Saturday, 2 March 2019

上盛山 (Kamisakari Yama) (314.4m)

 2019.2.24()
※今月は中本さんの寄稿です。

今日の山は、山口県上関町、長島の最高峰「上盛山(かみさかりやま)です。昔は神山と呼ばれた山で、山頂にある灯台型展望台からの眺望がすばらしく、360度のパノラマが楽しめるということです。好天で、朝は冷えたものの日中は暖かな日差しが期待できそうです。
参加者は10(6、女4)

       正面の中央が上盛山
3台の車に分かれて上関に向いました。柳井から上関大橋を渡り目指す上関城山歴史公園についてびっくりです。大勢の人が公園に向かって歩いており、それを多くの整理員の方が誘導、私の車も臨時駐車場の上関中学校に招き入れられました。入口から多くの車が並んでいましたが、何とか駐車して歩き出したところへもう一台の仲間の車もやってきました。後から分かったのですが、今日は216日から始まった桜まつりの最終日だったのです。私たちは、皆さんが向かう桜まつり会場とは反対方向の登山口を目指して県道を登っていきました。右手に目指す山頂の展望塔が見えます。
先ずは竹林の道

10分ほどで右へ御汗観音への車道が伸びる分岐へ到着し、ここで全員が合流しました。もう一台の車はこの分岐点に駐車していたのです。1023発、尾根にのびる細い道に入っていきます。木々に囲まれた山道ですが、落葉の下の路面は舗装されていて歩きやすい道です。


展望塔から 東方面
ため池を横に竹林の中を通ってしばらく登ると25分ほどで展望台へ続く車道に出ました。携帯電話のアンテナ鉄塔が立っています。
ここからはこの車道を緩やかに登っていきます。道沿いにはスイセンが植えられ頂上まで続いています。20分で頂上に着くと一気に視界が広がりました。




展望塔から 西方面
プロペラ型のソーラー風車が見えますが、風がないので全く動いていません。それだけ穏やかな日だということで、
私たちにとってはとても気持ちの良い天気になりました。
らせん階段を上がって展望塔に出ると、まさに360度の絶景で、海の風景が広がっています。晴れた日には四国佐多岬や九州国東半島が望めるそうですが、少し霞んでいて確認できません。このあたりに詳しい方がおられて、祝島、叶島、牛島、馬島など近辺の島々の名前や原発の建設予定地なども教えていただきました。


展望塔から上関城山歴史公園を望む

展望台の周辺にはスイセンが今を盛りと咲き誇っており、その数はおよそ1万本だそうです。スイセンの花で埋まった斜面の下にベンチが並べられており、そこで昼食を摂りました。


頂上展望塔をバックに、「楽だった」ので余裕の笑顔

1210発、昼食後は登ってきた車道を下ります。少し風が出てきたようで、止まっていたソーラー風車がかすかに動いていました。15分で上ってきた山道との分岐点、ここは車道を直進し10分で御汗観音奥の院への分岐です。左にとって少し登ると神秘的な雰囲気の御汗観音が現れました。いろいろな建物や石塔がありますが、本殿はまるで砦のように急な崖斜面に石を積み上げた上に建っていました。観音像の胸のあたりがいつも濡れているように見えるので、御汗観音と呼ばれるようになったのだそうです。


神秘的な雰囲気の御汗観音

分岐に戻って車道を下ります。変わった形のトイレの横を通り次の分岐を直進、15分ほどで全員が合流した山道分岐に着きました。途中、頂上への道路が拡幅されるのか、各所で大掛かりな工事が進んでいました。完成した時の島はどう変わっているのでしょうか。

城山歴史公園の河津桜を見に大勢の人で賑わう

上関中学校の臨時駐車場へ戻ると、まだまだ多くの車が出入りしていました。展望台から眺めた河津桜を見ようと、みんなで桜まつり会場の城山歴史公園へ行ってみました。最終日の日曜日ということで屋台も並び、大勢の人で賑わっていました。

海賊の山城跡に満開の河津桜
海賊の山城跡に、咲き誇る満開の河津桜とその向こうに広がる海と空。ピンクと青の美しいコントラストに色を添える黄色のラッパスイセン。桜まつりの賑わいの中で、春を迎えた独特の浮き立つ雰囲気を感じ、楽しい時を過ごしました。
早咲きの河津桜と黄色スイセンが咲き誇る

後で調べた観光協会のサイトには桜まつりのチラシもあり、それには「約180本植えられている早咲きの河津桜と黄色スイセンが咲き誇る散歩道」とうたわれていました。


そのチラシにあるとおり、河津桜と黄色スイセン、そして真っ青な瀬戸内海の風景から早めの春を感じることができて、上盛山を計画したこの日が桜まつり最終日であった予期せぬ幸運に感謝です。今回は、山より桜の一日でした。

No comments:

Post a Comment