Saturday, 25 December 2021

日浦山(Hinourayama) 345.9mh

高木さんの寄稿です

1219日(日)

 明日山会 今年2021年度最後の山行は、近場の山広島市東部、海田市駅のすぐ裏、北東にそびえる日浦山(ひのうらやま)345.9mです。駅から近く、手軽に登れ、山頂からの大展望もあって、市民に人気の山として親しまれているようです。

山頂から東に瀬野川、安芸中野の町並み、鉾取山等の山並み

 登るルートは海田市駅北口より薬師禅寺からのAルート大師寺からのBルートがあり、他のルートもいろいろあるようですが、今回は大師寺からのBルートを登り畑賀安芸中野方面に下るルートです。

参加10名(M7 W3)

 この日は前日からこの冬一番の冷え込みで、朝、雪や雨が降り皆さん心配されましたがまもなく止み、朝ゆっくりして広島駅10:05発のJR列車で10分、無事海田市駅に降り立ちました。ここでホームでの降り違いでの集合遅れ、またMさんから、Mさん地元のみかん(ブランド物もあり)の差し入れがあったり、(ありがとうございます、リュックが重くなると冗談を言って皆喜ぶ)トイレ、ストレッチもして駅北口から予定より15分遅れで山方面に向かいます。

ストレッチして駅北口から出発

10:35 北東へ路地を抜け、旧山陽道海田市の一里塚の石柱のところを右に歩いて、赤い門が目印の大師寺入口着。頂上へ1775mの標識,いきなり見上げる参道階段、約140段を上り大師寺境内着 10:45

赤い門が目印の大師寺入口

周りは墓地で案内板に従いさらに階段を約90段を上がると、「日浦山 新四国八十八ヶ所」の石仏群の10番目の所に出た。

地蔵様さんを眺めながら

 両側のお地蔵様を眺めながらなだらかな道を登って行く。73番目の所でBルート左への案内板があったが合流するだろうと直進,さらに石仏を眺めながら88番目到達 11:00

石仏を眺めながら88番目到達

朝の寒さで防寒して来たけど薄日も射して暑くなりここで上着を脱ぐ

 ここから雑木林に入って歩きやすい落ち葉の道を登って行く。所々階段があり少しきつい。左に林の隙間から住宅、宇品方面が見え、鉄塔の横を登って行く。11:20やっと中間点 頂上まで875mの標識,さらに登り、途中右手に海田市街の展望が広がる。

やっと中間点 頂上まで875mの標識,

 途中、幼児を背負って下ってきた人に出会ったが、登る時出会ったのはこの人のみ(山頂には3~4グループおられたかな)

11:30小休憩。Tさんよりおやつ(干し柿)いつもありがとうございます。

モグモグタイム

 少し元気になったけど所々階段の道、最後に急坂の長い階段が待ち構えていました。息を切らしてやっとこさ登りきると岩場の尾根、頂上直下、めちゃ大きい岩がゴロゴロ、ロープを伝って直登の人もいましたが、右に回り込んでAルートと合流して登る道があり、その方が楽でした。
右に回り込んでAルートと合流

 11:50過ぎ頂上到達。

山頂からは大展望、特に南方面は広く見渡せます。町と海と島と山。

山頂からは大展望

眼下に海田、広島市街、広島湾、また似島、江田島、宮島の島々


絵下山、古鷹山等の山並み、東に瀬野川、安芸中野の町並み、鉾取山等の山並み、


北に呉娑々宇山、西に極楽寺山等の広島市近郊の山並みが望めます。

 頂上は木々少なくごつごつした岩がたくさん有り広々している。

 

案内版が整っている


山頂345.9mのポール

ここで集合記念撮影する。若者2人にシャッターを頼みTMさんがお礼に

朝のMさんからのみかんをあげる。

 

