトイレ使えない

15時30分海軍御用達 紅葉荘 にて休憩 かき氷 を食べる
今年はじめて 300円は安い

16時20分フェリ-にて宮島にお別れ 16時35分解散
お疲れ様でした。

西日本を襲った記録的な豪雨と災害により目的地府中市にある岳山から
安全が確認された宮島弥山登山へと変更になりました。

4月大田市地震による 大江高山 の変更もあり 災害を身近に感じます

自分の身は自分で守れるようにしたい と思います。

Friday, 29 June 2018

多飯ヶ辻山 (Oiigatsujiyama)

今回の寄稿は山根さんです
平成30年6月24日(日曜日)
 梅雨前線は南海上へ離れ、代わって西から張り出した高気圧が中国地方を覆い、梅雨の晴れ間をもたらした。
 本日目指すは、庄原市にある多飯ヶ辻山(おおいがつじやま)1040.3mである。岡山県と鳥取県との県境に近く、道後山の南、小奴可(おぬか)盆地に聳える山である。
ほぼ定刻の7時30分、男性4名・女性3名で2台の車に分乗し、商工センターを出発。途中、中国道の帝釈峡PAで、直行のM、Nの両氏と落ち合う手筈である。
さあ登るぞ多飯ヶ辻山!頂上が手前の森の後ろに見える

ところが、帝釈峡PAに着くや、商工センター出発組みのN氏に緊急の知らせが入り、残念なことに、同氏ひとりUターンと相成った。
東城ICを降りて、国道314号線を「東城・上帝釈(道後山)・新見」の標識に従い、3kmほど走った後、県道12号線に入る。狭くなった道を右に左に、要所に置かれた「多飯ヵ辻山」を示す赤い矢印を頼りに進むも、勢い余って、一度、間違えてしまった。
9時30分過ぎ、井河内の東登山道口に到着。出発時には、厚めの雲に覆われていた空は、この頃になると、すっかりと晴れ渡り、目指す山の秀麗な姿が美しく見えた。
登山道口は、20台ほど駐車のできる広場にあった。その隅には、簡易トイレが設置され、丁寧に拵えられた10数本の杖と立派な案内板が、登山客を迎えてくれていた。いずれも、未だ新しい香りがする。
9時50分過ぎ、登山口を出発。山頂までは、2.5km、道々、七つの一丁地蔵さんが案内して下さるそうだ。
岩とお地蔵さん

登ること10分、最初のお地蔵さんにお目にかかる。無事をお願いして進むと、やがて、短いがしっかりとした金属の階段が現れる。
浅い広葉樹林の木漏れ陽の中、決して険しい道ではないが、次第に汗ばんでくる。時折吹く風は、湿気がなく、清々しい。
10時25分、林道終点に至る。標高約800mの標識を確認し、さらに登ると、ところどころの木々にくくられた白い札が目に入ってきた。字が消えかかったものもある。良く見ると、木の名前と番号が記されていた。木々や花々に疎い私にはありがたい。山頂直前までに70いくつかの番号があったように思う。
天王社
10時57分、標高約1000mの標識がある。その先に「天王社」の古びた木製の鳥居が建っており、一礼してくぐり、奥の社を拝む。

殿(しんがり)となった3人の内、M・K二人の先達は、○○トラノオ・○○ツツジ・タラノメ・ギボウシ・○○イチゴ、・・・・とつぶやいては、盛んにシャッターを切っていらっしゃる。音痴の私がわかるのは、たしかに植生の豊かなことぐらいである。
オカトラノオの蕾
モミジイチゴ
先頭とは、随分離れ、11時12分、東屋の下に至る。この東屋も手造り感と新しさを漂わせていた。
天東屋、ここで弁当タイムを過ごすことに・・


ノイバラ

レンゲツツジ
この花は?
近くに設けられた展望案内図には、「比婆山・道後山方面」・「大山方面」・「○○方面」の三方面の写真が載せられていた。
頂上直下のこの辺りで、イチゴやらの写真を撮り続け、10分以上も留まっていただろうか。
先着組みに遅れること約20分、11時20分に頂上到着。樹木が茂って展望は全く効かない。先着組みは、既に、北側にある「大仙智明(だいせんちみょう)大権現」のお宮に下っていた。
大仙知明大権現

