Monday, 5 November 2018

大野権現山(Oono Gonngensan) 669.5mh

この度の寄稿は香口さん

今回は大野インター北に鎮座する大野権現山(699.5m)に登ります。
10月は祭りとか文化祭への参加とかで欠席が出て、男性5名・女性2名の参加となりました。
出発する8:40は雲が広がり、もしかしたら雨も降るかもと思われる天気だったが登り始めると青空も少し見える天気となる。
広島市の西区からはバイパスを走り、阿品台への裏道に入り、大野インターから少し手前の細い道を北に進む。一車線の細い道路で、幸い対向車がなかったから良かったものの対向車が来たら運転に自信のある人がすれ違えるところまで下がるのだろうか・・。
9:30おおの自然観察の森駐車場到着
駐車場で各々がストレッチをして体を慣らし、ベニマンサクを楽しみながら自然観察センターへと歩を進める。
自然観察センターへの道
観察センターでは入園者名簿に記入し、施設の管理をされている人より今見られる花等を聞き、運が良ければハチクマの渡りが見られるかもしれませんよとの情報も得る。
自然観察センター
ここでトイレを済まし、登山口までにベニマンサクが群生する自然の森を楽しむ。葉は丸葉とも言われ、可愛らしいハートの形をしていて、花は華やかではないが小さく尖った花びらを付けている。
ベニマンサク群生地への道



ベニマンサクの鮮やかな紅葉
ベニマンサクの花
ハートの型のベニマンサクの葉
シジュウカラの小道のところで鳥の鳴き声がする。姿は見えないが鳥博士のM氏があれはシジュウカラの鳴き声ですと説明してくれる。
姿を見せてくれれば良いのに・・。

10:10おむすび岩方面登山口(438m)より登山開始する。
おむすび岩への登山口
おむすび岩(657m)までは高低差219mと高低差はあまりないが、距離が短くジグザグの急登なのでゆっくりと登る。ベニマンサク以外の紅葉はまだ始まったばかりで一部の木が黄色くなっているくらいだった。
ジグザグの急登
10:45おむすび岩(657m)到着
大きな岩の上に正におむすび状の岩が乗っていて、押せども引けども動きはしない。うまい具合に侵食が進んだものだ。まさにおむすび岩だ。
押しても動かぬおむすび岩

眼下にベニマンサク湖が見え、その向こうは経小屋山と宮島が見える。その後ろには周防大島が霞み、西に目を移せば三倉岳・遠くには羅漢山も見える。180度の展望だ。

おむすび岩でパチリ
眼下に瀬戸内海が広がる
三倉岳が見える
11:00おむすび岩出発
ここから権現山へはアップダウンを繰り返し、縦走となる。途中のベニマンサク湖への分岐の鞍部手前が601mなのでおむすび岩から56m下がり、権現山へは98m近く登り返さなくてはいけない。下がる時は又これだけは登り返さないといけないのかと嫌になりますね。
アップダウンを繰り返す
11:50大野権現山(699.5m)到着・昼食
頂上には2組の登山者が食事中で私達も少し降りた展望岩で食事する。
大野権現山頂上でパチリ

左手にのうが高原、少し右が広島市内で眼下にベニマンサク湖、その向こうは宮島。
東は広島市内
ふと見上げるとトンビみたいなのが大きく旋回し、上昇気流に乗り小さくなるまで高度を高めている。これが管理棟で聞いたハチクマの渡りなのだろう。気付いた時がかなり小さかったためカメラには収められなかったが初めての渡りの瞬間が見られ感動する。どこの国に向うのだろう・・。
佐伯の町と大峯山
北側には佐伯の町が開け、玖地分れが眼下で、それを玖地へと辿ると大峯山がそびえている。佐伯への道は割合通る道なのに、南の山が権現山だとは気付かなかった。
しかし、頂上の祠が傾いて壊れそうだったのは少し残念・・。
12:30権現山頂上より下山開始
来た道を鞍部まで戻り、ベニマンサク湖への道を下山する。
青空に映えるベニマンサク
ここにもハート型のベニマンサク
13:15登山口に下山
自然観察の森だけあって親子連れやカメラを片手の人の姿も多く見掛ける。山に登る人が半分、山裾で植物・野鳥を楽しむ人が半分だろうか?