集合記念撮影、皆さんご機嫌です

そして岩の上に座って昼食タイム。

食後に果物、お菓子の配給いつもながらありがとうございます。

岩の上に座って昼食タイム

さて食事を済ませて、12:40帰途へ


食事中、雲が出てきて風も冷たく少し寒くなってきました。

天気予報では午後は晴れだったと思うのですがー

 さて食事を済ませて、12:40帰途へ

登ってきた道と反対の観音免公園への道を下ります。

途中左に下りる為角登山口の標識、細い道。

直進して右に下りる観音免公園(海田ふるさと館)への分岐点に着く13:00

さらに直進ですが、ここから長い登り急登です。きつい!やっとこさ

展望所広場(以前TVアンテナ塔が立っていたらしい)13:10

瀬野川、安芸中野方面の展望。

ここに右へ折れる安芸中野方面の標識があるが、これを無視して

少し左、影コースと呼ばれる下りの道へ入る。

 

落ち葉がすごい、急な下り坂の連続

落ち葉がすごい、急な下り坂の連続、途中長い下り階段やロープを

伝って下りる所があったりして、延々と急坂を下ります。

落ち葉、落ち葉、滑って転げ落ちてしまいそう。踏ん張って踏ん張って脚がパンパンです。

途中で、雨がパラパラ

砂防ダムの所まで下りて来てホッと一息!畑賀、影バス停の橋を渡り、

やっと砂防ダムの所までたどり着く

住宅地を抜けて14:00過ぎ安芸中野駅着!

  ハイキングコースという案内ですが、かなりきつく、これはハイキングではなく登山では?という感じでした。

春にはゲンカイツツジやコバノミツバツツジが咲いてきれいという事でまた春に登ってみればと思います。

Sunday, 5 December 2021

白滝山、黒滝山(Sirataki Yama 342M , Kurotaki Yama 270M )

白滝山、黒滝山 山行紀行

 2021年11月28日

                          増田さんの投稿

お世話になっている株コムさんの駐車場を8時に出発。今回は姫4方、殿3方の女性優位の山行となりました。姫様パワーで雲一つない青空です。山陽自動車道を三原方面に向い、途中小谷インターで野菜市に足をとめ思い思いに買い物を済ませ、本郷インターで一般道に降りて目指すは三原市小泉町にある龍泉寺駐車場である。

龍泉寺駐車場は、ほぼ満杯 正面に白滝山

登る山は白滝山そして黒滝山の2座である。白滝山の高さ342M、黒滝山は270M、龍泉寺駐車場は245M北から南に行きまた北に戻る8の字方の高度差100M程度を上り下りするコースで、休憩をいれて4時間のゆっくりコースである。

6年前はNHK大河ドラマ(マッサン)で竹原街並みブームもあり町見物をさせていただいたが、今回はじっくり休憩と景観と参拝に時間をとり山歩きを楽しむことになりました

好天に恵まれて瀬戸内海も輝いている

 山は1番が天候 本日は快晴 気温ぽかぽか陽気全山紅葉 そして瀬戸内海国立公園。

 黒滝特別区と特別に指定されているだけに登山客は絶え間なし登山道はきれいで大切に保護維持されている。

 龍泉寺駐車場の手前で草刈り機を積んだ軽トラ軍団30台以上に遭遇、別に境内植木剪定の人たち10人以上、すべて龍泉寺の門徒の方の奉仕活動と聞かされた。地域の方の信仰と誇りが白滝、黒滝の景観を守っているのだろう。

龍泉寺境内

 龍泉寺境内の案内板によると、名僧行基さんがお告げにより11面観音菩薩を山頂に祀ったことが始まりでまた守護大名の小早川氏の重臣小泉氏の氏寺であったとか。

余談として広島市草津の小泉酒造は小泉氏の流れをくんでいるとか。

白滝山を有名にしているのは山頂の巨岩に彫り込まれた摩崖仏。

大岩に彫られた崖仏、優れて雄大なお姿。

龍泉寺の後ろの山が白滝山


 江戸時代の前半に彫られた釈迦3尊像と16羅漢像の等身大は迫力があり、他ではあまり見掛けない光景である。

龍泉寺の奥の院といった感じで山頂には、火伏の神秋葉神社そして鐘撞堂がある。鐘をつかせていただいた。腹に染み渡った。

山頂には、火伏の神秋葉神社そして鐘撞堂

時刻は10時過ぎ集合写真をとり柿と饅頭の休憩タイムは至上の喜び!

