Sunday, 17 November 2024

比婆山連邦縦走<牛曳山(1144m)、伊良谷山(1148.8m)、毛無山(1143.7m)>

 比婆山連邦( 牛曳山(1144m)、伊良谷山(1148.8m)、毛無山(1143.7m))の 縦走

2024年11月10日(日)

  本日の登山は、県民の森公園センターの周辺の山で、比婆山連峰の縦走コースの一部である、牛曳山(1144m)から、伊良谷山(1148.8m)、毛無山(1143.7m)の各連山を登り、下り、して、カラフルな紅葉を楽しんで、県民の森へ下山するコース。

比婆山公園センター

  天気は、午前中は晴れて、青空が顔を出し、比婆山の森林の葉がその彩りを添え、青空に美しく映えておりました。昼過ぎから、空は灰色の雲が薄く広がる。予報では午後は雨になっていましたが、3時過ぎに雨がぽつぽつと降り始め、その時は、幸いにも車の中に乗り合わせ、広島への帰路につくところとなりました。

  10時半過ぎ、県民の森公園センターの駐車場に到着。駐車場は、安芸の紅葉と登山をめざすハイカーの多くの車で、ほぼ満杯の状況でした。

  ここ、比婆山県民の森は、特に秋の紅葉シーズンは、見事な紅葉を、愛でる人で、賑っているところです。

出発!、牛曳山から毛無山へ縦走。

  我が、明日山会の本日の参加者は4人、中でも、紅一点の女性のTさんの参加を得ました。

9:50公園内の駐車場付近に広がる、赤い紅葉を見ながら準備運動もそこそこに、出発!

  公園内を流れている、川の近くの紅葉が真っ赤に燃えて、みごとな紅葉です。今年の紅葉は、温暖な気候のせいで、色づく時期が例年より、ひと月ばかり遅いとのこと。

牛曳山登山口前の紅葉が綺麗でした。

 最初にめざす登山目標は1144mの牛曳山。

  道中は、比較的幅の広い、砂利道の登山道。両側の茂みと雑木林の中の熊笹の緑も含め、黄色から赤などのカラフルなグラデイエーションが、山道の雰囲気を醸し出しています。

白樺の紅葉と斜面の緑が良くマッチしている。


  しばらく進むと、山肌に沿って、そそり立つ背高の白樺林の道。その太い幹が白く光って、白樺にかかる、白っぽい、黄色、赤色の枯れ葉が、晴れた青空に良く映えて、気品のある美しさを漂わせています。



  ここで、「白樺」と云えば、ふと思い出す日本の歌謡曲メロディーは、千昌夫の「北国の春」。しばし、口ずさむ。「♪白樺(しらかば~ 青空(あおぞ~ら~ 南風(みなみ~か~ぜ~ ♪・・・」。

  山道の坂は、そんなに険しくはないが、道ばたの石がゴロゴロして、歩きにくいようです。ここで、山歩きの教訓!「がれ場のような、石コロの多い道での山歩きの登山靴は、底の幅が大きいのに限る!」でした。

牛曳山へのルートで見かけた滝

  やがて、道は川沿いに進み、滝が見えてきます。高低差30~40メートルはあろうか、二段の滝となって、轟々と音を立てながら、細い白い糸を束ねたように、まとまって滝つぼへ落ちてくる。水量もこの時期としては多い。夏場なら「滝行」も悪くはないです。
牛曳山山頂の近くへ到着 12:10分

牛曳山山頂近くの紅葉

伊良谷山頂到着 12:50分

伊良谷山山頂にて、明日山会の山ボーイズと山ガール。

伊良谷山頂から比婆連峰が見えます。左から
烏帽子・比婆・池の段・立烏帽子・竜王とつらなる。

13:57分 毛無山山頂へ到着。
 
毛無山山頂へ到着!

毛無山の頂上から歩いてきた牛曳山・伊
谷山が見えます。良く歩いてきました

   途中、直径が40cmから50cmの倒木が道をふさいでいるところが二カ所あり、最初は道の端から回り込めたが、後者は、倒れた幹樹の太い周りの木の下と山道の間の通れるすき間が約50cmぐらい、そのすき間を無理な身体の体勢で、潜り抜けようとしたら、てきめん!両足の太ももの筋肉が「けいれん」を起こし、その痛さに立っていられなくなり、しばらく、痛みをこらえて、寝転がって、そのけいれんの痛みが引くよう、態勢を立て直すのに、5分はかかりました。 

