Saturday, 25 July 2020

白木山 Shiraki Yama (889m)

今回の寄稿は中本さんです

 2020.7.19()

  今日の山は、広島市近郊の白木山です。白木山は、広島市安佐北区の可部町と白木町の境界にあり、どのコースから登っても急登で距離もあるため訓練の山として知られています。また、頂上からの360度の眺望がすばらしいことから人気があり、多くの登山者を集めています。

JR芸備線白木山駅から望む頂上は遥か彼方


今回はJR芸備線の白木山駅前と頂上をピストンのコースです。予報は曇りで、降水確率30%。車3台で白木山駅前線路沿いの道路わきに集合。全員が揃った時には駐車の列がふれ愛ファーム白木山あたりまで伸びていました。参加者は5(3、女2)です。
8:20スタート、踏切から山側に進みます。早い方がもう降りてきて、聞いてみると5時から登られたそうで車列の先頭の方たちです。車道を登り、右にカーブした先に登山口があります。案内板には頂上まで約3.2㎞、約2時間と書いてありますが、我々には2時間はちょっと無理でしょう。

登り口から、いきなり急登


いきなりの急な石段を上がりながら、途中で下りてくるかもとそれぞれが不安を口にしていました。みんな何度か登ったことがあり、ここが厳しい山だとわかっています。

両サイドは入山禁止らしい?

登山口から一合ごとに地蔵様がおられます。

一合目から二合目あたりまでは滑りやすい赤土の道が目につきます。このルートには、登山口から一合ごとに地蔵様がおられますが、二合目の地蔵様には「馬頭観世音」とあり、馬頭観音は馬の守護神なのだそうです。


二合目のおられる馬頭観音さん。


穴地蔵さんに頂上までよろしくとお願いします。

しばらく上ると穴地蔵に着きました。一息入れ、頂上までよろしくと地蔵様にお願いしてさらに急斜面を進むと、伐採して開けた場所に出ます。

Sさんの携帯扇風機の冷風によりなんとか
登頂できたバテ気味のN


ここには木を並べた簡易ベンチがあり、白木の町を眼下に高鉢山などの山並みを眺めながら汗を拭き、水分を補給しました。ここでSさんが持ってきた携帯扇風機が話題になり、少し辛そうなNさんがこれを借りて登ることになりました。


三合目 獅子の門

三合目あたりだったでしょうか、突然ジィーというかなり大きな声?音が聞こえてきました。私は盛大なセミの合唱だと思いましたが、Kさんは近くで何か作業をしているのではないかと言います。何だったのでしょう。これは下山の時も聞こえました。

四合目 釈迦の段

四合目を過ぎて五合目で再度休憩を取ります。ここからは頂上部や鬼ヶ城山が見えます。


五合目で一休みする。木立の間に頂上が少し見える。

五合目を過ぎると林の中に平坦な道がしばらく続きます。左右が急な斜面になっており、馬の背的な道でこのコースで数少ないほっとできるところです。

両サイドが谷になる馬の背のような、ホッとする白木山のプロムナード

それを過ぎるとまたゴロゴロした石で歩きにくい急な道が続きます。樹林帯のなかなので蒸し暑く、暗く感じます。七合目を過ぎ、胸突き八丁の急登を超えると水場のある広場に出ました。雨が続いている時でもあり、豊富な水が流れています。みんなが笑顔になるありがたいオアシスです。冷たい水で顔を洗って汗を拭き、まさに生き返った気持ちで頂上を目指します。

気持ちの良い水場。気を立て直して頑張りましょう。

八合目を過ぎ九合目を過ぎると道の様子が変わってきました。樹木の隙間が白く見え、頂上が近いことを予感させます。ここからもう一踏ん張り、最後の力を振り絞ってやっと頂上の広場に到着しました。


山頂の風景だ!高い通信塔、グリーンの芝生の輝き、白木神社がある

 頂上の白木山神社にお参りして、緩やかな風に一息つきます。空は真っ白、日差しはなく、周囲はぼんやりと霞んでいます。気温はどのくらいでしょうか、涼しく感じます。携帯扇風機に力をもらったNさんも上がってきました。



山頂の一枚、撮影をお願いした方の一言に思わず笑顔。

広い芝生広場と360度の大展望が白木山の売りであり、近郊の山々や広島市街、好天ならば瀬戸の島々や四国の山並み、北は道後山、三瓶山など中国山地の山々が眺望できるそうだが、今日は可部市街や白木の街、周囲の山などがぼんやり見える程度です。集合写真を撮った後、広場の隅でハエに悩まされながら弁当をいただきました。


頂上より登って来た尾根が見えるが五合目は特定できず。

12:00頂上を後にして下山にかかります。来た道を引き返しますが、厳しい登り道は下りでもやっぱり辛い道です。ゴロゴロした石の道で滑らないように、石を転がさないように、またできるだけ膝に負担をかけないようにと注意しながら降りていきます。


下り、五合目まで足を滑らせないよう緊張、渡り廊下のような平坦な道があり、嬉しい!!