お宮は新しく建て替えられた大小3棟から成り、辺りは整備途上を思わせる様で風情は無い。眼下は、植林された檜があっけなく伐採され、山肌が露出、ジグザグに走るキャタピラの痕が痛々しかった。
しかし、その先の粟田地区を望む景色は、青空の映える大パノラマとなって、私たちを十分に楽しませてくれた。
猫山と道後山、遠く左側に大きく見えるのが猫山、道後山は手前の山の後ろに

比婆山連山、中央遠くに右から、伊良谷山、毛無山、比婆山、立烏帽子山、竜王山 

切り倒された大きな檜の根元に置かれた、「安永」と刻まれたお地蔵さんの姿も可愛く、心和むものだった。が、その姿は、奇妙に新しげに映り、不思議に思えた。

檜の大きな切り株の上で・・
山アジサイ
お宮から頂上に戻る途中、可憐に咲いた山アジサイが美しかった。頂上では西登山道を確認。恒例の集合写真を撮った後、昼食は、東屋で摂ることになる。
多飯ヶ辻山の山頂に集合!


食後は、もっぱら、8月初めの「白馬」への遠征登山の詳細な説明をN氏から受けて過ごした。
途中、まるでジャングルのような繁み

12時45分、登って来た道を下り始める。雑木林の中を快適に下り、13時10分、林道終点(標高約800m)を通過。13時17分には金属の階段を下る。
モリアオガエルの卵を発見!
檜の林をもっぱら右にしつつ、しばらく進み、13時30分、東登道口に無事帰着。晴れ渡っていた青空には、いつの間にか、厚めの雲が浮かんでいた。そして、登り始める時には気付かなかったが、登山口の案内板の後ろは、溜池になっており、その奥の淵に、モリアオガエルの卵と思われる白い球が、緑の枝に垂れ下がっていることに気付いた。
本日、私たちが利用した東登山道は、西登山道に代わって近年整備されたらしく、広めの道・随所の案内板や標識・備え付けの杖・金属の階段・東屋等々、整備された地元の方々の心意気が強く感じられました。感謝です!
また、この山は、深い森と谷や清冽な川と滝を抱えた雄大な山ではなく、やや単調なきらいもあるが、かなり遠方すぎることを厭わなければ、誰でもが気軽に登れる良い山だったとの感想を持った次第です。

了。

Tuesday, 5 June 2018

船通山(せんつうざん)1143m Senntsuuzan


      今回は高木さんの投稿です

島根県奥出雲町と鳥取県日南町の県境に位置する山。
古来 鳥髪山(鳥上の峰)と呼ばれており
有名な「八岐のオロチ」の神話の舞台という。

5月27日(日) 参加者12人(M7 W5)
1週間前の天気予報では雨模様だったけど この日は晴れ時々くもりの感じで登山日和(!?)
5月13日(日)が船通山だったが雨で中止となり この日は大江高山の予定だったけどこちら地震の影響不明なところもあり ずらして船通山がいいということになった。
(女性のTさんは船通山は経験済みで大江高山を楽しみにされていたようですがー)

7:30 3台の車に分乗して中国道から松江道経由 道の駅たかの9時前着
ここで三次から直行のNさんと合流 Nさんの先導で 田植えの済んだ田んぼを両側に眺めながら県道39 R432 R314と どんどん新緑の中国山地の奥へ入り込んで行く。
奥出雲三成 横田を通過して県道258号から107号へ 斐乃上温泉 わくわくプールに(大きいかと思ったが小さい)予定どうり10時過ぎ着。
わくわくプールの付近の川、川の石が赤い

2つの沢が合流して小川になっている。この辺は たたら製鉄で栄えた所という事で
川底の石が赤茶けているのは鉄分かな~

ここから2つに分かれた沢に沿って 右に鳥上滝コース 左に亀石コースとなっていて
鳥上滝コースから登り亀石コースへ下るルートとなる。 標高差600m弱(?)
ウツギの花が群生している

