Sunday, 3 November 2019

寒曳山 (Kanbikiyama) 825,8m


今回は高木さんの寄稿です
10月27日(日)  今月2回目の山行です。 寒曳山探訪

ぐずついた天気が続いていましたが、今日は秋晴れとなり 登山日和です。
参加者 9名(M5 W4)
8:30 車2台に分乗して広島発
予定では 高速道 広島北ICで降りて一般道を行く予定でしたが 帰り
大朝テングシデ群落、吉川氏館跡、に寄ろうかという事で大朝ICまで直行しました。

台形状の姿をした独立峰、寒曳山(825.8m)
広島百名山
北広島町大朝に位置する寒曳山は地元では 「大朝富士」と呼ばれて親しまれているようです。大朝盆地に裾野を広げ 山頂部は平らな稜線が東西に伸び、台形状の姿をした独立峰。IC下のコンビニの駐車場からもその姿はよく見えました。

寒曳山は北側がスキー場になっている(昨年閉鎖?)
40~50年前 私たち団塊世代が入社した頃、麓に民家を借りた会社の「山の家」があり、ザコ寝で泊まりながら スキーを楽しんだなつかしい響きの山です。

倉庫の軒下にスズメバチの巣
登山ルートは、南側の枝の宮からと東側ゆとりの森管理センターからのコースがあるが
枝の宮ルートを行きます。
大朝ICから県道5号線を島根方面へ3km 寒曳山PAの看板のところを右折し、
浜田自動車道の高架下を潜り抜け、まつかぜ荘を左にみて上っていくと舗装道路の
終りに 大きな倉庫があり広いスペースがある。手前に倒木が道をふさぐようになっていたが横をすり抜けられた。(林道寒曳線)
警戒して、飛び回っている
倉庫の軒下に50~60cmくらいのスズメバチの巣があり警戒してか飛び回っている。


9:50 右手の登山道に入る。割と広いゆったりした道。広葉樹林の森やヒノキの植林帯の中、南から東へ巻くように緩やかに登っていく。



登山道はゆったりした道


15分ほどで、左手に水がちょろちょろ流れ赤い小さな祠がある横に苔だらけの大岩、仙人岩が現れる。(10:05)

赤い小さな祠がある横に苔だらけの大岩、仙人岩

前日の雨で道は少しぬかるみ、杉林やクロモジの木がある道すがら、キノコもあちこち。
高級なコウタケ(香茸)らしき黒いキノコ
マツタケないかなといいながら、男性のKさんがマツタケと同じくらい高級なコウタケ(香茸)らしき黒いキノコ発見(持って帰って確認される!?)
マッシュルーム風の純白さ
マッシュルーム風のきれいな純白の小さなキノコも道端にあり



少し紅葉

約30分、ゆるやかな道を登っていく 少しの紅葉 木立の雰囲気が明るくなったところに ゆとりの森からの分岐がある。その少し先が左直登コース 右ゲレンデコースの分岐(10:35)

分岐点、どちらに行くか?

急坂を滑りながら ひ~ひ~!
壊れた鎖の付いた鉄柱
どちらに行くか (上へ250m)の標識がある直登コースを登る。壊れた鎖の付いた鉄柱が残る急坂を滑りながら ひ~ひ~やっとこさ登ると天狗岩だ(10:55)


大朝の町並み 南東から北方面の眺望 少し霞んでいるが石見冠山や三瓶山か遠くに望む。

天狗岩に登る、天辺の先は
石見冠山や三瓶山か遠くに望む

★ ここで はぐれ事件
登るとき、先行組と後発組に分かれ 先行組の中で女性のKさんが1人はぐれ
ゲレンデコースへ向かった。他 直登コースで天狗岩で合流したが Kさんがいないと 
大騒ぎ ゲレンデコースからでも頂上へ行けるので頂上で合流できると楽観視してい 
たが telすると何と直登コースの下の方から声  ゲレンデのススキに行く手を阻ま
れ引き返してきたとの事 早く合流できて良かった!

Kさんの声が近くで聞こえ、ホットする

天狗岩から西へ200mゆるやかに登ると寒曳山頂上(11:14)着 予定通り!

雨量観測塔がある。三角点は草地の中 四方の案内パネルは飛んでいて鉄の骨組のみで荒れている。三方樹木が伸びて望めず 天狗岩と同様 北方面の展望のみだが、眺望は素晴らしい。

頂上からの展望、眼下にスキー場

寒曳山雨量観測塔をバックに登頂記念


先客男性1人おられたので シャッターお願いして集合写真を撮り昼食 風はちょっと冷たいが止むとさわやかだ 忘年会の日程など決めて 12:10下山開始

★ 下山迷走事件
背丈ほどのススキに行く手を阻まれる
 西へ向かって下りていく 暫く行くと藪となり道があやふや それでも行くとスキー場の上を越えて西の林の中に入ったのでスキー場のゲレンデに戻る。刈ってない背丈ほどのススキの原の中 NさんのスマホのGPSを頼りに ススキをかき分けかき分け進むと リフト終点の細長い平たい所にでた。(今思うに ここが予定コースの 牛の寝床だった。ここから 右下 北東へ下りていくコースだったが背丈ほどのススキに阻まれ進めず)、東に向かって 40分かかって寒曳山頂上に戻ってきた 何てこった(12:50)

やっと、正規の下山道にたどり着く
よく見るとススキを刈り取り 真下に下る道がある。直滑降 急坂です。
ここを転げないよう気をつけて下り 10分ほどで 女性のKさんが登りの時引き返したゲレンデコースの樹林の登山道にたどり着き 事なきを得ました。もとの分岐のある登山道を下り駐車場着(1:35)




町内のショッピングモール 「わさ~る」に寄りトイレ買い物休憩をして そこから南へ10km テグシンデ群落へ 標識があり迷わず行ける。

テングシデ 見学
 イヌシデの突然変異によるとある。突然変異は1代限りだが これは何代も続き
 群落となっている由 国の天然記念物
 カバノキ科 動物のカバ? しらかばのかばで納得 
 なぜか 幹が曲がりくねり枝がしだれる 珍しい木
 10mを越える大木が何本も空にむかってクネクネと曲がりながら伸びるさまはどこか
 神秘的で壮観  天狗がいる?その伝説からの命名らしい

テングシデ、奇妙な形をした幹や枝を張っている

次に 志路原川沿いにある 吉川元春館跡 へ寄る
毛利元就の二男  吉川元春(1586年没 57才)の隠居所跡とのこと
門跡の石垣は高さ3m長さ80m 巨石を積み上げて圧巻

門跡の石垣、デッカイ石だね!
敷地は広大 手入れされた敷地と奥にある墓所をのんびり散策

広大で、日当たりの良い敷地

帰り 千代田 道の駅 舞ロードに寄り 16:15 広島着
山登りと観光 秋晴れの一日を楽しく過ごせました。

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