Sunday, 7 November 2021

比婆山連峰(立烏帽子山1,299m、池の段1,279m)

 松浦さんから寄稿です。

2021年11月6日

 今回は標高1,200m級の山々が重なり、ブナ樹林に覆われ、新緑、黄葉、紅葉の美しい比婆山最高峰立烏帽子から、池の段を目指します。

駐車場は満車です

10

 小春日和の中、8名で紅葉真っ盛りの県民の森センターをスタートし、まずは展望園地に向かいます。舗装した道を10分ほど登ると展望地まで1,000mの立て看板があり山道にはいります。

標識を確かめ展望園地へと、さあ出発

 落ち葉をサクサクと踏みしめて、ワイワイ言いながら登ります。紅葉した木々の間からは毛無山、伊良谷山、牛引き山の三山がうっすらと見えます。

少し進み、鋭角に左に入ります

 しばらく歩くと、薄緑、黄色、茶色に、ひときわ目立つ橙色のヤマモミジが加わり一層美しくなりました。(途中、Tさんが車のキーを拾いどうしたもんかいな、まずわ県民の森センターに連絡、下山時に届けることにしました。)


右側に木の階段を入り山道へと入ります

1050分   展望園地

 前方はさえぎるものもなく、紅葉した山々がクッキリと見えます。同時に中腹から山頂にかけての木々の葉の色づきの移り変わりが一目で感じられます。(ここで居合わせた、我々より先に下山する人に、先ほど拾った車のキーをセンターに届けてもらうようお願いすると、気持ちよく引き受けて頂き皆ホッとしました。)

展望園地からは比婆山連峰の牛曳・伊良谷・毛無・烏帽子・
比婆山が良く見える

 ここからは少し下ると、緑の熊笹と橙色のヤマモミジのコントラストが美しい穏やかな道が続きます。坂道に入り、登り、下りを繰り返し尾根道を少し行くと立烏帽子山駐車場に着きました。(途中で冬眠前の赤ちゃんヘビにも出会いました。)

落ち葉の絨毯の上を歩くのは気持ち良い
 
貫禄があるブナの大木


やっと駐車場に到着


生活道の標識なのか十丁、何ちゃら村と刻んである

 ここから立烏帽子山頂まで500m、葉を落とし冬支度を初めているブナ樹林の間を登って行きます。下る人も多くなり道を譲りあいながらとなります。ところどころ急な道で四つん這いになって黙々と登る道もあります。


こんな急坂もありました

1225分    立烏帽子山山頂(1299m)

 尾根道を少し下ると正面にホツツジが赤く染まり、灌木に覆われた山肌が赤と黄色に燃える美しい池の段が現れ、皆の目を奪われます。下に見える小さな原っぱを目指し一直線に気持ちよく下ります。

今から向かう池の段が気持ち良く広がる

左手には竜王山のなだらかな姿が見える

振り返れば立烏帽子がすっきりと立っている


 色ずいた灌木の中、今度は見えなくなった池の段を目指し一直線に駆け上がります。上は雲(坂の上の雲)を思い出します。

鞍部から池の段に向かう道


1250分    池の段

 人が多いので黄色の笹道を少し進み、池の段神社の周辺で下ってきた立烏帽子、竜王山を眺めながらの楽しいお弁当です。女性陣からの差し入れのおまけも付きます。いつもありがとうございます。


立烏帽子を背景に池の段山頂にて、ハイ、ニッコリ!


今日は大山がはっきりと見える


お地蔵さんには神社の文字、神仏混合?


10月登った吾妻山が左に、右に御陵がある比婆山が見える

1505分    六の原製鉄所跡

越原越を経由してセンターへ

正面の烏帽子山を見ながらの下山です。少し進むと灌木から林に入ります。またヤマモミジに再会します、おっぱら峠から御陵には行かずセンターに向かいます。
下まで降りると紅葉真っ盛り

センターの近くの六の原製鉄所跡に着くと、心地よい谷川のせせらぎの音が聞こえ、川原に沿って、モミジの黄色、朱色、正に、今が旬の絶景が出迎えてくれました。

紅葉を楽しむN氏の足元には鉄穴流しの遺構が見える


気持ちいいー

今日一番のイロハモミジ

赤と橙のまだらモミジ

帰る時今迄気付かなかった見事な滝を見つける
16:00

 比婆山連山の起伏ある登り坂とみごとな紅葉を思い出に、帰還の途に就きます。 

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