Monday 2 December 2019

松笠山(331m)・二ヶ城山(483m)(Matuskasayama and Futagajyouzan)


2019.11.24(日)                中本さんの寄稿です   
今日の山は、広島市近郊の松笠山と二ヶ城山です。
JR戸坂駅のすぐ裏の松笠山
松笠山は広島市東区、二ヶ城山は東区と安佐北区の境界にあり、どちらにも四等三角点が置かれています。
里山なのでいろいろコースがあるようですが、今回はJR芸備線の戸坂駅から松笠観音寺や八畳岩を経て松笠山に登り、いったん中国自然道の蝦蟇ヶ峠へ下りて二ヶ城山に登頂、高陽中央霊園へ降りるというコースです。

 曇りで、午後3時ごろからは弱い雨という予報のため、合羽と傘を用意してJRに乗車。戸坂駅に集合したのは10(男5、女5)です。

8:30 線路を渡り、駅のすぐ裏から登山道が始まります。「滝見コース登山口」の表を過ぎ、赤い鳥居をくぐって進むと正面に松笠山が見えます。車道を横切って階段を上ると琴比羅神社。
琴比羅神社の境内の裏手ので準備運動
境内裏手の登り口の紅葉
琴平神社の滝、神秘的な雰囲気が漂う
ここで準備運動を済ませ神社左手の道を行くと琴比羅神社の瀧が現れました。一筋の水が落ちており神秘的な雰囲気が漂います。そこから急な擬木階段を登り「一休出合い坂」と表示された分岐や水場を過ぎると松笠観音寺に向かう参道に出ます。
真っ直ぐ行くと松笠観音寺のようですが、昨年の豪雨の影響で通行止めになっているので、右手の仮参道へ進みます。
Tさん持参の柿をいただきながら一休み
すると木立のなかに少し開けた場所があり宮島方面が望めます。ここでTさん持参の柿をいただきながら一休みしました。
山道は紅葉の鮮やかな色で彩られている

 すぐの分岐を左手に進んで松笠観音寺へ向かいます。ここには、空海の霊水と呼ばれる井戸、水子観音菩薩、松笠観音寺本堂、松笠観音の巨樹群などがあります。
空海の霊水と呼ばれる井戸
八畳岩展望台へ行くには松笠観音寺の右奥の道を行くのですが、現在は途中が崩れていて通るのが困難なため、少し遠回りになりますが先ほどの分岐に戻ってそこを右に進みます。松笠山へはこちらが近道です。少し登って稜線へ出ると分岐があり、ここを左折して八畳岩まで往復することになります。
稜線へ出ると分岐があり、ここを左折して八畳岩
分岐から八畳岩まで約10分、大きな岩に上がると素晴らしい景色が広がっています。
太田川、祇園、西広島方面
太田川から安佐南方面、阿武山、荒谷山、武田山から続く広島南アルプスの山々。曇り空で霞んでいるのが残念ですが、大展望をしっかり楽しみました。
正面の武田山から左へ続く広島南アルプスの山々
引き返して松笠山を目指します。先ほどの分岐を過ぎて稜線を進むと331mの三角点があり、そこから少し下って左に無線中継所専用道路を見ながら歩きます。
道路と別れて松笠山への最後の坂を超えると山頂です。山頂には中国電力の反射板があり、樹木にさえぎられて展望は限られ、呉婆々宇山方面や二ヶ城山から白木山、鬼ヶ城山などが望める程度です。戸坂駅から松笠山山頂まで2時間10分でした。
二ヶ城山が木の合間から見える
 ここから二ヶ城山に向かうのですが、ここで道を間違え時間をロスしてしまいました。引き返して「菰口憩いの森1000m」の道標に従って右折し、少し下ったところで道がわからなくなったのです。資料を確認した結果、予定表のコースと違うことに気づき再度山頂へ登り返しました。そして山頂から東浄団地方面に下った鞍部の赤テープに従って左に入り、さらに左折して急坂を下ります。東屋を過ぎると道はなだらかになり菰口憩いの森の広場へ出ました。
菰口憩い(コモグチイコイ)の森の広場へ出

さらに下ると車道があり、ここが蝦蟇ヶ峠です。フェンスに「二ヶ城山登山口」の表示がありました。
 二ヶ城山を目指します。憩いの場を過ぎ、200mおきにある距離表示や樹木に記された名前を確認しながらひたすら歩きます。
千人塚入り口を過ぎ、送電線鉄塔の下を通過
空模様も気になります。千人塚入り口を過ぎ、送電線鉄塔を過ぎたあたりで顔にポツンと雨が当たったという声が上がり、みんながペースを速めました。岩場が続く中を黙々と登り矢口分岐を右折、間もなく二ヶ城山山頂に到着しました。松笠山山頂から1時間35分でした。
雨の来ぬうちに集合写真
先ほどポツンと来た雨はその後感じません。集合写真を撮って早速弁当タイムです。
忘年会の話などで盛り上がっていましたが、風が出て寒くなってきたので早めに下山開始となりました。下りは分岐を矢口方面へ向かい、岩場が多い道で、ロープのついた大きな段差も何か所かあります。白木方面の山々の間には霧がたまり、ちょっとした霧の海状態です。途中、霧に包まれてあたり一面真っ白という時間もありました。
4合目男岩展望所
4合目男岩展望所」の表示がある大きな岩からも素晴らしい展望が楽しめ、しばらく岩の上に佇んでいました。足元の紅葉や安佐南・北の市街地、広島南アルプスの山々が一望でき、すっきりと晴れた日ならどれだけきれいかとあらためて思いました。

安佐南・北の市街地、広島南アルプスの山々を一望
 
足元の紅葉
最後の展望地の鉄塔を右折して下っていくとやがてなだらかな林道に出ます。
林道脇の沢には豪雨の跡を示す土砂や流木なども見られ、あらためてあの豪雨のすごさを感じました。間もなく高陽中央霊園登山口へ到着、二ヶ城山山頂から1時間15分でした。心配した雨にも合わず、最後には日差しも出てきて、今回もほぼ予定通りの山行となりました。



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