Thursday 29 March 2018

岩国城山 (Iwakuni Shiroyama)

今月は増田さんの執筆です。
明日山会登山の日記   2018年3月25日

天気予報は文句なしの晴れマーク 男姓7名女性5名は車3台に分乗 
8時半に岩国錦帯橋河川敷駐車場に到着。

文句なしの晴天、錦帯橋河原の駐車場
登山予定は3Mの城山と2Mの横山を縦走し吉香公園に至る。
後 公園で観光を楽しむ ゆとりあるプランです。
錦帯橋を渡って対岸の岩国城山へ出発

  9時に河川敷をスタート
錦帯橋を渡り左に折れ、川の流れに沿ってまだつぼみの桜並木と水仙や菜の花の咲く
土手を歩く
川岸の土手の桜も咲きかけ

すぐに近之森稲荷神社に到着。そこが登山口になっている。
軽いストレッチとリーダの道の説明を聞き
大きなコブのある木
9時20分にスタート いきなり急登な道 左右の石仏に見送られながら上を目指す。


山道は落ち葉と柔らかい土、歩きやすい

岩や、灌木、太い木もあり、多彩な森だ

20分ほどで全員上着を脱ぐ タイミングよくオヤツの差し入れ もぐもぐタイムで
軽くなったところで再スタート
もぐもぐタイムには丁度良い場所

ところどころに山ツツジの花が顔を覗かせている
10時10分 高度300メートル城山頂上に到達
 
煙霧「春霞」で眼下の錦川も うっすらとしか見えない
空気の澄んだ日は四国石槌山が、望めると地元の方の話であった。
春がすみでパネルのようにはいかないが、良き眺めを想像

御庄へ約45分、北へ岩国城

小さな花を付けたヒサカキの木に温度計が12度を指していた 
ウルトラマンが枝にしがみ付いている姿がユーモラスであった。

ヒサカキの木に温度計、その上に何故かウルトラマン君

ウルトラマン君が木にしがみついてござる!

温度計は12℃
1025分スタート 右方向に向け歩くと左の谷から冷たい空気が流れ込んできた
夏場の休憩ポイントに丁度いいところだろう。

三叉路を左に入る 急斜面イノシシがやたらに掘りまくっている。
 
登りきると岩隗の場所にでる 赤テープに沿って下ると 護館神に到着
おてんばねーさんが洞窟の中に潜り込み皆も続く。

護館神社の鳥居、この奥にくぐり

この大きな岩の隙間をくぐると祠がある
岩国城の石垣をここから切り出したので神の磐座として祀ってあるらしい。
11時ロープウエイ駅に向かい参道を下る 松葉箒が丁寧に置かれている

11時20分 駅に到着 雰囲気が一変し観光客で賑わっている。

ロープウエー山頂の駅前広場のオルゴール塔
 
公園の中心にオルゴール塔があり
鵜匠音頭にあわせ鵜匠が回転する仕掛けになっている。
トイレ休憩を済ませ岩国城のある横山目指してツアー客と混じって歩く。

岩国城を背景に記念撮影、やや緊張の面持ち、引き締まって!

11時半にお城に到着。46階の岩国城 200メートル地点にある山城
 凛とした風格と同時に7年間の短命の儚さを想う。

岩国城を北東側から望む

四阿で楽しい昼食を取り 沢山の差し入れを頂きながら
幸せな時間をすごすこと1時間。
 
下りは、ロープウェイ近くの急坂を一気に降りる
12時半に下山 ひぐらし日本庭園で休憩(猫も休憩)

13時10分に吉香公園到着。
 
岩国藩は紙の生産に力をいれ、藩の財政を立て直したらしく家には必ず
ミツマタ 楮の木を3本植えるように義務づけられていた。
ミツマタ(三椏)の花、三椏の「椏」の漢字は書けない

