2025年12月7日(日曜日) 今回は中本さんの執筆です。
今日の山は、三原市のJR山陽線三原駅北側にある桜山です。短時間で登れて、春の花見や歴史ハイキングが楽しめる身近な山として親しまれています。山頂には山城跡が残っており、三原城の「詰城」として使われたとも言われているそうです。現在は桜の苗木を植える活動が行われており、山頂までの山道沿いにはたくさんの桜が植えられています。
| JR三原駅の近く、北側正面に位置する桜山(175mh) |
駅の近くの山ということで、JRを利用して三原駅北口に集合しました。好天で、朝方は冷えましたが小春日和と言えるくらいの暖かい日になりそうです。参加者は9名(男5、女4)と今年の山行では最多の参加となりました。
| さあ!出発! |
10:15 三原駅は三原城天主台跡に隣接しています。三原駅北口を出ると正面に桜山が見えます。城の堀を見ながら進み、突き当りを右折して東に進むと広島大付属幼・小・中学校があります。塀の端に桜山登山道の標識があり、北に進むとまた標識があって左折します。突き当りに防獣ゲートがありそれを開けて進むと、たくさんの桜が植えられた公園に入りました。そこで早くもTさんから差し入れがあり、美味しい柿をいただきながらの休憩をとった後、急なコンクリートの階段を上ります。途中に、まだ新しそうな桜山神社の小さな祠がありました。
| 桜山神社の祠 |
登山道には、一合目から九合目まで標柱が設置されているそうで、落葉を踏みながら滑りやすい急傾斜の道を登っていきます。3合目の標識辺りからジグザグの道が始まって、頂上付近まで続きます。何か所も分岐があり、右、左、上に向かって丸太の階段というところもありました。近道という標識もあります。ジグザグの道や木段の急登など複数の道が現れますが、どの道をたどっても山頂部に着くようです。
| 山頂から南部方面 |
11:20「頂上」の標柱がある山頂部に着きました。南北に長く広がっています。南側からは三原の中心部が広がり、筆影山や竜王山、瀬戸内海の島々も望めます。山頂を北に向かっていくと池や井戸の跡、古い石積みなどがあり、昔の城跡であることが感じられます。
| 山頂部城跡附近、近くに大きな古井戸がある。 |
| 山頂部からの眺めは良く、木のベンチとテーブルが3台、弁当を広げる。 |
北の端には三角点がありました。山頂部を一周して南端に戻り、温かい日差しのもと、備えられたテーブル・ベンチで各々の弁当を広げました。
| 今回は、今年最高の参加者数9人の勇姿! |
12:35下山は、予定では三原市街の展望が良いとされる西登山口へ降りるルートを考えていましたが、急坂で滑りやすいという情報もあり、往路を下ることにしました。足元に気を付けながらゆっくりと下山。今年最後の明日山会登山は、温かい日差しに恵まれて、楽しい一日となりました。
| 道の先は、今朝の出発点のJR三原駅構内の出入り口、 そこから天守台跡へ |
最後に、三原駅構内から三原城天主台跡に上がり、改めて桜山を眺めました。
| 三原城天守台にある碑文 |
「三原城は永禄10年(1567年)、毛利元就の三男・小早川隆景によって、大島・小島をつないだ埋め立て地に建て始められたと伝わる。とても大きな城で、特に天守台は広島城の天守閣が6つも入る日本有数の広さがある。満潮時に城の姿が海に浮かぶように見えたことから別名「浮城(うきしろ)」とも呼ばれる。」 ー三原観光協会よりー
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