寄稿は山根さんです。
2023年6月25日(日曜日)今日は夏至から4日目、梅雨の最中である。
目指す山は、広島県北広島町芸北と島根県邑南町瑞穂の県境に鎮座する、西中国山地の盟主、阿佐山(1218㍍)と、その北方の峰である西ドーゲン(1217㍍)である。ちなみに阿佐山は東ドーゲンとも、南峰とも呼ばれ、ややこしい。
往路は、中国自動車道加計スマートICを下り、国道186号線を細見まで北上、そこから、さらに大暮川沿いの細見大塚林道を北々東へ走った。
9時5分。林道を跨ぐ陸橋(深山大橋)のたもとに駐車し、登山開始。曇り空だが、どうやら持ちそうである。
大暮川渓流沿いを進むと、すぐにツガの木が聳える尾関神社がある。
ぜんまい |
阿佐山登山口の看板 |
山頂まで3.9㌔とある。おそらく標高は820㍍位だろうか?標高差約400㍍を登ることになる。
10時35分、思いのほか早く二十丁峠に着く。
ちょっと渡るには こわーい 橋 |
道端のササユリ?が、我々を歓迎。 |
黙々と林の中を進む一行。 |
10時35分、思いのほか早く二十丁峠に着く。
左(北)に阿佐山、右(南)に毛無山(1082㍍)の標識。地図を読むと、標高は1030㍍位か。
辺りは、檜の多い雑木林から落葉広葉樹林に替わり、ブナやナラを中心にヤマボウシ・ナツツバキ・シャラなどが目立つ。カエデの類いは少ないように感じた。
11時20分、山頂に到着。目的の定かで無い頑丈な造りの小屋とアンテナが共に建っている。
この小屋の中には何が・・・? |
登山口からの所要時間1時間55分。木に下げられた阿佐山1218.3㍍の標識と一等三角点の石柱があった。
阿佐山、山頂に到着 |
一転、二十丁峠付近にはいなかった羽虫が、気になりだした。
スキー場ふもとへの案内板に従い、北に向かって下る。目指すは次の目的地の西ドーゲン(北峰)1217㍍である。
初めは、なだらかな下りを楽しんでいたが、徐々にきつくなる勾配に、折角稼いだ標高を失う、と惜しんでいる間もなく、11時45分、MTB(鞍部)の標識。おおよそ100㍍は下ったのか?再び、上りに挑む。
MTBの標識 |
蝉の抜け殻を発見 |
山頂を目前にし、巨石を廻る山道を倒木が行く手を遮る。藪漕ぎして進むと、右手にモダンなガラス張りの建物が見える。
12時5分、瑞穂ハイランドスキー場に出る。北に向かって降りるリフトの終点駅で昼食を摂ることにする。頭の周りを羽虫が覆う。うっとうしさに閉口しつつも、しっかりと食す。
瑞穂ハイランドスキー場 |
昼食後、南に下るゲレンデを少し歩き、上りの山道から垣間見えた展望台に上る。曇り空の視界不良の中、右から阿佐山(南峰)・広島市内方面・畳山(1029㍍)・四国山地・