Friday 3 May 2019

十方山(Jippouzan) 1319m

今月は高木さんの寄稿です。
2019年4月28日(日)

参加者 6人(M5人 W1人) 皆さん諸々の事情で少なくなりました。

十方山は恐羅漢山(1346m)の南に位置し さらに南に吉和冠山(1339m)があり、広島県内第3位の高峰ですね。
十方山の山頂は、熊笹の原っぱが広がる
年明けから瀬戸内沿いの里山で足慣らしをしてきましたがいよいよ本格的な山です。
が、メインルートの吉和 瀬戸の滝から登るのは(急登 標高差800m )きついので、北の恐羅漢山の麓の方(標高差500mぐらい 尾根筋を行くので少しは登りやすい)からのルートで登ります。

8年前 恐羅漢側より登ったとき下山途中 大雨に降られ大慌てして駐車場にたどり着いた記憶。
次の年7年前 吉和瀬戸の滝側から登ったときは 私事ですが途中 脚が痙攣して、ビリで遅れてやっとたどり着きました。頂上は遮るものない寒風で震えながら昼食 早々に下山。初めて参加されたSさん夫妻の奥さんが膝を痛めてなかなか下りてこられない為、下でかなり待ち探しに行こうかと心配した記憶とかあります。
二軒小屋駐車場、向かいの横川橋を渡り右手の山裾から

広島8:00出発 戸河内IC経由 R296,252からクネクネの山道の内黒峠を越えての予定だったが 少し距離が長くなるけど広いR191 深入山経由の方がいいという事でそちらへ回る。予定より5分遅れの9:20 恐羅漢スキー場麓 二軒小屋駐車場着 
何日か暖かい日が続いていたが、今日は肌寒いです。手が冷たく皆手袋をする。トイレ ストレッチをすませ 9:35スタート

横川川に架かる橋を渡りR252を内黒峠側に500mぐらい向かい 登山口を捜します。小さい案内板でわかりにくく先頭は少し通り過ぎました。
又、登り口のところ笹やぶの方になぜか目印の赤いリボンが付いていて迷い引き返す。
十方山、内黒山へ藤本新道登り口
何とか 藤本新道を見つけ登り始める。9:50(地主の好意により作られた登山道との標識あり 地主はもちろん藤本さん?!)
急登です。ヒノキの植林がずっと続いている中 喘ぎ喘ぎ 登ります。約40分 10:30
藤本新道、右に手入れの行き届いたヒノキ林

内黒峠からの縦走主稜線との合流地点 二軒小屋分岐に上がりました。ホッと一息!

二軒小屋分岐、右へ十方山、左へ内黒峠へ分岐
 
ここからは尾根なのでなだらかな と思いきやまだまだかなり急な登りが続きます。
白い花をつけたミヤマガマズミ?
若葉がまだ出始めたところで新緑は少ない。ヤマザクラの花が残り 白い花を付けた
木々が(ミヤマガマズミ?)あちこちあり 足元にユキザサが生えて和ませてくれます。
この花の名前は?

11時過ぎ 丸子頭(1236m)に到着 見晴らしなし 一休み Tさん差し入れの甘~いリンゴをいただき元気になる。三角点は少し離れていてパス 
右奥に行けば丸子頭(1236m)へ
前三ツ倉あたりからの眺望

らくだ?が居た・・・!
次に 前三ツ倉を目指します。この辺り両側のササが刈られ 広く整備された尾根道で ササ原とブナの木々の間の平坦路 らくだなあ~  変形したラクダ、キリンに見えるブナの木、さるのこしかけ風きのこ等あり。

11:45 前三ツ倉(1312m)着 名前の表示小さく見落とすかもー ここは那須という地域からの登り口の合流点で那須分岐 大小の岩が散在 見晴らしなく通過 

さらに 奥三ツ倉へ進みます。尾根道の途中 東方面に開けた所があり やまなみや集落(戸河内?)が見渡せます。 尾根道なのでわりと楽です。

ブナの林の中 暫く進むと 奥三ツ倉(1322m)  12:00着  大岩がある。
西南方向に吉和冠山が望め 南に十方山の山頂が近く望める。
これまでのブナは細めだったが この辺りから大きなブナが目立ち始める。


水芭蕉に似た植物、名前は?

ブナの林の中を進む
奥三ツ倉からブナの林立する西南尾根を下っていくと 論所というところ
ブナ林の中に湧水と小さな川がある。滑りそうになりながら小川を渡り 架けられた
小さなハシゴを上がる。 水辺に水芭蕉に似た植物がたくさん生えている(名前は?)

十方山の山頂まであと一息

12:30 十方山頂上 到着(先頭のYさんは12:05だったとの事 早!) 
2時間50分の行程でした。

十方山はその名のとおり 十方 360度の眺望ですね。
大きななだらかな山の形で 遮るもののない草原状の頂上 ササの大草原
遠く 瀬戸内海、四国、日本海、大山まで見渡せるということですが 今回 広島湾 似島、吉和冠,寂地山、三瓶山等が確認出来ました。多少の霞がありましたが良い眺望でした。
久方ぶりの十方山で、登頂のポーズ

5,6組の登山者がおられたが おられるうちにと早速 記念写真のシャッター押しをお願いする。その後弁当タイム. 風があると寒い。ササを風除けに昼食

13:05 下山開始 
帰りは周回コース 北に向かい水越峠の獅子ヶ谷登山口へ下ります。
獅子谷登山口から少し下ると滝
途中 旧道と新道の分岐があり 新道の道標に従って新道を下ります。
かなり急な下り坂を1時間 獅子ヶ谷登山口 14:00着 
ここにも新道旧道の表示がありました。
そこから北東へ広い林道をのどかに横川川に沿って沢を40分下り
14:40 二軒小屋駐車場へ戻りました。 10分遅れぐらいの行程でしたが 最後はなんとか帳尻が合いました。
ピンクの山ツツジが目をなごませる
林道沿いに見事に枝打ちされた植林があり感心しました。周辺 植林すごいですね。
また 山菜取りの家族連れがおられ 何かを探しておられましたが、ウドや、わらびはさっぱり見えませんでした。
登山道は両端のササは広く刈られて歩きやすかった。 
ラクでもなくキツクもないゆったりした良い山行だったように思います。
二軒小屋駐車場14:50出発 16:30広島に着きました。

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