みんなゆったりとご機嫌です!

白滝山の360度の景観を見てくだされ!

白滝山頂付近の大岩から

宮島弥山の展望台からの景色が日本一と思っているがここからみる景観も負けず劣らず。

 お気に入り風景は生口島と大三島を結ぶ当時世界一の長さといわれた斜張橋多々羅大橋の美しさと島數の多さと穏やかな海と白く光る海の色ゆったりと行き交う・・。山がわに目を移すと、北に広島飛行場 山陽自動車道が走り、小早川氏の新高山と高山の山城も見える。

白滝山山頂のから広島空港方面の景色

 沼田川の流れが三原城につながり、眼下は黒滝山 竹原の町並みが見える。

白滝山山頂の大きな岩の上から東方面の景色

 白滝山さんありがとう そして隣の黒滝山に向かう。

時刻は11時前

この山のいいところはいたるところに展望台が設けられていて、見上げてもよし、見下ろしてもよし、特に白滝山の山頂はどの場所からでも絵になる。

白滝山から黒滝山への途中の展望台

30分ほど歩き黒滝山の領域に入った。

黒滝山まで0、5KM白滝山まで1kmの表示が見つかる。

黒滝山まで0,5KM の表示が見つかる。

道端に山ツツジの花と黄色いアキノキリンソウが咲いている。赤い木の実がたわわにみのっているが名前が判らない。

その赤い実の木の向こうに黒滝山が見える、黒滝山山頂の矢印に沿って木道を歩くこと10分黒滝山山頂到着。

 眼下は忠海 左に多々羅大橋がはっきりと見える。その奥に四国山脈がこんなに近くに見えるのか 反対方向のなだらかな山は野呂山。

眼下の瀬戸内海は忠海。その先には多々羅大橋と四国山脈が遠くに見える

 12時の昼ご飯いただきます。紅葉がきれい!

明日山会はおやつが豊富 いつも いつもありがとう。

たっぷりの休憩をとって白滝山龍泉寺駐車場を目指します。

12時40分発

黒滝山は西国33観音霊場の参詣道になっていて3時間でお参りできるそうである。

登山道に19番長寿の亀岩が有ったり 幸せの鳥居が有ったり

幸せの鳥居

自由の女神風の観音様が有ったりと楽しく参詣できる工夫もされている。

自由の女神のように右手を高く!

平山郁夫さんが子供のころスケッチした生口島の記念風景パネルや

乃木大将が座って景色を絶賛した岩などもある。

乃木大将が座って景色を絶賛した岩

白滝山龍泉寺駐車場到着は2時過ぎであった。

世界に誇る瀬戸内海の多島美を楽しませてくれた今回のルートは大満足であった。いつの日かまた、訪れたいコースである。

小谷インターでコヒーを飲んで締めました。






Sunday, 7 November 2021

比婆山連峰(立烏帽子山1,299m、池の段1,279m)

 松浦さんから寄稿です。

2021年11月6日

 今回は標高1,200m級の山々が重なり、ブナ樹林に覆われ、新緑、黄葉、紅葉の美しい比婆山最高峰立烏帽子から、池の段を目指します。

駐車場は満車です

10

 小春日和の中、8名で紅葉真っ盛りの県民の森センターをスタートし、まずは展望園地に向かいます。舗装した道を10分ほど登ると展望地まで1,000mの立て看板があり山道にはいります。

