Thursday, 25 June 2015

恐羅漢山~旧羅漢山 純白のオオヤマレンゲ

2015年 6月21日 (曇り) 

戸河内から内黒峠を越えて、恐羅漢スキー場のレストハウスへ
今回は総勢7名(男性5名、女性2)の参加があり、8:00に集合し2台の車に分乗し出発。

数日前まで雨が心配されたが、自称晴れ女のKさん参加により雨も逃げたみたいで、少し蒸し暑かったが新緑の中を気持の良い山行となる

広島森林管理署の看板
「恐羅漢細見峡自然林(恐羅漢地区)」の紹介で、ここは横川国有林です、と書いてある

スキー場を横目に、大きな看板を見ながら、ハイカーにとっては少し贅沢な登山道を出発!

このゲレンデの最上域は山頂近くまで切り開いてある
準備運動を済ませ牛小屋高原ハウスを10:10にスタートするが、熊が多く生息する地区なので、もちろん熊避けの鈴は必需品。

山道は広く、ゆったりしている
夏焼峠の砥石郷と恐羅漢山との分岐

夏焼峠から恐羅漢山へは、少し遠回りになるけど台所原経由の道を選択
ここからは熊に遭遇しないよう鈴を鳴らしながら、緑の林を楽しむ。

足しもとの「マムシ」にご注意! 

さんが危なかった!もう少しで、マムシをふんずけて、かまれるところだった!

後ろに続いていたさんの報告・・・

さんが、何に!これー!と叫び声をあげて、何かをまたぐと、一瞬、道の真ん中の草むらから、何か太いロープのような物が、斜め目の前の瓦礫の道を、スルスルと抜け、右の茂みに逃げる。その背に大きな、マムシの斑点が不気味に光るのを目撃した!」

この時、初めてマムシと判明。昼寝をしていた?マムシにとっても、迷惑なことで、お互い何もなくてホッとする。ちょっとした、貴重な体験であったが、ご注意、ご注意!


狙われた さんの足元
林道沿いにウドやタラの木が多く、タラの芽を少し採り天ぷらにしてもらおうとMさん持ち帰る
タラの芽が出ている
どれどれ、こいつは大きいタラの芽、てんぷらにするか!


林道から台所原の原っぱにでる
台所原から恐羅漢山頂上へは大きなブナの木の間を進む。大きなブナは驚くなかれ葉と葉の積もった土壌に8トンもの水を蓄えるとのことだ。小さなダムですね

ここからは、山頂への直登のコースは急坂で、半時はあえぎ、あえぎ、頂上は、まだか!まだか!と声がした。
ブナの林と急登坂が続く

恐羅漢山頂に到着。やれやれ、早速、お弁当だよ!
本日、参加の山ガールと山ボーイの面々

恐羅漢山頂にて、昼食のひと時
恐羅漢山での昼食時枯れ木の上でウグイスが見事な鳴き声。普通ウグイスは姿を見せないのだが、ここのウグイスは余程人馴れしているものと思えた。
ウグイスは熱心に歌の練習をしていました。歌の発表会でもあるのかな?
恐羅漢山頂より、約20分ぐらいで、旧羅漢山に到着
岩場の縁を縫って、いよいよお目当ての花を求めて
岩をよじ登ると、そこには、抜群の景色と、ちょっと斜め横にも大きな岩がある。


右上の岩の近くに白い花が見える。

ひとつの木に?咲いているようだ!
オオヤマレンゲ 白い花は、貴婦人を思わせる


今回の目的のオオヤマレンゲです!旧羅漢頂上の岩の裏側に立派に咲いていました。

オオヤマレンゲは正に山の中の蓮華で、純白の花は神々しささえ感じた次第です

この花を求めて、多くのハイカーが数々訪れ、賑わうっていました。

恐羅漢で見つけた動植物:
この写真は、さんがマムシに遭遇した林道に咲いていた花。

台所原分岐の付近でみたキノコ?
ナルコユリ
皆さん、何を見つめているのですか?かえるの卵!

白い花と思いきや、モリアオガエルの卵か・・

林道の草花を観察
 下山はスキー場を下りるコースをとるがササユリが意外と少なく残念。しかし、ギンリュウソウ・ナルコユリ・ヤマボウシ・コアジサイ等も見られ満足の山行だった。
ゲレンデのロープウエー頂上


ゲレンデの縁に咲いたササユリが、凜とした花を咲かせている。
以上、香口さんより

今回の恐羅漢ハイキングは、上天気とは云えないが、気温は、ほどほどで、山歩きは快適でした。

マムシ騒動も、もしもを考えたら、ちょっと大変なことになったかもしれないが、幸いにして、久保井さんが、一瞬早く気がついてくれたので、良かったと思っています。

また、お目当てのオオヤマレンゲ、山百合他もろもろの草花を見ることができて、山歩きプラスで、目と身体の保養ができました。