Friday, 28 February 2020

矢筈が岳(Yahazugatake 460.9m)

                                寄稿は松浦さん
矢筈ガ岳(やはずがだけ) 防府市 223
今回は周防南北朝騒乱の地。展望岩からの眺望が素晴らしい山を目指します。

広島8時、暖かく、快晴に恵まれ気持ち良く、11名で出発しました。

10                          登山口
参道跡を登り切った所に車を停め(5台分程度の駐車場)左側の斜面から登り始めます。
登り口の箱の中に何本かの杖「お借りします」
左側の斜面から登り始めます
早速、忠魂の碑の看板、行ってみるとすぐに小さな広場があり、後醍醐天皇方で戦い北朝の猛攻を受けて落城した敷山城戦死者の碑のことでした。

忠魂の碑を見上げる
後醍醐天皇方につき北朝の猛攻を受け落城した敷山城戦死者の碑

引き返して竹林の中のふかふかした薄暗い道を通り抜けると明るい雑木林に変わり、すぐ左手に瀬戸内の島々と防府の町が見えました。


瀬戸内の島々と防府の町が見える

1030                  敷山城跡
春の日差しをあびながら、なだらかな尾根道を進みます。

史跡敷山城跡の石柱を過ぎると急峻だが整備された道に変わり少し登ると元寇の役の時代に、元の侵略から国の安泰祈願を願った大きな梵字岩があり直ぐ左側は展望台になっておりここからも景色が楽しめます。

梵字岩(左側)とそのいわれを説明した看板
更に5分ほど進むと城跡に到着しましたが、お城らしさは見られません。敷山城は八合目に位置し、本来、験観寺というお寺で城砦として利用されていたそうで石の鳥居や本堂の礎石がみ見られます。

史跡敷山城の跡(験観寺)
敷山城跡の説明(防府市教育委員会)

 1050                  展望台
左手からすぐに右上の道に入り祠裏手の尾根筋を登ると20名程度は休める大きな立派な平坦な岩があります。

上部の岩は20名程度は休める大きな立テーブル岩
ここからは、東に大平山、正面に三田尻港、佐波川河口、向島、瀬戸内、西には中国山地が遠望できます。(天気が良ければ四国山系や九州は国東半島まで遠望可能だそうです)

天気が良ければ四国山系や九州は国東半島まで遠望可能
ここから、更に10分ばかり下り登りの尾根筋を行くと目指す山頂です。帰りの昼のご飯を楽しみに、山頂を目指します。

1120                  矢筈ガ岳山頂
展望がきかない、林に囲われた尾根道を5分ほど下り終えると、急な坂道になります登り始めた所でNさん曰く、かっこいい木が出迎えてくれます。
頂上近く、かっこいい木が出迎えてくれる

ロープの助けを借りながら、いっきに急登すると460.9mの山頂です。木に囲まれた広場、皆なニッコリ写真撮影です。


木に囲まれた山頂広場、皆なニッコリ
近くの岩場でお弁当見守り隊


                


                               

    

展望台での素晴らしい景色を眺めながらの昼ご飯を楽しみに山頂から尾根道を引き返します。登りには見なかった左側の脇道に、絶景を見つけました。大きなでこぼこ岩があり、大平山、防府、瀬戸内海と一望できました。


山頂近くの脇道に大きなでこぼこ岩、絶景!絶景!
うっかりするとこの絶景の岩場を見過ごすところでした。いっきに展望岩の平らな岩に戻り、好天のぽかぽかした日差しを受けながら、明るい瀬戸内と防府市内や付近山々を一望しながら、弁当と皆さんからいただいたおやつを食べて無事下山しました。
*短い時間で、景色が楽しめ、歴史にふれさせられる山でした、

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