1,5km先の鳥上滝登山口まで舗装された車道を歩く。
   ウツギのピンクの花が可愛い
道の両側にウツギの木がピンクの花をたくさん付け エゴノキの白い花 アヤメ(ショウブ?カキツバタ?)の紫の花も咲き ウグイス ホトトギスの鳥の鳴き声 のどかに歩く。
道端に アヤメか?カキツバタ? 鮮やかな紫!
約30分で登山口 斐伊川の源流の沢を新緑の中登り始める。
鳥上コースの登山口から山道へ
 ほどなく渓流沿いの古い石畳の登山道となり その先沢沿いの道を右に左に清流の小川を何度も横切りながら登っていく。
船通山ブナ・ミズナラ・ホオノキ等遺伝資源希少個体保護林
看板には、ブナやミズナラ等の天然資源保護とある

樹高の高い木が両側から茂り ほとんど陽が射さないが明るい渓畔林で 沢の涼風が心地よい。

空を見上げると新緑の若葉が青空に映し出されさわやか

登山口から30分 鳥上滝に着く (神話の八岐のオロチが住んでいたという)
滝の隣に石割欅と呼ばれる岩を割って根を張った樹齢300年のケヤキの痕跡がある。
滝の下に丸太がころがっていたが枯れたケヤキを切ったものかな
鳥上の滝 この辺りにオロチが住むという

この辺大きな石段になっていて その表面のきれいな平らさに驚く。滝のそばの岩をみると
縦割りの亀裂が入っていてそうした岩が石段になっているのかな~
石の階段がきちっと並べられている
鳥の鳴いている ミソサザエらしい 

頂上近い 急登が続く

滝の上 鉄の階段 しばらくして沢から離れ斜面を登る。かなりの急坂となる。
途中 頂上まで30分の標識 まだまだか~

やっとなだらかな広場という所 道の両側にロープが張ってあり ササユリ カタクリを
山頂付近の道の両サイドにロープがはってある
保護してある.ナルコユリ アマドコロ チゴユリも生えている。カタクリの花は5月の連休で終わり 他はまだ蕾 最後の坂の右側に エンレイソウが群れていた。
このあたり亀石コース分かれ 木道で歩きやすい。

頂上は一面芝生 気持ちいい 片方にカタクリの群生地があるが 花は終わって残骸でした。
山頂の広場、大山がウッスラと見える
眼下には神話の里 伯耆 出雲が広がり 東に大山 西に三瓶山 比婆山連峰の山々
360度の山々の眺望が素晴らしい。

スサノオがオロチを退治した時に尾から出た「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」が出土したことを記す「あめのむらくものつるぎ」出顕の地の大きな碑が建っている。
「あめのむらくものつるき」出顕の碑と鳥居
 
カタクリの花のシーズンは賑わったであろう山頂も今 他の登山者おらず
石の上にカメラを置き タイマーシャッターで集合写真
 
正面石の上から集合写真

大山を眺めながら昼食の後 国の天然記念物で世界最大の「イチイの木」を見に日南側に100m下る。
国の天然記念 イチイの木の根もと

樹齢1000年とか 背が高いと思いきや 下から折れた感じでそれが下りの斜面に沿って大きく拡がっている。

イチイの木の緑の枝葉が波のように谷へ
幹の径は約4,3m 枝は20m以上を延ばして 緑の葉をつけた枝が大きな波のように谷間の方へ垂れている 全部一本の根から生えている大所帯 壮観!

イチイの木はあまりないと思ったが下りの時視れば そこそこ小さいが生えていた。

下りの出発は30分遅れの13:30
少し下りた広場の木道の分岐を亀石コースへ向かう。
ホオノキの白い花が緑の中に浮かぶ
ブナの巨木の林の中をゆったりと歩く。
ホオノキがあちこちたくさん白いきれいな花を咲かせて目を楽しませてくれます。
下りは歩き易い 亀石コースの下山道

道はそこそこの幅があって 歩きやすい快適な土の登山道 ところどころ山からきれいな冷たい水が流れている斜面をトラバースしながら下りる。


小さい滝が2段になって流れていて 手を浸すと冷たくて気持ちいい。
沢沿いの道に下ってくると ヤマアジサイが白い可憐な花を咲かせて和ませてくれました。

亀石コース登山口から また車道を30分下り50分遅れで15時過ぎわくわくプール帰着  途中 道の駅たかのに寄り 広島着18:10


新緑のきれいな森の中 気持ち良く楽しい山 船通山でした。