Sunday, 24 October 2021

吾妻山(Azumayama)1,239mh

  香口さんからの寄稿です

2021年10月24日(日)

今日は久々の県北の山歩きです。歩く山は吾妻山です。

柔らかな吾妻山

7:30に集合し高速道で高野ICまで走り、高野道の駅で一休みして
向かいましたが道中、このシーズンならではの霧が千代田・高田
あたりを覆っていました。

吾妻山麓のロッジ前の駐車場に駐車するがロッジは閉鎖中で淋しい限りです。

ロッジ前駐車場

今日は風もなく良い天気久で、久し振りに皆での山歩きは気持ち良い。

草原を歩く

花は残念ながら少ししか残っておらず、やっぱり花を見るのなら8月末ですね。

アキグミ

マユミかな..


アキノキリンソウ

ウメバチソウ

カワラナデシコ

サワフタギの実

平成8年頃まで牛が放たれていて、牛が糞をしたり草を食んだりしていたせいかもっと花が多かったらしい。見たかったなー。

リュウノウギク

ヤマハハコとイワカガミ

ツリガネニンジン

マツムシソウ

見晴らしの良い斜面を進むと踊り場があり、眼下にロッジが見え、遠くには雲海のようなものが見える。

眼下のロッジと 遠くの雲海

頂上は360度見通せ、遠くに大山が薄っすらと見え、大膳原の向こうには比婆山が見える。

吾妻山(1239mh)の山頂にて

昼食にはまだ早く、一休みして大膳原へと向かう。

薄っすらと大山

 

大膳原は島根県でここは奥出雲なんだ。

大膳原からの 吾妻山

 


吾妻山は比婆山連峰と相対する独立峰で烏帽子山との間に広がる大膳原から見る山容はなだらかで美しい。

比婆山

比婆山の門栂

吾妻山の山名の由来はイザナギノミコトが比婆山に眠る

イザナミノミコトを『吾が妻』と追慕されたことによるらしい。


野営場

 

 

キャンプ場の草原で弁当にする。

 

 

中国山地は1600万年前は海底で、それが隆起し風雨で浸食されできあがったものらしく

大膳原の地層から貝も出てくるらしいが確認はしていません。

登り返して尾根から南の原を通り駐車場に戻る。この南の原への尾根は気持ちいいー

南の原への尾根を歩く


黒い道

歩く道は黒く、大昔火山の噴火により火山灰が積もったようである。頂上・斜面が火山性玄武岩で覆われているのでそうなんだろう。

中国山地は砂鉄が豊富でタタラ製鉄による木炭用材木の伐採が行われた結果草原が広がり

結果放牧地として利用されたと思える。

ひょうたん池

大池・ひょうたん池から水路として設けられた鉄穴溝に水を流して砂鉄を選別していたようである。

 

 

大仙社

ひょうたん池脇には金属の神で金屋子神を祀る小祠があったとの
事だが今は牛馬の神である大仙社に変わっている。

14:30予定通りに下山し、来た道を帰る。
もちろん高野の道の駅では立派な大根を買ってかえりました。





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