毛無山から公園センターへはジグザグな道を下りて行きます。
ジグザグだから勾配はゆるやかで少し時間は掛かりますが楽ちんです


 その間、同行メンバーの一人、Tさんが「けいれんを止める飲み薬」を差し出そうとしてくれましたが、そのけいれんは程なく治まり、ホットしました。足の筋肉がけいれんを起こしたときは、身動きできない程の結構な痛さで、ふと、このまま「歩けなくなったら、困るな!」と思いました。私の苦しむ様子を心配そうに見守っていただいた、Tさんや皆さんには感謝です。

県民の森公園センターの赤い紅葉

 三つの山、牛曳山、伊良谷山、毛無山の各頂上をめぐり、麓の県民の森センターには

15:10分 頃に到着、公園の楓が一段と赤く見えました。

 帰りの車の中で、やはりこの時期の紅葉と云えば、本日登った「比婆山連峰のやまやま、牛曳山、伊良谷山、毛無山」の周辺の紅葉が、その色どりから、空の青さまで、最高!かなと思いました。

                                    


くるまの

Friday, 1 November 2024

日野山(火野山)HINOYAMA) 705.4m (広島県) 

                                                     このたびは高木さんの就筆です。

2024年10月27日くもり 気温20~22度 山登り日より(2~3日前は雨予報だった)

日野山は旧大朝町と千代田町の境に位置し、(火野山、火山、日山)などとも称される。

戦国に吉川興経のあとを継いだ吉川元春により築かれた大規模な山城=日山城(ひのやまじょう)があり、寺院跡も多く歴史的に貴重とのことである。

日山城跡案内版

吉川元春のあとの吉川広家は秀吉の命により、出雲富田城に移り、その富田城は月山と呼ばれ、日山と対をなしている。

今回の参加者は6人(M3 W3)+1人(Kさんの高2のお孫さん参加)=計7名

 8:25 広島を出て 中国道千代田🆋からR261を大朝方面に向かうと、中山峠のあたり左に日山城跡の案内板があり、坂を少し上がると3~4台置ける駐車場があった。簡易トイレが1台あったが使用不可だった。

駐車場と使えないトイレがある

 9:25 日野山方面に向かう。

日野山方面へ

5分ほどで常仙寺跡の標識があり横に日山城跡の説明板杉林、桧林の林道を登って行くと小川の中に橋を兼ねた大きな水路管がある(Tさんが詰まっている木くずを取り除こうとしたが出来ず、帰り再挑戦、管の中に小川が流れ成功)

ここから沢登りの始まり。

沢登りの始まり。


可なりきつい沢登り

滑らないよう気を付けながら沢渡りを繰り返しながら30分登ると、浄必寺分岐(←)と日山城(↑)方面の標識がある。

本丸、米藏段への分岐点


クマザサだらけの道をかきわけ急坂を登る。かなりきつい! 米蔵段分岐を過ぎてやっと尾根道に出て、広々とした中城跡に着く。ホッと一息‼

さらに急坂を登り、ゆったりとした大門の原(10の郭)から→大広間の段(14の郭)へ向かう。

ゆったりとした 大門ノ原

大広間の段

※途中、先頭より注意の声:道そばの木の根元スズメバチがうろうろ!。急いで通り抜ける。

下りの時下の沢の所でもスズメバチが水浴びをしていた。熊に遭遇せず良かったです。

10時40分日野山山頂に到着

2の丸分岐、3の丸分岐を過ぎ 最後の壁を越えると 本丸跡(27の郭)= 日野山(火野山)頂上だ。10:40着 

1段低い出丸と合わせると、かなり大きな広場ですが、樹木に遮られ見晴らしはありません。

南に霞んで少し千代田の街並みが望めるのみ。

南に霞んで千代田の街並みが・・・


少し早く出たので予定より30分早い登頂なので、弁当は下山して食べるかとの声も

ありましたが、結局ここで、早い、早い弁当タイムです。11時前の弁当タイム、今までで1番早いかな?

 11:20 下山開始 姫路丸という郭(片方断崖)に寄り道、大朝寒曳山方面もはっきり見えませんでした。

笹の中に サラシナショウマ

花はほとんどありませんでしたが、下りの時、Mさんが白い花を見つけたようで、それが

しいサラシナショウマでした。また、赤い花を付けたヤマツツジが1本だけ可憐に咲いていました。

可憐なヤマツツジ

  あと小さなキノコもたくさんあちこち顔を出していました。名も知らぬキノコ 食べたらヤバイ⁉

日野山(火野山)はクマザサと29の郭(周囲を土や石で囲んだ場所)と小さいキノコ、たくさんの山、日山城跡で少し歴史を感じた、趣のある山でした。


早く下りて来たので(12:30) 帰り千代田の古保利薬師に寄り、国重文の薬師如来坐像ほか拝観、道の駅舞ロード千代田で買い物して 14:30帰着