今回は高木さんの寄稿
2023年3月12日(日)
今日は竹原市忠海の黒滝山•白滝山の西に聳える歓喜山~平家山~烏帽子形山の縦走です。
烏帽子形山から(中央)平家山歓(右)歓喜山を望む |
天気予報は曇りのち雨 でも雨は夜みたいなので決行 気温は20℃予想 暑そうです。
参加者6名(M4 W2)車2台で広島を8:00出発 山陽道河内ICから県道を南へ一直線、竹原市海沿いの国道185号を東進して忠海の「エデンの海」駐車場着9:20。
広いのかと思っていたが駐車10台余りのこじんまりとした駐車場。でも石碑が建てられ展望台も設置されたきれいな所。
海岸通りにある忠海の「エデンの海」の駐車場 |
「エデンの海」由来;(忠海の高校教師だった作家の若月慧の小説、「エデンの海」が映画化され、ここがロケ地となったことからこの風光明媚な瀬戸内の海がエデンの海と呼ばれているそうです。)
予定ではこのまま山へ向かうところでしたが烏帽子形山から下りて駐車場まで舗装路を1時間歩かなくてはいけない。それは難儀ということで、Ñさんが下り口に空き地を見つけて車1台を回しました。
そんなわけで少し遅れて「エデンの海」駐車場を出発9:45 国道185号を東へ、右手にきらきらした海、釣舟がうかび、沖合遠くに阿波島、大崎下島上島、ウサギと毒ガスで有名な大久野島、大三島しまなみを眺めながらのんびり行く。
忠海高校を左、彼方に歓喜山の山影? |
左に忠海高校を、右にJAの段ボール工場を見て進み、見上げると忠海高校の後ろにこれから登る歓喜山が聳えている。国道を左に折れ山側へ入って行く。
あちらこちら白っぽい梅の花、干上がってしまった溜池のそばを過ぎて最終民家の納屋の角に見落としそうな小さな歓喜山登山口の案内があった。
白い、梅の花が道中を楽しませてくれる |
10:10
両側小笹の道を登っていくと、中電の鉄塔送電線用の道分岐があり、右に折れ進むと一気に急斜面となって息が切れる。胸突八丁だ。5分ぐらいで稜線に上がりホッ‼と一息。
ホッ‼と一息 |
広い尾根道が真っすぐ延びて樹林帯が続く。途中ツバキの花が道の中にたくさん落下して赤い絨毯のよう。
結構急な道を登ってやっと送電線用鉄塔に着く。
尾根道に入る |
椿の花の赤が、山道に彩りを |
険しい登り道が続く |
10:40
(Tさんより果物の差し入れ 感謝です)ここでは展望があり北東に以前登ったことのある白滝山、黒滝山、南東に忠海の町並みが望める。さらに急坂を登り途中歓喜山と平家山方面への分岐を過ぎ、しばらく登って「歓喜山」山頂到着。
歓喜山に到着、やれやれ |
10;50
樹林の中で眺望なし(歓喜山のかんの字が違う観喜山の標識が掛かっていた)
歓喜山の字が観喜山に・・・ |
平家山へ➡ 山頂から激下り 猛烈な直下り 真砂土で滑り落ちないように木々につかまりながら、まだ下りまだ下りとどんどん下って15分 やっと鞍部に下りてそこから登り返して本日2本目の鉄塔に着いた。
中電の2本目の鉄塔 |
さらに10分登り「滝の観音」分岐のあるピークに達する。そこからの下り坂で、平家山が聳えているのが見える。まだまだ先です。鞍部からまた急坂を登り返し、所々薄く瀬戸内海が見え隠れする道を登ってやっと「東平家山」展望岩=山頂に着く
展望岩で、絶景を眺めながらのランチタイム! |
12:10
展望岩は滑り落ちそうですぐ上の山頂から180度の絶景を望む。正面に歩いてきた峰々、東に黒滝山、白滝山、西側眼下には竹原火力発電所、沖に瀬戸内海に浮かぶ大久野島などの島々。一番の景色です。ここでこの展望を楽しみながら待望の昼食タイム。5月に予定の隠岐の島遠征の最終計画について話合いをする。
眼下の瀬戸内海の景色も楽しめる |
平家山山頂へ」 |
少し下り「平家の滝」分岐を過ぎ登り返して「平家山」山頂到着。
13;10
ヒコバエの名を記した看板があり展望はほとんどないが、本郷町方面が少し望める。
平家山の三角点のこの場所に、平家の見張り場所があったと伝えられている。 |
次は烏帽子形山を目指します。緩やかに下って行き平家の滝への分岐を過ぎて本日3番目の鉄塔、落ちそうな大岩を見てさらに下って行くと彼方に送電線鉄塔が立つ烏帽子形山が見える。
ちょっと押せば、落ちそうな大岩 |
まだまだ道半ばですか‼ やがて道は滑りやすい真砂土のザレ場の下り急坂となり一気に高度を下げて行く。鎖や木々を掴んで転ばぬように下りて行くと、鞍部に小さな村境の石碑。
烏帽子形山まで、谷を越え、もう一登り。 |
イノシシのヌタ場 |
道は再び登りとなり大きなイノシシのヌタ場を過ぎ、分岐を過ぎてロープの張られた急坂を上がって尾根道に出る。道は木の根っこが張ってコブみたいになり歩きにくい。道が急坂になり賽峠分岐を過ぎてしばらく登って行くと突然本日4番目の鉄塔が現れた。 「烏帽子形山」山頂到着
14;10 平家山から1時間。
鉄塔の下で、メンバーの記念写真 |
ここで集合記念撮影; この鉄塔から送電線が下に張り巡らされて割と壮観。頂上からも眺めはいいが下っていくといくつかの絶好の展望岩があり、歩いてきた山々や瀬戸内の島々の絶景が望める。
展望岩の終わりのころ、大きな岩が立っておりこれが烏帽子に見えなくもない。烏帽子形山のいわれでしょうか?
中央の尖った石は烏帽子形? |
さて ここからまた岩場の激下りが始まります。 滑り落ちないように木々につかまりながら急坂を下りて行くと途中で本郷の吉川和博さんという方に出会いました。この縦走路一帯を2012年から一人で整備されているそうで、案内板や登山道がしっかりしているのも納得。凄いですね、感謝。その話を拝聴していると長くなりそうで途中で切り上げて下山開始。
右の平家山から烏帽子形山に至る稜線を走破 |
やがてなだらかな道が続き民家の奥の烏帽子形山登山口に下りてきた。