Friday, 13 October 2017

大万木山 (Ooyorogi San)

大万木山 登山            (今回は、松浦さんの投稿です)

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今日はメンバー8名で、ブナの原生林やサンカヨウの自生地がひろがり、島根県民森のシンボルといわれる頂上部のなだらかな大万木山(標高1218m)の瀧見ルート(3.1K)を渓流に沿って登ります。

見ルートの案内板を左に、緑の森に分け入る

9時50分発 10時15分分着
門坂に車を止め最初は権現滝を目指します。
雨で水量の増した谷を左に見ながら緩やかな坂を熊除けの鈴の音と水の音を聞きながら、ミズナラ、イヌシデ、イタヤカエデ等の標札を見ながら登り左に約50m下がったところに、5段になり(落差12m)ブナ林を勢いよく流れ落ちる滝でした。

権現瀧へ立ち寄る、瀧の音が心地よい響き
夏でも水量は豊富

10時20分発 11時05分着
瀧の後は地蔵尊展望台を目指します。権現滝を横目に見ながらしばらく登ると避難小屋がありました。
避難小屋は、しっかりした建物

そこから少し坂を上り小さな橋を渡ると川は右手になり穏やかな坂を登ったところに一服岩があり皆で一休みです。


一服岩、名前が良い

少し進むと視界が開けたので期待しましたが、そこは舗装道で100m登ると再び山道で段々と険しくなってきました。途中ナナカマドの木を見つけて一休み、そのあと視界が開け、展望台に到着です。雨上りで空気も澄み、左に遠くの宍道湖、島根半島が、後方には三瓶さんが見えます。


地蔵尊の近くの展望台、ここから宍道湖が見える
この地蔵尊のある峠は古くは、出雲と備後を結ぶ交易ルートで峠越えの安全をお祈りしたそうです。
優しいお顔の地蔵さんです

11時15分発 12時着
地蔵尊にお祈りをし頂上を目指します。ここからは道幅も広くブナ林の間を美味しい空気を吸いながら鳥の声を聴いていると水飲み場に着きます。冷たく(年間7度)、美味しい水を頂きなす。あと400mで頂上です。


水飲み場で一休み
ブナ林から湧き出た水、うまい!
美しく林立したブナ、この山は懐が深い

道端の所々に、センリョウ (千両)が・・
水飲場を過ぎると頂上までの両端にサンヨウカ自生地(花は5月)があるのを、皆んな忘れ残念。

山頂付近の避難小屋、中に、壁に温度計など

山頂は25mの円形状の広場です。ブナ日覆われており展望がないので少し先の展望台を目指します。2分ほど進むと、山頂タコブナ(ブナの古木で、枝がタコの足のように伸びている、昔ブナが薪として利用されていた時代の名残)が見られます。

山頂タコブナと呼ばれる大ブナ

さらに2分進むと展望台があり、宍道湖、鯛の巣山、島根半島が見え、遠くに大山と思われる山まで見ることができました。

宍道湖、中海、大山が見えるぞ!、どれどれ!

先ほどの頂上に引き返し草むらに腰を下ろし楽しい弁当タイムです。達成感と美味しい空気、美味しい景色は最高です。デザートにSさんから梨と初物の柿をいただき本当に皆な楽しい一時でした。

大万木山に登頂、さっそく記念撮影

13時発
下りは権現ルートです。再度展望台に立ち寄り、下山開始です。距離も短く、穏やかな道なので楽勝を予想しながら、25分下った所に、突然大岩、岩窟が現れました。威厳のあるみごとな岩で権現さんをお祈りしている場所だとわかりました。


上を見れば、垂直にそそり立つ大きな岩壁

威厳のある岩場は大万木権現さん

少し紅葉、急坂により足元に注意!
少し進むと坂は急になり、2か所はロープのおせわになりやっと下りるという道です。さらに雨上りもあり道は滑りやすく、皆足先に神経を集中させ、そろり、そろりと下りますがそれでも滑ります。
下りでこんな状況だから登りだったら私はギブアップ宣言したかも

大きな岩の洞窟に
白糸の滝のよう

少し進むと大きな岩があり洞窟から湧き出た水が小さな白糸の滝のように見えます。
ここを過ぎると道も穏やかになり、木漏れ日のブナ林ロードの中をゆったりと気持ちよく下って行きます。


木漏れ日のブナ林ロードを行く

やがて谷の水音が聞こえてくると、瀧見コースと渓谷コースの分岐です。そこを通過し武智神社の鳥居に到着しました。


武智神社の鳥居をくぐって

権現コースは山頂までの距離は最短だが、最も急峻とのこと、この急峻をタップリ味わいました。14時30分着