ベニマンサク湖に写る紅葉
午後から青空も広がったので青空にベニマンサクの赤が映え、ベニマンサク湖には紅葉が写り綺麗だった。
駐車場はかなり駐車できるのに満車の状態。広島市から近いので気軽に登れ、自然を楽しめるので人気の山なのだろう。

今回もほぼ計画書どおりに山歩きを楽しむ。次回は市内最高峰の大峯山(1050m)の予定です。

Monday, 22 October 2018

比婆山連峰縦走(Hiba Yama)

  2018年10月14日               今回の寄稿は高木さん
                 
                 
  牛曳山Usibikiyama)1142~伊良谷山Iradaniyama)1149~
         毛無山Kenasiyama)1143,7m~烏帽子山Ebosiyama)1225m牛曳山


牛曳山→伊良谷山→毛無山→烏帽子山

比婆山は9峰ありルートはいろいろありますが今回 4年前に踏破した4峰ルートとなります。このルートは北側で裏ルートというか登る人が少ないけど(今回も他にいませんでした)登りやすい良いルートだと思いますがー

今回 参加者少なく6人(Mさん直行)広島から5人なので後ろ席の人窮屈ですが無理してもらって1台の車で 7;35出発 9;40六の原県民の森公園センター 到着

今回 参加者6人 登山を前に瞑想!
紅葉には少し早い感じだけど(周りはほんのり色付き) 駐車場は8割方埋まっている、さすが比婆山。
紅葉には少し早い感じ
肌寒い中、準備をしていると小雨が!やば!今日は雨の予報ではなかったがー
皆 雨具持って来てない 15分ぐらいして青空がちら ホッ!

左に車通行止めの標識があり登山口

白樺林の牛曳山からー
公園センターから六の原川に架かる五の原橋を通り牛曳山を見上げながら
800mぐらい後戻り 左に車通行止めの標識があり登山口 
200mぐらい登るとほどなく 素晴らしい白樺(しらかんば)林が出てくる。 信州、北海道の雰囲気?!

素晴らしい白樺(シラカンバ)林

写真愛好家のスポットらしい 紅葉があれば(4年前11月初めは真っ赤な紅葉)   白赤黄緑のコントラストが素晴らしいが 今回は残念ながら紅葉はしていません。


紅葉がなくとも白樺の景色はインスタバエする!
べにまんさくの紅葉

なくても素晴らしい。気持ちよく白樺林をジグザグ登り からまつやべにまんさくを眺め
赤い実をつけたもみの木に似たこめつがの林を抜けると沢沿いの道になり
せせらぎの音を聞きながら右左 沢を渡りながら谷沿いを進んで行くとやがて 牛曳の滝が現れます。 
 
牛曳の滝
10;43 滝の右側は急斜面で小滝があり横を登って滝の上にでる。

こめつがの林を抜けると沢沿いの道
渓畔林が心地良く広葉樹林の中 時折さわやかな風 森林浴です。
ブナ林の中 落ち葉の道をジグザグ 高度が上がるにつれブナの黄葉が増します。
そんなに急登ではなく稜線の尾根となりしばらく進むと牛曳山頂上11;30
草刈がきちんとしてある。


分岐を右に三井野原方面に少し行くと南の山々が望めて
東方面に 猫山、道後山が見える。他見晴らしなく 分岐を左に稜線を 伊良谷山へ向かう。木漏れ日の樹林の中歩きやすい落ち葉の道を気持ちよく約20分で伊良谷山着

 ここで高さ1149mの標があり Nさんが見てと差し出した腕時計
なんと! 11;49とピッタリ 一瞬高度計と思ったんですけどー


高度1149mが腕時計の表示数字(下段)の11;49とピッタリ

ここも見晴らしなく少し行くと前方にこれから登る少し黄葉の毛無山、烏帽子山が望めた。広島、島根の県境の稜線 鞍部までかなり下る高低差で昼前としてはきつい行程だが 所々リンドウ、ヤマラッキョウの花を眺めながら落ち葉の樹林帯を進む


色鮮やかなりンドウの花 別嬪さんです

ヤマラッキョウの可憐な花で お出迎え

約40分 12:35 毛無山頂上 山頂はなだらかな草原で広々 360度のすばらしい眺望 石の方向板があり 振り返れば通ってきた伊良谷山、牛曳山が見える。大山、道後山、三瓶山、猿政山、吾妻山、御陵、立烏帽子、等々 山々がぐるっと見渡せる。
芝生の上で遅めの昼食 柔らかな日差しの中 まわりのススキが風に揺れ秋の風情 気持ちいい ピクニック気分です!!


