Saturday, 16 January 2016

宮島の弥山へ初登山

2016年1月4日

朝の光に、大鳥居が、その姿を海面に写し、きれいに見えます
明日山会の皆様 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 明日山会の新年の恒例行事は、宮島厳島神社および三鬼大権現さんへの参拝と弥山頂上を目指しての初登山です。

 九時半に、宮島口桟橋に集合、それぞれ新年の挨拶を交わし、フェリーに乗り込みます。
フェリーは、さすがに、正月とあって、参拝客で、ほぼ満杯の状態です。

 天気も良く、気温も穏やかな陽気で宮島厳島参拝には、絶好の天気です。
それぞれ、お賽銭を投げて、今年の無事とご利益をお願いしながら、朱色の柱の長い回廊を歩きます。
 回廊からは、大鳥居や千畳閣と五重の塔が、朝日に輝いてきれいに見えます。

大聖院登山コース、白滝神社の前
今回は、大聖院の地下の真っ暗な回廊を見て回ろうということで、大聖院に立ち寄るため、コースは大聖院コースとなります。

 大聖院の地下の回廊は、入ったらすぐ真っ暗闇の通路です。その中を手探りで進むと、奥の方にたくさんの小さな仏像のイメージと、寄進者の名前が、闇の中に、薄明かるく、ぼやっと浮かんできます。なんと、寄進者の中に、先代の会長の尾山悦造さんのお名前があり、驚きました。

大聖院コースは、階段が連なり、良く整備されています。先の台風での土石流で大きく谷が削り取られている様子がよくわかります。

 今回は、出発が遅いので、あまり休憩を取らず、一気に登り、仁王門のところで、少し、休み、弥山本堂と靈火堂の広場に到達。

 そこから、ちょっと階段を登ったところに三鬼大権現さんがあります。早速、三鬼大権現さんで、山の会として全員一同、お祓いを受けます。


三鬼大権現さん、初代総理大臣の伊藤博文の縁がある
お祓いを済ませ、さらに段差の高い階段約を5分ぐらい登ると、大きな岩のゲート(くぐり岩)を抜けて、そこを抜けると、広場があり、二階建ての家のような展望台が見えてきます。弥山山頂に到着です。

新しい弥山展望台
新しい展望台にはたくさんの観光客及び登山客が、二階の回り縁に座って、瀬戸内海の景色を堪能しています。

 二階の縁側は、檜の床で、今でも木の香りが漂うような、ユニークな縁側で、屋上からのひさしが延びて、その間から見える、瀬戸内海と島々の景色が一段と美しく見えます。
新展望台の2階のベランダと回り縁側と景色

車座になって昼食です。

 展望台には売店があります。ボランティアの方が、毎日、交代で掃除をしたり、店の番をしたり、今日は、増さんの大学の先輩の方が、仕事をしておられました。 
皆、それぞれ、好きな飴を買って、売り上げに協力しました。

弥山山頂を後にして、干満の岩や、大日堂、猿の腰掛などを見ながら、霊火堂前の広場に再度立ち寄り、皆で記念撮影。
後ろ方面の階段を上がった所に、三鬼大権現さんが見えます


帰りは、仁王門の広場を真っ直ぐ進み、大元公園のコースを下山しました。

仁王門 台風で壊れた建物が修復されています

 大元公園コースは、大きな岩石の富士岩や風穴同、静かな林の道があり、途中そそり立つ断崖絶壁では、「戦国時代に陶軍が毛利軍に追われて、多数の兵士や馬が。駒ヶ林の断崖から、馬もろとも転がり落ちて、大元川がしばらく、血に染まった」などの言い伝えを、話しながら、登山道を降ります。
風穴洞、ひんやりとした風が、下の穴から噴き出してます
大元公園コースは、登山客が少ないので静かです。途中、登ってくる、二人の外国から来られたと思われる若い女性ハイカーと出会いました。挨拶を交わし、どこから来られたかを訊ねると、オーストラリアからとのこと。

 近頃はとみに、海外からのハイカーも増え、弥山も国際的に人気が高まっているようです。海外から来られた方は、ロープウエーをっ使わず、歩いて登る人が結構おられて、なかなかガッツがあります。

やがて、雑木林を抜け、大元公園から、宮島水族館にたどりつきます。

天気がよいので、夕日に映える鳥居が見えます。
正月の天気は穏やかな天気でした。

 弥山は、535m、海抜0メーターから登るので、500m以上の山登りでしたが、正月には、ご馳走をたくさん食べられたのか皆さん馬力がありました。

今年も、大いに山歩きを楽しみましょう。





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