Tuesday, 8 December 2015

天狗城山(てんぐじょうやま)から天狗岩

2015年11月29日 天気 曇り

 天気は少し良くないが、気温はやや暖かく、風もなく穏やかな山登り日和。天応の呉ポートピアの駐車場に車を置いて、出発。

 呉線、天応の踏切を渡ってしばらく行くと、付近の工場の入口の近くで、地元のおじさんに声をかけられた。
我々が、天狗城山へ行くことを承知のようで、細かく、登山の登り口や、案内板のことや、登山道は獣道でイノシシとの遭遇には気を付けることなど、いろいろと注意事項を伝授していただく。

天応の街をバックに登る
おじさんに感謝しながら、住宅地を進むと、山の入口は意外に近くにある。

道路に沿って天狗城山登山口の看板と鉄製の階段があり、それを登ると、すぐ急登な山道がつづく。

準備体操をしている崖のすぐ下には車が往来している。


暫く、急な山道を、あえぎ、あえぎ、
登ることになる。

  途中、方形状の岩が、幾重にも層になって、突き出た形をした、岩場に遭遇、不思議な形だ。後で、調べたら、「水晶岩」という名前があり、以前は名前の札があったとか・・
レンガよりちょっと大きめの角角した小さな
岩を、縦横に積み重ねたような岩壁









岩壁の上に登ると柿の木、晩秋の風情












岩場のちょっと上には、真っ赤な柿が、たわわに実っている。そこから、遠くは江田島、倉橋島、天応の街と呉市へ続、く高速道が,眼下に見える。

岩は大きいが、滑らかな岩が多く、登山靴が働く。
 だんだん岩場がふえる。
紐やロープが備えてあり、ずいぶん助かる。
頂上に近づくほどに、道が険しくなり、大きな岩を抱きかかえるように登る。
岩に鈴なり


頂上に出る、まさに、天狗城山、視界は開けていないが、何かの要塞のような風情。

天狗城山(293mh)は、絵下山から南に延びる支尾根の南側に位置する花崗岩の岩山。
天狗城山頂上付近からの呉、音戸方面の眺め


ここで、ゆっくりしたいが、次があるので先を急ぐ。


天狗城山から、五分歩くと、展望岩があり、そこからの眺めは、晴れていれば、なお素晴らしいだろう。



小屋浦から、広島市方面
これからは、尾根伝いの縦走で、遠くに絵下山の電波塔の鉄塔が高くそびえているのが見える。

絵下山の電波塔

しばらくの間は、山尾根の林の通り道を気持よく進み、小松尾山(379m)に昼前に到着、恰好の昼食広場にて各自弁当を広げる。



小松尾山の山頂にて
食事が終わったところで、皆で記念写真。誰か隠れていますよ!

二艘木峠で、Yさんが、少し前から、踵を傷められたようで、これ以上皆さんに迷惑をかけられないと、ここから小屋浦へ下山される。

市光山を登り、その視界を確かめ、さらに、進むと砥場分岐。


砥場分岐から、絵下山を斜め後に見ながら、天地峠から天狗岩を目指す。


天狗岩(370mh)へたどり着くと、大きな岩々が、林立している。
Tさん、天狗岩で、かくれんぼですか?

岩の一角に、ベンチがあり、ここからの、広島市内や瀬戸内海の眺めも素晴らしい。

岩の形も、いかにも天狗が、一本葉の下駄で、岩場から岩場へと宙を飛んでいるようなことを空想させるような雰囲気がある。


おおーい!こっち向いて!

あっ!、天狗様の面々かと思ったら、明日山会の山ボーイと山ガールでした!


山で見つけた花々

山尾根をたどっていくと、一輪の椿が、歓迎してくれる。

一輪の椿

ヤマモミジか何か定かではないが、その赤い葉が、よく映える。



山 ツツジではと思うが、今時、咲くんだろうか。
ヤマツツジ

今回の天狗シリーズ、山あり、岩場あり、急登あり、かなり変化の多いロングコースだった。
健脚人でも、相当のボリュームではないかと思うが、頑張って縦走した皆さんに拍手