途中3回ほど休憩し、最後の階段を下って登山口に着いたのが1400でした。

今回は、私にとっては4か月ぶりの山登りであり、膝に少し不安もあったのでどうかと思っていましたが、予定通り無事に下山することができました。雨に遭うこともなく、お陰様でとても楽しい山になり、まだいけるという自信にもなりました。

Wednesday, 8 July 2020

極楽寺山(693mh) Gokurakujiyama

極楽寺山登山                                                                    
                                                                                       寄稿は香口さんからです

コロナが少し治まった感じなので現地に集合し、間隔を取っての山登りを再開する。

950 
コロナを心配してか今日は参加が少なく、6名が参加する。

北側の空地に駐車

1000 
宮島サービスエリアの北側の空地に駐車するが思いの他車が多く、やっとの思いで駐車スペースを確保する。


まずは山陽自動道沿いを東に向かってなだらかな道を進む。

急階段が目の前に


突然見上げるような急階段が現れる。
極楽山に詳しいS女史が107段あると教えてくれる。
お寺への参道だから108つ有れば煩悩もお払いできると話題になるだろうに・・。

まずはこの急階段から登り始める。いきなり急階段なので結構足にくる。

登り切った所に熊に注意の看板、やはり出るんだ・・


熊に注意の看板
ここで山陽自動車道を横切る橋からの道と合流 (この道は廿日市駅からの平良登山道である)

そこから又引っくり返りそうな舗装した道が少し続く。

少し行くと十八丁の丁石あり、宮島サービスエリアからの登山では初めての丁石となる。
以前廿日市駅からの平良登山ルートの途中に七丁の丁石があったので西国街道の何処かが基点かも知れない。
因みに一丁は60間で約109mです。

廿丁の丁石あり、極楽寺までここから60分との表示。

極楽寺までここから60

1120
廿四丁の丁石あり、極楽寺までここから40分との表示。

登山道は木々が木陰を作ってくれているので帽子なくても歩けるが、切通しの道が多く雨上がりの時は風が抜けないので蒸し暑い。

切り通しの道、右の方に丁石


石段を登ると左に祠があり、地蔵さんがいらっしゃる。薄目を開け何でも相談受付ますよとの態度。身近な菩薩様です。


祠があり、地蔵さんがいらっしゃる

地元の人には本堂の観音菩薩にあやかってか手無し観音と呼ばれているらしい。その横には展望地があり、廿日市の街が眼下に広がる。


廿日市の街が眼下に広がる

少し登ると右側に三角点がある。頂上への途中って感じだけどここも名の付いた山なのか・・?

平良からと原からとの分岐には極楽寺にここから20分の表示。

平良からと原からとの分岐

少し進むと左に、大きな石の上で大日如来さんが優しい眼で皆を迎えてくれる。
今回のコロナ騒動も何とか力を貸して治めて欲しいのだけど・・。


大きな石の上で大日如来さん

キャンプ場分岐をやり過ごし仁王門下の階段にやっと到着。ここの丁石が三十六丁



仁王門下の階段
1220
極楽寺に着くと今年2月に足を痛めたT氏が駐車場から300mくらい歩いて来て、皆を迎えてくれる。
右足はまだ靴が履けないが車や自転車には乗れ、平地は結構歩けるとの事。

今年の終わり頃には参加できるのではとの話し。やはり皆元気で登りたいですね。

本日の参加者
まずは極楽寺本堂にお参りする


極楽寺本堂

本堂には一番人気の千手観音菩薩が安置されていて皆の願いに耳を傾け聞いてくださる。
一年に一回開帳があり、今年は82日との事。

昼食を取ろうと捜すが展望台の椅子や阿弥陀堂南のテーブルも満席なので東側のお堂の台地に横一線に座って並び弁当とする。

阿弥陀堂の北側には何回も登った人の石柱や名札がある。3000回は石柱、1000回は名札・・
ここに安置されているのは大きな阿弥陀如来坐像(木造では日本で二番に大きい)で昭和59年に開眼されたとの事。


阿弥陀堂には、阿弥陀如来さんがどっしりと

食事の後は蛇の池に向い、蛇の池のスイレンを愛で、コイや亀の姿に癒され時を過ごす。

昭和45年に150株うえたのが今は池一杯に拡がり見事に咲いています。

蛇の池の睡蓮の群生


ひときわ美しい睡蓮の花

コイや亀の姿に癒される

蛇の池への道中の山裾にはまだワラビが結構あり、初めは見るだけだつたが帰り際すこし採って帰る。

モリアオガエルが卵を木の葉に産み付けているのを見て下山する。


モリアオガエルの卵が木の葉に
下にはイモリが沢山いて、卵は孵化できずに食べられるかも知れない。

帰りに気付いたのだが右側に石柱があり、右→速谷神社・左廿日市町とある。
駐車した場所から少し進んだ左に、木々に覆われた登山道があったけどこれに繋がるのかも知れません。

1540
全員無事全行程をクリアし下山する。

今回はスケジュールが無かったせいか、ゆっくりの山行となりました。



やっぱり汗をいっぱいかいて緑の木々の中を歩くのは気持ちええー。