Monday, 10 August 2015

可部冠山→西冠山→堂床山周回コース

可部冠山・西冠山・堂床山周回コース
2015.8.8
日ざしはきつく、気温は高いが、木陰の山道は涼しい
連日の猛暑のせいもあってか参加者は6名(男5名、女1名)とやや少ない。今日も朝から青空が広がり、暑い。


南原峡駐車場と冠山登山口に車を配置して、予定時刻に登山口を出発。昨年もこの時期に来ており、覚えのあるやや暗い杉林を歩き始める。小さな沢を渡って約20分でしるべ石。


「しるべ石」 誰が、この重い石柱を持って上がったんかい?

そこから少し登ると道が広くなり、石州街道らしくなる。暑さのせいか少しだるかった体も、この辺りからいつもの調子になってきた。

気持ちよく歩いていると、可部峠の方から走り下りてきた人がいる。見ると、私たちが南原峡駐車場に車を置いて仲間を待っていた時、同じくそこに車を置いて、西冠に向かって走りだしていった男性であった。あれが、9時前だったから、時間強でここまで来たことになる。すごい!

可部峠
ピザのような茸
だんだん急登となり、湿地を過ぎると可部峠に着く。出発から約時間である。ここから左折、急坂を登って可部冠山に到着。

可部の町が、彼方に見える
可部の町や海見山、堂床山、白木山、備前坊山など、眺望は抜群だが、遮るものがないのでとにかく暑い。約15分休んで西へ向かう。
いきなりの急斜面を下って登り返し西冠山へ。昨年はここから南原峡へ下ったが、今回は堂床山を回って降りるルートなので西冠山三叉路を直進。緩やかなアップダウンを繰り返し、明神ダムが見える辺りで昼食にする。道端で弁当を広げ、40分休憩。他の登山者には全く合わなかった。
遠くは白木山あたり


明神ダムを眼下に昼食、好い眺めです!


右の木の幹のふくらみは?

昼食後、比較的フラットな縦走路を30分ほど歩いたところで、正面に堂床山が現れた。あれに登るんだと思いながら進むと右側が開け、中国道・安佐SAが見える。



中国道・安佐SA 




ここからが厳しい登りで、第一段、二段とかなりの急登・直登、もう頂上かと思いきやさらに続く急坂である。雷の音がゴロゴロと聞こえるなか、やっとの思いで頂上の広場に着いたが眺望は無し。
結構、高度はあるのに、見晴らしはなし。ニッコリポーズ

15分ほど休んだ後、加賀津の滝を目指して下山開始。雨がぽつぽつ落ち始めたがたいしたことはない。杉林の急坂を下り、水平道南端を直角に曲がって降りる。滑りやすい道で難儀しながら約1時間下ると沢沿いに出た。
そこから赤い錆びた手すりの石段を降りると加賀津の滝に着く。
加賀津ノ滝、優雅で涼しさ満点の滝でした
滝を眺めながら汗を流し、すっきりしたところで駐車場に向かう。

今回も、トラブルもなくほぼ設定どおりの時間で下山することができた。楽しい時間を過ごせたことに感謝。皆さんありがとうございました。

以上 中本さんより


Friday, 24 July 2015

福田頭(1252.7m)登山  標高差750m 


 7月20日(月) 晴れ 海の日だけど山  山だけど頭とつく福田頭 (地図上は毛無山)
毛無山は幾つかあり 昔燃料として伐採されていたみたい
「かさべるで運動公園」から、中央の福田頭(毛無山)を望む
参加8名(男性6名 女性2名)

 7時30分出発 吾妻山の手前 登山口の福田上集会所からすぐ近くの比和町の公共宿泊研修施設 「かさべるで」(スペイン語で緑の館というそうです)に寄り


 下山口が別の4km北なのでそちらに車2台配置ー2車線のりっぱな舗装林道 歩くと1時間も余計にかかる
 福田上集会所から予定通り10:00スタート  
コース入山口と熊出没注意の看板
最終民家の所の小橋を右へ 

