Friday 31 March 2017

二葉山(Futaba Yama)~尾長山(Onaga Yama)~牛田山(Usita Yama)

今回は松浦さんからの投稿です
2017年3月26日 参加者10名     

昨年天候の関係で二度中止となったこのコース、今年も事前予報では雨模様でしたが、予想外の晴天に喜ぶ会員10名、駅裏の神社巡りを中心にしたハイキングコース、二葉の里歴史散歩道の標識前からみんな笑顔で出発です。

東照宮、金光稲荷神社経由、二葉山(139m)

300m歩き、山手に向かうとすぐ目の前の階段に細長い立派な門構えが見えました。これが東照宮でした。駅裏すぐの場所にこんなところがあることを私は全く知りませんでした。

堂々とした東照宮への正面階段と門のある風景

境内にはいると、咲きはじめた一本のしだれ桜が目にとまります。
境内の「しだれ桜」が満開になるのも間近
満開になればたくさんの人を楽しませることでしょう。お参りを済ませすぐ裏手に回ると、赤い
鳥居がたくさん並んでいる金光稲荷神社がすぐ目に入ります。
金光稲荷さんの赤い鳥居が並ぶ参道
長い急な階段の続く参道は、別名「御遺訓参道」と名付けられ、家康公のご遺訓が五ヶ所に立てられていました。(最初はよく聞く「人の一生は重き荷を負いて」でした。)

薄暗いかなり急で長い階段を登り終え、左に行けば稲荷神社の奥宮ですが右に向かうと直ぐに頂上です。


別世界にきたようで、眺めが本当に素晴らしく、宮島から似島、比治山、江田島、黄金山、灰ヶ峰、に続く瀬戸内の島々と山々、自然の美しさに感動させられます。手前では広駅島周辺の高層マンションに代表される変貌を一目で見ることができます。


仏舎利塔(平和の塔)一番下の台座の高さが人の丈

後方の広場にある仏舎利塔(平和の塔)は恒久平和を念願し犠牲者のめい福を祈り建立され、塔内にネール首相からの仏舎利一粒も収納されているそうです。広場には桜の木も植えられています。

時間40分 歩数3200歩






二葉山~尾山(186m)
二葉山から車道を下り団地を抜けて左手に牛田の街並みを眺めながらマンション裏手から尾長山登山開始です。登り始めてすぐに小さなびわの木と藪椿にはさまれて、小さな、白い香りの良い沈丁花の可憐な花がさいていると増田氏が教えてくれました。
尾長山の頂上付近から、仏舎利塔、牛田地区の街が見える
山道を登りながら、周辺の小さい木に目をやると芽の先がうす緑になり顔を出す準備をしています。又珍しい木には必ず表札(例・リョウブ・材は上質な木炭となり、幼芽は食用に)が丁寧につけられており、木々に興味のある方は大変勉強になるだろうと思います。
木の表札を見ながら、改めて木の姿を眺める

道はだんだん傾斜がきつくなり、手すりロープがはられた山道の連続となり一生懸命でしたが、距離は短く、なんとか山頂に到着。ここからの眺望がまた素晴らしく、前方に先ほどの双葉山、仏舎利塔、その後方に基町住宅、アリーナ、クレドビル、その右がわ後方は火(ひやま)、春日野団地、武田山とまたまた美しい景色に感激で、登りのしんどさも帳消しです。              時間25分 歩数1600歩

尾長山から牛田の街並みを望み、遠く宗箇山、火山、武田山が続く
 
尾長山~牛田山(261m)


途中の休憩所、アーノルドパーマーの傘とベンチが良い
尾長山からの下りはなだらかで余裕を持ったスタートでした。この道で初めてメジロ(チョウベイ、チュウベイ、チョチユウベイ)のさえずりを耳にしました。たくさんの小鳥に鳴き声を期待していましたが他には、カラス、ヒヨドリ、山鳩、ウグイス、ヤマガラの声が少し聞けるだけでした。もう少しで花が咲き、新芽が出て、たくさんの小鳥の合唱が聞けるのでしょう。道はゆるやかに上り、下りを繰り返しながら登っていきますが、途中右手の方向に府中の街並みがみえます。また、手つくりの簡易休憩所に出会い(この後何ヶ所も設置されている)、人の優しさを感じます。


牛田山の山頂の直前は急こう配ですが、距離は短く、思ったより楽なコースでした。



良い天気に恵まれ、二葉山→尾長山→牛田山を走破した面々、爽やかな汗をかいて大満足
山頂(戸坂城跡)には、憩いの広場と書かれた小さな休憩所があり木々の上には小鳥の巣箱がかけられています。ボーイスカウトの少年7名のグループと他に家族連れと多くの人が楽しんでいました。私たちは前方の鈴峯から黄金山方面に広がる美しい景色を見ながら弁当を食べました。自然の中で頂くと本当に美味しいものです。又ここでは右斜面からは太田川超しに祇園方面から毘沙門台の街並みが、左後方には火山、武田山の景観を目にすることができます。
時間60分 歩数5000歩
牛田山から神田山荘
なだらかな下り道を余裕を持って歩きます。今回は広島市内の眺望を堪能させて頂くとともに手造りの休憩所、たくさんの木の表札、巣箱などと人の優しさにふれた登山でした。

No comments:

Post a Comment