標識を確かめ展望園地へと、さあ出発

 落ち葉をサクサクと踏みしめて、ワイワイ言いながら登ります。紅葉した木々の間からは毛無山、伊良谷山、牛引き山の三山がうっすらと見えます。

少し進み、鋭角に左に入ります

 しばらく歩くと、薄緑、黄色、茶色に、ひときわ目立つ橙色のヤマモミジが加わり一層美しくなりました。(途中、Tさんが車のキーを拾いどうしたもんかいな、まずわ県民の森センターに連絡、下山時に届けることにしました。)


右側に木の階段を入り山道へと入ります

1050分   展望園地

 前方はさえぎるものもなく、紅葉した山々がクッキリと見えます。同時に中腹から山頂にかけての木々の葉の色づきの移り変わりが一目で感じられます。(ここで居合わせた、我々より先に下山する人に、先ほど拾った車のキーをセンターに届けてもらうようお願いすると、気持ちよく引き受けて頂き皆ホッとしました。)

展望園地からは比婆山連峰の牛曳・伊良谷・毛無・烏帽子・
比婆山が良く見える

 ここからは少し下ると、緑の熊笹と橙色のヤマモミジのコントラストが美しい穏やかな道が続きます。坂道に入り、登り、下りを繰り返し尾根道を少し行くと立烏帽子山駐車場に着きました。(途中で冬眠前の赤ちゃんヘビにも出会いました。)

落ち葉の絨毯の上を歩くのは気持ち良い
 
貫禄があるブナの大木


やっと駐車場に到着


生活道の標識なのか十丁、何ちゃら村と刻んである

 ここから立烏帽子山頂まで500m、葉を落とし冬支度を初めているブナ樹林の間を登って行きます。下る人も多くなり道を譲りあいながらとなります。ところどころ急な道で四つん這いになって黙々と登る道もあります。


こんな急坂もありました

1225分    立烏帽子山山頂(1299m)

 尾根道を少し下ると正面にホツツジが赤く染まり、灌木に覆われた山肌が赤と黄色に燃える美しい池の段が現れ、皆の目を奪われます。下に見える小さな原っぱを目指し一直線に気持ちよく下ります。

今から向かう池の段が気持ち良く広がる

左手には竜王山のなだらかな姿が見える

振り返れば立烏帽子がすっきりと立っている


 色ずいた灌木の中、今度は見えなくなった池の段を目指し一直線に駆け上がります。上は雲(坂の上の雲)を思い出します。

鞍部から池の段に向かう道


1250分    池の段

 人が多いので黄色の笹道を少し進み、池の段神社の周辺で下ってきた立烏帽子、竜王山を眺めながらの楽しいお弁当です。女性陣からの差し入れのおまけも付きます。いつもありがとうございます。


立烏帽子を背景に池の段山頂にて、ハイ、ニッコリ!


今日は大山がはっきりと見える


お地蔵さんには神社の文字、神仏混合?


10月登った吾妻山が左に、右に御陵がある比婆山が見える

1505分    六の原製鉄所跡

越原越を経由してセンターへ

正面の烏帽子山を見ながらの下山です。少し進むと灌木から林に入ります。またヤマモミジに再会します、おっぱら峠から御陵には行かずセンターに向かいます。
下まで降りると紅葉真っ盛り

センターの近くの六の原製鉄所跡に着くと、心地よい谷川のせせらぎの音が聞こえ、川原に沿って、モミジの黄色、朱色、正に、今が旬の絶景が出迎えてくれました。

紅葉を楽しむN氏の足元には鉄穴流しの遺構が見える


気持ちいいー

今日一番のイロハモミジ

赤と橙のまだらモミジ

帰る時今迄気付かなかった見事な滝を見つける
16:00

 比婆山連山の起伏ある登り坂とみごとな紅葉を思い出に、帰還の途に就きます。