Sunday, 8 November 2015

晩秋の比婆山連峰

明日山会11月度 比婆山連峰歩行記               増田 

県民の森管理センターの前、朝のうちは晴れだった
2日前の降水確率50%の予想が外れ 晴れの登山日和



駐車場は、ほぼ満杯

さすがに県下屈指の紅葉名所  駐車場は満員。
県民の森公園センターの洗面所をお借りして用意万全。

売店にリンゴ、大根が並び 帰りに土産として 施設利用の御礼でお金を落として帰るようにしよう。


10時にセンターを出発 メンバーは10名

幅広の歩道は落ち葉で一杯 カサカサの音が心地よい。

30分で展望園地標高千メートル 全山紅葉


受け売りを一言  紅葉「もみじ」とは もみいずる の意味で 
柿もみじ、さくらもみじ、はぜもみじ、芝もみじ、イチョウもみじ等で

色はあか、黄色、みどりもある。

紅葉の木はなく、楓という
イロハ楓、トウカエデ、ウリハダカエデ、ヤマカエデ

展望から全山、まさにもみいずる、景色

11時半立烏帽子駐車場着 ソーラパネルとバイオトイレあり

案内板 古事記の路 に 興味を注がれる

  
ともあれ 連山の一つ竜王山で昼飯と大展望を目指しスタート

雲の上に見える大山
1256M竜王山頂上は多くの登山客で活気がある。

太陽は姿を見せないが、空気が澄みわたり なんと 大山 が雲の上に

姿を現している。何度もこの場所にきているが  初めて その雄姿を確認

9月初め3日間の大山登山を思い 改めて天に感謝。 
 スサノオ降臨の山、船通山 高梁川源流の道後山

7月登山の福田頭(毛無山) 先月登山の三瓶山は 島根県民の森のシンボル大万木山に隠れ 見えなかったが大万木山もよい


竜王山山頂(1255)、池ノ段と立烏帽子山、を背景に
竜王山頂上の方位盤石を囲んで・・



集合写真を撮り、昼ご飯にしよう。
山頂気温は5°程度、寒い風が吹き抜ける 

ガスボンベが夏用のため気温が低いと火力が弱く、久保井さんの、カップラーメンに、熱い御湯が供給できなかった。ごめん!


伊邪那美の隠れ岩付近の紅葉




伊邪那美の命の隠れ穴を覗くと?


古事記の路 伊邪那美の隠れ岩を覗き 池の段へ 360度展望を楽しんで下山。



渓谷と紅葉の風景

  越原越から公園センターは細い樹木の葉や枝が創り出す渓谷美
紅、黄色、緑 の色に水音がいい、日本の精細な晩秋がある。

この場所は最高 見事  西行法師に教えてあげたい。

16時管理センター到着 忘年会確認後 土産を買って帰路。

竜王山へ向かう、中国自然歩道でみつけた、やまなし(山梨)
楽しかった。

  

山の果物「 やまなし」名前は「なし」でも 味はリンゴ
 
中本さんが、下調べに前週にここを通った時、この実がたくさん落ちていたといことで、何んだろうかと思っていたら、香口さん、「こりや、”やまなし”じゃ、食べられるよ!」と即答し、口に運んで見せる。
さすが,われらの植物博士!

晴らしい 滅多に合えない マッタケを見つける様なもの。
広辞苑で見たら漢字で「山梨」、
バラ科の落葉高木。


Tuesday, 6 October 2015

初秋の三瓶山


2015年10月4日(日) 天気 晴れ

 久しぶりの秋晴れ、天高く雲が薄くひろがっています。外気温もほどよく、風もあり、絶好の登山日和です。今回の参加者は10人。
男三瓶山、子三瓶山の尾根が見えます。我々を歓迎しています。

西之原からスタート。
今日は、長丁場になりそうなので準備体操をしっかりと!
今日のコースは、西之原登山口から、男三瓶山→女三瓶山→大平山→孫三瓶山から下山し女夫松登山口の三瓶温泉にでます。(車を登山口と下山口にそれぞれ配置)







山を見上げながら広いススキの原っぱを抜けると、道の傍らに、アケビの実が枝にたくさぶら下がっています。
「アケビだ!アケビだ!」、皆さん、昔、幼かった時のことを思い出して群がってきます。
あっ!、こんなところにアケビの実がなってる!

一つ失敬して味わってみます。
 懐かしい、ネバネバした果汁の少し甘みのある味が口に広がったと思ったら、数十個の種がざらざらと舌の上に残り、それらをプッ、プッと手のひらに吐き出す。
この種を埋めておけば、アケビができると誰かが言っているのを聞いて、ソット種をポケットに入れて持ち帰る。

ススキの原をすぎると林の入口、そこに看板を見ながら左へ、これから700mアップか。
男三瓶入口の看板、山頂まで90分左へ進む


ここからジグザグの緩い勾配の山路が続く、この三瓶山も一年ぶり、昨年この辺で大事なものを落として、
それを取り返しに頂上から引き返した者がいたが・・「その節は、迷惑かけました」。今年は大丈夫そうです。

子供を連れた家族を追い越す。親子で登る光景は、ほほえましいですね。

高度も900mは過ぎ、雑木林を抜けると、見晴らしの良い山腹に到達、遠くに岩見銀山の山々が連なり、のどかな日本海が彼方に見えます。
海抜900mあたりの眺望、日本海が彼方に見える