 熊注意の立て札(マムシも!ー) 熊よけの鈴を付けてもらう


オレンジ色の花が風にゆられて夏本番
田畑から林 道への上がり口にイノシシよけの柵2ヶ所 猿 鹿といろいろ大変

ニッコウキスゲに似たオレンジの花 白い小花ヒメジョオン 野いちご ネムの木など眺めながら、 杉林の林道 途中から舗装された道を40分
 栗の巨木のところから山道登山口に入る


栗の巨木

 すぐに丸太橋があり 渡って沢に沿って登る (滝) 一の滝は脇道に入るのでやりすごす
                                                      二の滝
                                                      三の滝とあり 高さや水量もあって見応えあり
 水しぶきの涼風が心地良いさわやかさ
二の滝

三の滝




















              
 さらに小さな滝を横目に登ると沢の水 が浸み出るベトベトの湿地帯の林 
 
 水呑場があって 冷たい清水が うまい 甘露 点々と咲いてる山アジサイを見ながら登る   


大波峠

 12時過ぎ 大波峠に着く 近くに竜王山 遠目に道後山など見える  
昼だしこれから急登になるので 頂上での昼予定を変更して ここの広場で昼食

これは、美味しいですよ!
 元気が出たところで きれいなブナ林の中 急登を繰り返し35分 福田頭の頂上着
「福田頭」山頂1252.7mにて、 ハイ、わらって!

 山々の眺望が素晴らしい いい天気 珍しく大山が見えた 吾妻山とロッジも良く見える
他 三瓶山 猿政山 大万木山 竜王 道後山等が目の前に広がる
大山が見えた? 頂上は雲の中だけど、見えた!見えた!
 ここから北へ周遊して、下山口に向かう 10分で展望所 眼下に 福田集落 、かさべるで運動公園が見える 
かさべるべ運動公園が右下方面に

  さらに10分 兎舞台頭 しゃれた名前だが大きな石が三つ 何もなし 兎が踊るという設定?
兔舞台頭

 素晴らしいブナの樹林の中を下る 上りよりこちらの方が木が大きく途中何本かブナの巨木があった

ブナ大樹林帯

 右手のブナ林越に 吾妻山から比婆山連峰(烏帽子、御陵、池の段、立烏帽子等)がきれい
吾妻山を木陰から望む
比婆山連峰

 急斜面になりすべる 気をつけて下って 四つ目の昇竜の滝 ここで小休止 沢の水でさっぱりする
ホトトギス チゴユリ マムシ草 ヒトリシズカ等の草花がある
自然そのままの道といえない道を下り 15時前 車配置の下山口に下りた

 滝とブナ林の福田頭
  蒸し暑か ったけど ずっと木陰で ブナ樹林の中を木漏れ日を浴びながらの登山は気持ち良かった

                                                 
 以上  高木さんから 





Thursday, 25 June 2015

恐羅漢山~旧羅漢山 純白のオオヤマレンゲ

2015年 6月21日 (曇り) 

戸河内から内黒峠を越えて、恐羅漢スキー場のレストハウスへ
今回は総勢7名(男性5名、女性2)の参加があり、8:00に集合し2台の車に分乗し出発。

数日前まで雨が心配されたが、自称晴れ女のKさん参加により雨も逃げたみたいで、少し蒸し暑かったが新緑の中を気持の良い山行となる

広島森林管理署の看板
「恐羅漢細見峡自然林(恐羅漢地区)」の紹介で、ここは横川国有林です、と書いてある

スキー場を横目に、大きな看板を見ながら、ハイカーにとっては少し贅沢な登山道を出発!