毛無山頂上 なだらかな草原で広々 360度のすばらしい眺望

ここから出雲峠に下ります。途中の ききょうが丘はパスして ヒノキ林を抜け30分で分岐の出雲峠着 紅葉があればここもいいけど今回紅葉はなし。


出雲峠着 紅葉があればここもいいけど今回紅葉はなし

杉林を抜け山肌をトラバース、看板はここが鳥獣保護区を示す

分岐を烏帽子山へ向かいます(1,6km)杉林を抜け山肌をトラバースして登っていくとやがてブナの林となり登るにつれ 黄葉が増してくる。ここも途中きれいなリンドウがたくさん咲いていて和みます。


ブナの林は登るにつれ黄葉が増してくる

 出雲峠から約50分 14:32 なだらかな烏帽子にみえない烏帽子山に到着  山頂は広場となっていて目の前に 御陵、吾妻山がそびえ立っている。広場の端っこに条溝石があり 中央線が御陵を指している。はたして?
人工?自然? 帰りに下のほうにもう1つ大きな条溝石がありました。


条溝石
帰り 御陵の下側に向け出発 10分ほどですぐそこ御陵への分岐となるが
ブナ林を下っていく、さわやかで心地よい
パスしてここから ブナ ブナ ブナ一色の豊かな原生林 主みたいな大ブナの横を通り
クマザサの中に黒い木の切り株 先頭のMさん 熊がいると!
木漏れ日のブナ林を下っていく。さわやかで心地よい 遠くからのブナの黄葉は割りときれいに見えるけど近くで見る葉っぱは汚い 色付きいまいち 夏の猛暑 秋の残暑の影響でしょうか?
延々と続くようなブナの林 途中あと2キロの分岐 スキー場経由は1,6キロ 距離短いほう スキー場へ向かう しかし急坂で脚 膝ガクガク 距離も短く感じず 15分遅れの 16:00 六の原公園センター到着でした。 4峰縦走でかなり歩きお疲れ。
カエデの紅葉はなかったけど 山の黄葉は全山 7分ぐらいでしょうか

伸びやかな秋の比婆山 ブナの黄葉の山歩きを堪能できたのではないでしょうか 

Friday, 28 September 2018

大江高山 Ooe Takayama (760mh)

 今回は松浦さんの寄稿です
923
 大江高山は島根県のほぼ全域から望められ、希少な動物の生息する山です。

駐車場から見る大江高山()

まずはバス停のお地蔵さまに登山の無事をいのります
駐車場(バス停近く) の近くにある地蔵さん
昔多くの人が行きかったのでしょう
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朝方の霧も去り、秋晴れの澄み切った空気の中、百舌鳥の鳴き声
登山口に至る車道の分岐
を背に6名でスタートしました(255m)

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虫の声、鳥の声を聴きながら稲刈りが終わり新芽の伸びた稲田、
彼岸花を眺めながら、坂道を登っていくと民家がありその先が
登山道入り口です。

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少し傾斜のある道になり、栗畑を左に上っていくとまた登山口の看板ここからは自然道(360m)の始まりです。
登山口 360m


登り始めは植林した所を歩く。


                    しばくり

薄暗い檜林の中の山道が続き、火山灰の道は夏草が茂り、見えにくい道を先頭は、蜘蛛の巣を払いながら進みます。
気が付くと服には草の実がびっしりついています。
整備された木材運搬道と区別する黄色い山道を示す看板が目印です。

1015
檜林が終わり少し明るくなりましたが、険しく、滑りやすい道に
なります。アケビ、栗、があるといいながら元気に登ります。

1058
ようこそ大江高山へ、ご苦労様と書かれた看板がありほっとします。
木々の間からは青空も見え左右の山や里も少し見えます。
やぶこぎ!ワッセ!ワッセ!
登山道が草に覆われ、捜し捜し登る。
引き返そうかとの意見も出る

休憩所も近いの声、登って行くと熊笹がだんだん茂り道も見えなく
なり藪の中の道を迷わないようゆっくり進みます。おまけに
棘のある草もあり大変な難所で、隊長のおかげでやっと通過。

1145分 (760m)
やっと休憩所到着、青空が見える場所で、枯れ枝に登ると島根半島、岩見銀山方面の山々が美しく見渡せます。
島根半島を望む
こうしないと見えません
爽やかな風景もありがたい
只、こんな道が続くならここで引き返したほうがいいと思った。

もう少し行ってみようとスタートする、西峯(779m)を過ぎると
尾根に連なる道は見える、頂上まで1kmの看板あり、先ほどの難所よりは良いと私は思った。
馬の背を通ると、長い下りになり、最後に頂上に向けた急な登りです。

1230
山頂到着、10m四方の平坦地ですが、ススキや雑木に囲まれ周囲の
期待した景観は見えず、残念
頂上での集合写真。やっと辿り着きました
記念撮影をして、食事

ススキと蝶々
* 4月のギフチョウ、イズモコバイモの時期以外は登山客は少ないようです。
三人兄弟
彼岸花
* 萩の花、ススキ、葛の花、なでしこ等の花やたくさんのキノコを見ました
白い腰かけ
親子きのこ
白花ホトトギス
1310
下山開始
    みんな、何回滑ったかが話題になる程、足元に力の入る道でした(私は3回)

1457
登山口(自然道)到着
ご苦労様でした。