菩提樹は身を守る木
お数珠はその実で作られているなどガイドの話は良かった。

錦帯橋とお城と小次郎のソフトクリームは外せないポイントなので
最後の締めで小次郎の店へ直行
佐々木小次郎のソフトクリーム店の行列

佐々木小次郎大行列 それではと 宮本むさしの店へここも大行列  
宮本むさしの店も劣らず長蛇の列

錦帯橋付近 並んでいないソフトクリームの店発見
なんと 源頼朝 武田信玄を祖先にもつ格式のある店でありました。

2時20分河川敷駐車発 3時に広島到着でした。

楽しい一日天気と皆様に感謝です。

増田

Monday 5 March 2018

安芸の小富士~下高山(Aki no Kofuji~SimoTakaYama)

                      ※今回は中本さんの寄稿です 
2018.2.25() 
安芸の小富士(278.1m)~下高山(203.1m)
       
。     
今日の山は、広島湾の似島にある安芸小富士と下高山です。島内の、安芸小富士は北側、下高山は南側に位置し、両山とも山頂からの眺望がすばらしく、冬季の日だまり山行には最適だということです。天気予報は曇り、降水確率50%だが降雨量は少なそう。参加者は9(6、女3)
船の前方には安芸の小富士がそびえ、岸辺には似島学園の建物が見える。
似島は広島市南区内の島で、南区役所のページには、
「似島は、広島湾の南約3km沖にある、広島市最大の島。明治28年に旧陸軍検疫所が設置されて以降、第二次世界大戦終結まで、軍の島として歩んだ歴史がある。原子爆弾投下直後には、検疫所が臨時の病院になり、多くの負傷者が島に運ばれた。現在は、恵まれた自然環境の中、魚釣り、登山、ハイキングなどを楽しめるリゾートアイランドとして、多くの人に親しまれている。また、季節になると自然繁殖したホタルの観察もできる。」 とあります。

私には似島に関する知識はほとんどないのですが、小学生の時に臨海学校で来たというかすかな記憶があり、今回はそれ以来の似島になります

広島港発930のフェリーで似島に向います。船賃440円は乗船時に直接支払います。似島学園前の桟橋まで15分ほど、停船時間が短くアナウンスにせかされて船を降ります。
昼過ぎから雨の予報ですが、我が会の自称晴れ女さんは全く心配していないようで、頼もしい限りです。弱いながら日も差してきました。桟橋のすぐ前が学園の校門で、日曜日だからでしょう、人気のないグラウンドの端を通って体育館?前の登山口に向います。


いのちの塔(聖徳太子二歳像)

すぐ上に、「いのちの塔」が見えます。トイレを借り、ストレッチをして体制を整えます。同じ船で来たもう一組のグループも近くで準備体操をされていました。

いのちの塔の近くの広場でストレッチを入念に行う面々

1000登山口の階段から出発しました。
いのちの塔への道を右に見て進むと、削られて溝になった滑りやすい道が始まります。時々振り返ってカキ筏の並ぶ海を見ながら登っていくと国旗掲揚台のある場所に着き、一服します。ここからは木々に囲まれた道になり、15分ほどで尾根の分岐に出ます。左は似島港・下高山の方向ですが、まず分岐を右にとって安芸小富士を目指します。
登る途中にカキ筏と島々が見える典型的な瀬戸の風景、ふもとは似島学園の校舎、
一便前の船で来たというグループとすれ違いましたが、またどこかで会うことでしょう。真砂土となった滑りやすい道が続きます。岩場が現れ、家下(やじた)の集落や似島港、下高山への稜線などの景色を楽しみながら登ると、赤い航空標識灯の立つ頂上に着きます。
安芸の小富士の頂に到着!赤い鳥居の形をした航空標塔が私たちを出迎えてくれる
登山口から45分でした。案内図板が設置され、広島湾、広島市内をはじめ西から東へと素晴らしい景観が広がるのですが、霞がかかって全体にぼんやりとしています。やがて、登山口で準備体操をしていたグループも登ってこられ、お互いに集合写真を撮りあったりしました。
安芸の小富士の頂で、あれ!Yさんは?・・
ここから似島峠へ下って、次の下高山へ向います。景色を楽しみながら来た道を10分ほど下ると尾根分岐です。先ほど登ってきた学園からの道を左に見て直進し、シダの茂る道に入ります。滑りやすい坂を慎重に下り、青々とした竹が目立つ竹林を進みます。



