Tuesday, 21 November 2017

岩樋山(Iwahi Yama)、道後山(Dougo Yama)

                                            今回は香口さんの執筆です

11月5日 今月は県北の岩樋山(1271m)・道後山(1269m)の紅葉を求めての山登りで参加者は10人です。
広島出発7:30=登山口駐車場 9:40
広島の西区を出発し、道中の千代田・高田あたりではこの季節毎日発生するであろう深い霧に包まれ、視界100mくらいで運転者はさぞかし走りにくかったことだろう。しかし、山の上から見ると幻想的な光景となっているのだろう。
登山口9:50=岩樋山10:45
ストレッチで体を解す
登山口の月見ケ丘駐車場には計画より少し早く到着し、夫々ストレッチで体を解し熊避けの鈴も付け、まずは岩樋山目指していざ出発。
熊避けの鈴も付けて
高度計は950mを指しているが実際は1000mなので、天気が良く気圧が高いための誤差なのだろう。

唐松林を通り抜け、落葉を踏みしめながら登り、東屋に出る。
落葉を踏みしめながら登り
西の眼下には唐松林の向こうに先程駐車した月見ケ丘の駐車場が見え、遠くには比婆山連山が見える。立烏帽子の尖った山頂が印象的です。
西の方角には比婆山連峰が見える
南の方向には昨年登った猫山が間近に見えます。
昨年登った猫山が間近に
岩樋山へは唐松の黄色が綺麗なくらいで落葉樹は殆ど葉を落とし冬支度・・、楽しみにしていた紅葉は期待外れでしたが良い天気の中、落葉を踏みしめての山歩きは最高です。
県北の紅葉は1020日過ぎくらいが見頃なのでしょう。
なごりの紅葉が枯れ木の中で輝いています
岩樋山の頂上からは東に道後山が見え、尾根沿いには真っ直ぐ伸びる石垣が見えます。
岩樋山の頂上からは東に道後山が見え
ここ等辺りでも、昔はタタラ製鉄が盛んでした。鉄を溶かす燃料の木を伐採し尽くし、草原となったので、牛を放牧しましたが、ここが丁度国境で牛がどちらの国の物か解らなくなるので石垣を築き間違いを防いだそうです。
両国牧場の跡地から、対面の道後山へ

名前も両国牧場と言ったとの事。ここは因幡と安芸の国の国境なのだ。
岩樋山から草原を東に下りて行き、石垣沿いに進む。
国境の石垣:石積みの幅約1~2mの塀が万里の長城のように、ずっと山肌に連る
の両国牧場に沿った石垣を少し行くと大池分岐。左は道後山山頂、右の方へ進むと大池、山頂はすぐそこなので、大池へと回ってみむ。その昔、この大池は砂鉄を取り出すための水源だった。
大池、こんな頂上の近くまで来て、鉄を作っていたとは

岩樋山10:55=道後山11:40
道後山の頂上は丁度昼時でもあり沢山の登山者で一杯。流石人気の山です。
私達のパーティの数人も、この山は素晴らしい、これだったら年何回来ても良いと絶賛する。
ここで集合写真をパチリ。後は楽しい弁当タイムです。
道後山山頂にて
周囲は360度見渡せ、本当なら北に日本海、東に大山、西に三瓶と見えるのだろうが晴れている割に見えず・・、残念。
ポカポカ陽気の山頂で景色を眺めながらの昼食風景
登って来た道とは違う西への縦走路を下山するが、晴天の下草原の山歩きはとても気持が良い。
晴天の下、気温もまあまあで、山歩きは最高

道に火山弾と思えるメロンパンのような石があり、この辺りに火山があったことが偲ばれる。
メロンパンのような石

道後山と岩樋山の鞍部からは岩樋山の南を回り月見ケ丘駐車場に向う。途中花のように見事にピンクの実を付けた木があり、帰って調べると朱美(アケミ)のようだが間違っていたらご免なさい。
朱美(アケミ)
駐車場には計画書より少し早く全員何事もなく無事下山するが、駐車場はまだ岡山・福山・鳥取・島根・広島ナンバーの車で満車です。

道後山12:30=駐車場13:30
無事下山、駐車場は満車に近い

帰る途中道の駅の『ゆめさくら』に寄り、アイスクリームを食べたり野菜を買ったりするが、これも楽しみの一つです。
広島には計画通り16:30に到着する。
次月の山は瀬戸内海の上蒲刈島の七国見山、七つの国(豊後・周防・安芸・備中・備後・伊予・讃岐)が見えるでしょうか。

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