このゲレンデの最上域は山頂近くまで切り開いてある
準備運動を済ませ牛小屋高原ハウスを10:10にスタートするが、熊が多く生息する地区なので、もちろん熊避けの鈴は必需品。

山道は広く、ゆったりしている
夏焼峠の砥石郷と恐羅漢山との分岐

夏焼峠から恐羅漢山へは、少し遠回りになるけど台所原経由の道を選択
ここからは熊に遭遇しないよう鈴を鳴らしながら、緑の林を楽しむ。

足しもとの「マムシ」にご注意! 

さんが危なかった!もう少しで、マムシをふんずけて、かまれるところだった!

後ろに続いていたさんの報告・・・

さんが、何に!これー!と叫び声をあげて、何かをまたぐと、一瞬、道の真ん中の草むらから、何か太いロープのような物が、斜め目の前の瓦礫の道を、スルスルと抜け、右の茂みに逃げる。その背に大きな、マムシの斑点が不気味に光るのを目撃した!」

この時、初めてマムシと判明。昼寝をしていた?マムシにとっても、迷惑なことで、お互い何もなくてホッとする。ちょっとした、貴重な体験であったが、ご注意、ご注意!


狙われた さんの足元
林道沿いにウドやタラの木が多く、タラの芽を少し採り天ぷらにしてもらおうとMさん持ち帰る
タラの芽が出ている
どれどれ、こいつは大きいタラの芽、てんぷらにするか!


林道から台所原の原っぱにでる
台所原から恐羅漢山頂上へは大きなブナの木の間を進む。大きなブナは驚くなかれ葉と葉の積もった土壌に8トンもの水を蓄えるとのことだ。小さなダムですね

ここからは、山頂への直登のコースは急坂で、半時はあえぎ、あえぎ、頂上は、まだか!まだか!と声がした。
ブナの林と急登坂が続く

恐羅漢山頂に到着。やれやれ、早速、お弁当だよ!
本日、参加の山ガールと山ボーイの面々

恐羅漢山頂にて、昼食のひと時
恐羅漢山での昼食時枯れ木の上でウグイスが見事な鳴き声。普通ウグイスは姿を見せないのだが、ここのウグイスは余程人馴れしているものと思えた。
ウグイスは熱心に歌の練習をしていました。歌の発表会でもあるのかな?
恐羅漢山頂より、約20分ぐらいで、旧羅漢山に到着
岩場の縁を縫って、いよいよお目当ての花を求めて
岩をよじ登ると、そこには、抜群の景色と、ちょっと斜め横にも大きな岩がある。


右上の岩の近くに白い花が見える。

ひとつの木に?咲いているようだ!
オオヤマレンゲ 白い花は、貴婦人を思わせる


今回の目的のオオヤマレンゲです!旧羅漢頂上の岩の裏側に立派に咲いていました。

オオヤマレンゲは正に山の中の蓮華で、純白の花は神々しささえ感じた次第です

この花を求めて、多くのハイカーが数々訪れ、賑わうっていました。

恐羅漢で見つけた動植物:
この写真は、さんがマムシに遭遇した林道に咲いていた花。

台所原分岐の付近でみたキノコ?
ナルコユリ
皆さん、何を見つめているのですか?かえるの卵!

白い花と思いきや、モリアオガエルの卵か・・

林道の草花を観察
 下山はスキー場を下りるコースをとるがササユリが意外と少なく残念。しかし、ギンリュウソウ・ナルコユリ・ヤマボウシ・コアジサイ等も見られ満足の山行だった。
ゲレンデのロープウエー頂上


ゲレンデの縁に咲いたササユリが、凜とした花を咲かせている。
以上、香口さんより

今回の恐羅漢ハイキングは、上天気とは云えないが、気温は、ほどほどで、山歩きは快適でした。

マムシ騒動も、もしもを考えたら、ちょっと大変なことになったかもしれないが、幸いにして、久保井さんが、一瞬早く気がついてくれたので、良かったと思っています。

また、お目当てのオオヤマレンゲ、山百合他もろもろの草花を見ることができて、山歩きプラスで、目と身体の保養ができました。