竹藪の間の山路を通ると何故か気持ちが良い

すぐに次の分岐で、「少年自然の家・展望台」と「似島港(家下)」の標識があるので、右の似島港方向に進みます。


上ったり竹林の急坂を下ったりして約15分、次の「下高山登山道・少年自然の家」と「似島港」の標識がある分岐で左折して下高山登山道のほうへ進みます。ここからは篠竹の道になります。
オリエンテーリングの道標が立っていて、直進すると墓地との表示があります。

水仙が咲き乱れている
水仙が咲き乱れている
似島山頂からの風景、広島市南区宇品あたり

しばらく行くと視界が開け、元はミカン畑だったのではと思われる場所に白や黄色の水仙や紅梅が咲いています。

ピンクの紅梅が、咲きかけている、春は間近に・・・

やがて、眼下に少年自然の家やその先に広がる海が見えるようになり、新しい立派な墓が目立つ墓地を抜けると似島峠の舗装路に出ました。道の上の鉄塔にトンビが止まって唄っています。安芸小富士から45分でした。

瀬戸内海の風景とミカン畑のある典型的な島の風景
案内表示に従い、下高山登山口に向かって舗装路を左に進みます。カーブを回ってすぐ「下高山標高(203m)」の表示があり、右折して薄暗いコンクリート道を登ります。
左に折り返すとバイクが止まっていました。そこを過ぎると視界が開け、ミカン畑の向うに海が広がっていて、畑には人の姿がありました。バイクで畑に来られたのでしょうか? 
畑に沿って平坦な道を進み、竹林を過ぎると「下高山登山道の入口」と表示された分岐があるので敷設して登っていきます。左手に、時折覗く下高山やその手前のピークを見ながら上っていくと、「下高山山頂へ740m」の標識が立つ分岐に出ます。

さらに下高山へ
左折するとすぐ、右側に家下の集落や似島港、安芸小富士が見える場所があります。ここからいったん下って急坂を登りきると正面に山頂が見えてきますが、これが手前のピークで下高山はその向うです。
ところどころに赤いクイズ箱が、中にクイズ紙があります。いいね👍
正解がわかった方は、ここの赤いポストに答えを入てください。何かもらえるかも?

いいね!ピークからは目指す山頂とその下の大岩が目の前です。左側が大きく開けますが、崖のようで危険防止のキラキラ鎖が張られていました。


この危険防止の看板の後は、急峻な崖、注意!

少し下り、登り返して大きな岩の左を巻くと下高山頂上へ到着です。似島峠から50分でした。

下高山山頂の案内板

下高山の山頂には藤棚?
山頂での昼食後のくつろぎタイム
頂上の先客は、尾根似島学園分岐で出会ったグループでした。山頂には藤棚のようなものが立ち、ベンチと案内図板が設置されています。


正面()には目の前に江田島が、後()には安芸小富士が見え、眼下にはカキ筏が浮かぶ穏やかな海が広がっています。素晴らしい眺望でまさに360度の大展望なのですが、安芸小富士と同じく霞んでぼんやりしているのが残念です。

先客が出発され私たちが弁当を開いたところへ、安芸小富士で集合写真を撮り合ったグループが到着されました。

似島峠の舗装路に到達
2つのグループがほぼ同時に下山開始。似島港に向かってまずは登って来た道を下ります。15分ほどで下高山山頂へ740mの分岐へ着き、登ってきた道を右に見ながら直進します。林のなかの落葉で滑りやすい道を慎重に下り、山頂から30分で開けた荒れ地に出ました。そこから鉄塔のそばを通って似島峠の舗装道に降ります。


墓地から見えた、トンビが止まっていたあの鉄塔でした。舗装道へ出て左方向に進み、似島港を目指して坂を下ります。間もなく正面に家下の町並みが現れ、標識に従って集落の細い路地を桟橋へ向かいます。似島港にはフェリー出発時刻の40分前に到着しました。


似島港前の鳥居と街並み

心配した雨は一滴も降らず、予定通りの山行になりました。やはり晴れ女さんのお陰でしょうか?