 子三瓶山が右横に見えていたのが、すこしづつ右下側になり、まもなく、頂上です。もう少し日にちがたてば、山肌は紅葉に覆われますが、濃い緑の葉に覆われた山も味があり、三瓶山の持つ、やわらかくて、丸みのある、優雅な山の曲線をしばし眺めながら、その光景をカメラにおさめます。
子三瓶が、我々の登頂を横から見守ってくれる

男三瓶山(1126m)の頂上付近は、大きなススキの原です。ススキが風に吹かれて波打っています。


中本さん、早々と山頂へ到着、丸印で私たちに合図を送っています。


山の頂上とは思えぬ一面のススキの原っぱです。悠々とススキを眺めながら歩いてくるのは、増さんです。
全員、予定時間よりは、やや早めの登頂でした。


山頂で見える、秋の雲
三瓶山は火山ですが、たちまち噴火の気配はなさそうです。そのせいではないと思いますが、昔から、ハイカーには人気度の高い山で、登りやすく、良く整備されています。
今日も、我々を含め、山頂には大勢の登山客が訪れています。

お昼の弁当で、話もはずむ!
我々が登った時は、ちょうどお昼時、大きな木のデッキがありますが、そこはすでに満席状態でにぎわっているので、近くのの丸太の木のベンチで思い思いに昼弁当を広げての食事となりました。

男三瓶の山頂の看板を背に、記念写真をパチリ。カメラのシャッターを近くに居た登山パーティーの人に頼んだところ、その人の、「皆、笑って!笑って!笑って!お願い!」と、滑稽なパーフォーマンスにうまく載せられました。

皆さん笑顔!笑顔!

三瓶山頂小屋
お昼をすませて、次は女三瓶に向かって、尾根を進みます。男三瓶山の頂上からすぐ降りたところに避難小屋があります。この小屋があるのは、有難い。冬場で動けなくなったらと思うと、この小屋があれば助かりそうです。



ところどころ、急な下り勾配がありを足を滑らせないよう、そろり、そろりと降りながら、少し色づいてきた尾根付近の景色を堪能します。




男三瓶から女三瓶への尾根づたいに木の葉が少し色づきかけている。下り坂に注意!
女三瓶山の無線中継所


女三瓶山(953m)の山頂には、パラボラアンテナのある無線塔が見えます。
パラボラアンテナの白くて、丸い巨大な傘を開いたような形状は、オッパイに似ていると、最初、誰かが、云っているのを聞いて、なるほど云われてみれば、そのように見える。”オッパイ型のパラボラアンテナ”と”女三瓶”の組み合わせわ?と勝手なことを思ったりしましたが、女三瓶山に失礼だったかな?
ここで、しばらく休憩。再び、尾根をつたわって孫三瓶山へ



しばらく行くと大平山(854m)、この辺の少し下がったところに観光リフトの駅があり、滑車の音がします。

太平山の山頂バックに女三瓶山風景
ここからは、男三瓶、女三瓶が、優雅に手をつないで、三瓶山の噴火口をかこっている山尾根が見えます。
中央に男三瓶山、右に女三瓶山
クマザサと栗の林の中の山路を暫く登ると、その頂上は孫三瓶山(803m)です。

孫三瓶山頂から、子三瓶・男三瓶を望む


孫三瓶山山頂にはベンチがあり、ここからの眺めは、一段とダイナミックです。
男三瓶、子三瓶の稜線が波打って続いています。

今まで登ってきた山を見上げ、達成感にひたる幸せなひと時です。

孫三瓶山の山頂でリラックスしています
子三瓶山を背景に「昔日の見返り三美人」

皆さん、少し傾きかけた西からの日差しを浴びて、秋のそよ風受け、ススキの穂を通して見る山々を見ながらベンチで大いにくつろいでいます。

三瓶山の登坂道中には、いろいろな花や、実や、そして不思議な造けい物が見られます。
伊予風露(イヨフウロ)です、ピンクの可愛い花をつけています。
あちらこちらに見られました

紫の可憐な花、ヤマハッカ です 葉っぱは良い香りがするそうです
木と石のオブジェ  なぜかこのような道端の芸術作品ができている

無事、予定より半時は早く、三瓶温泉に下山。 降りたところは国民宿舎三瓶山荘の前、駐車場とトイレを借りたので、ロビーのお土産を買おうかな?

三瓶山荘の駐車場に足湯場があります。足の疲れをほぐす人もいました。

良い天気に恵まれ、事故もなく、忘れ物もなく三瓶山を満喫した一日でした。