Tuesday 6 October 2015

初秋の三瓶山


2015年10月4日(日) 天気 晴れ

 久しぶりの秋晴れ、天高く雲が薄くひろがっています。外気温もほどよく、風もあり、絶好の登山日和です。今回の参加者は10人。
男三瓶山、子三瓶山の尾根が見えます。我々を歓迎しています。

西之原からスタート。
今日は、長丁場になりそうなので準備体操をしっかりと!
今日のコースは、西之原登山口から、男三瓶山→女三瓶山→大平山→孫三瓶山から下山し女夫松登山口の三瓶温泉にでます。(車を登山口と下山口にそれぞれ配置)







山を見上げながら広いススキの原っぱを抜けると、道の傍らに、アケビの実が枝にたくさぶら下がっています。
「アケビだ!アケビだ!」、皆さん、昔、幼かった時のことを思い出して群がってきます。
あっ!、こんなところにアケビの実がなってる!

一つ失敬して味わってみます。
 懐かしい、ネバネバした果汁の少し甘みのある味が口に広がったと思ったら、数十個の種がざらざらと舌の上に残り、それらをプッ、プッと手のひらに吐き出す。
この種を埋めておけば、アケビができると誰かが言っているのを聞いて、ソット種をポケットに入れて持ち帰る。

ススキの原をすぎると林の入口、そこに看板を見ながら左へ、これから700mアップか。
男三瓶入口の看板、山頂まで90分左へ進む


ここからジグザグの緩い勾配の山路が続く、この三瓶山も一年ぶり、昨年この辺で大事なものを落として、
それを取り返しに頂上から引き返した者がいたが・・「その節は、迷惑かけました」。今年は大丈夫そうです。

子供を連れた家族を追い越す。親子で登る光景は、ほほえましいですね。

高度も900mは過ぎ、雑木林を抜けると、見晴らしの良い山腹に到達、遠くに岩見銀山の山々が連なり、のどかな日本海が彼方に見えます。
海抜900mあたりの眺望、日本海が彼方に見える

 子三瓶山が右横に見えていたのが、すこしづつ右下側になり、まもなく、頂上です。もう少し日にちがたてば、山肌は紅葉に覆われますが、濃い緑の葉に覆われた山も味があり、三瓶山の持つ、やわらかくて、丸みのある、優雅な山の曲線をしばし眺めながら、その光景をカメラにおさめます。
子三瓶が、我々の登頂を横から見守ってくれる

男三瓶山(1126m)の頂上付近は、大きなススキの原です。ススキが風に吹かれて波打っています。


中本さん、早々と山頂へ到着、丸印で私たちに合図を送っています。


山の頂上とは思えぬ一面のススキの原っぱです。悠々とススキを眺めながら歩いてくるのは、増さんです。
全員、予定時間よりは、やや早めの登頂でした。


山頂で見える、秋の雲
三瓶山は火山ですが、たちまち噴火の気配はなさそうです。そのせいではないと思いますが、昔から、ハイカーには人気度の高い山で、登りやすく、良く整備されています。
今日も、我々を含め、山頂には大勢の登山客が訪れています。

お昼の弁当で、話もはずむ!
我々が登った時は、ちょうどお昼時、大きな木のデッキがありますが、そこはすでに満席状態でにぎわっているので、近くのの丸太の木のベンチで思い思いに昼弁当を広げての食事となりました。

男三瓶の山頂の看板を背に、記念写真をパチリ。カメラのシャッターを近くに居た登山パーティーの人に頼んだところ、その人の、「皆、笑って!笑って!笑って!お願い!」と、滑稽なパーフォーマンスにうまく載せられました。

皆さん笑顔!笑顔!

三瓶山頂小屋
お昼をすませて、次は女三瓶に向かって、尾根を進みます。男三瓶山の頂上からすぐ降りたところに避難小屋があります。この小屋があるのは、有難い。冬場で動けなくなったらと思うと、この小屋があれば助かりそうです。



ところどころ、急な下り勾配がありを足を滑らせないよう、そろり、そろりと降りながら、少し色づいてきた尾根付近の景色を堪能します。




男三瓶から女三瓶への尾根づたいに木の葉が少し色づきかけている。下り坂に注意!
女三瓶山の無線中継所


女三瓶山(953m)の山頂には、パラボラアンテナのある無線塔が見えます。
パラボラアンテナの白くて、丸い巨大な傘を開いたような形状は、オッパイに似ていると、最初、誰かが、云っているのを聞いて、なるほど云われてみれば、そのように見える。”オッパイ型のパラボラアンテナ”と”女三瓶”の組み合わせわ?と勝手なことを思ったりしましたが、女三瓶山に失礼だったかな?
ここで、しばらく休憩。再び、尾根をつたわって孫三瓶山へ



しばらく行くと大平山(854m)、この辺の少し下がったところに観光リフトの駅があり、滑車の音がします。

太平山の山頂バックに女三瓶山風景
ここからは、男三瓶、女三瓶が、優雅に手をつないで、三瓶山の噴火口をかこっている山尾根が見えます。
中央に男三瓶山、右に女三瓶山
クマザサと栗の林の中の山路を暫く登ると、その頂上は孫三瓶山(803m)です。

孫三瓶山頂から、子三瓶・男三瓶を望む


孫三瓶山山頂にはベンチがあり、ここからの眺めは、一段とダイナミックです。
男三瓶、子三瓶の稜線が波打って続いています。

今まで登ってきた山を見上げ、達成感にひたる幸せなひと時です。

孫三瓶山の山頂でリラックスしています
子三瓶山を背景に「昔日の見返り三美人」

皆さん、少し傾きかけた西からの日差しを浴びて、秋のそよ風受け、ススキの穂を通して見る山々を見ながらベンチで大いにくつろいでいます。

三瓶山の登坂道中には、いろいろな花や、実や、そして不思議な造けい物が見られます。
伊予風露(イヨフウロ)です、ピンクの可愛い花をつけています。
あちらこちらに見られました

紫の可憐な花、ヤマハッカ です 葉っぱは良い香りがするそうです
木と石のオブジェ  なぜかこのような道端の芸術作品ができている

無事、予定より半時は早く、三瓶温泉に下山。 降りたところは国民宿舎三瓶山荘の前、駐車場とトイレを借りたので、ロビーのお土産を買おうかな?

三瓶山荘の駐車場に足湯場があります。足の疲れをほぐす人もいました。

良い天気に恵まれ、事故もなく、忘れ物もなく三瓶山を満喫した一日でした。















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